【妄想ミーティング】本当に実現したいことは自らの「喜び」や「楽しさ」の先にある、ということ。

 
妄想を膨らますと、とにかく様々な意見が挙がりますよね。妄想は楽しくて、その場の雰囲気に任せて膨らませ続けると、「楽しかったね感」は残るものの、同じくらいの「で、結局なんだったんだっけ感」も残ります。

 

どうせなら、「楽しかったね感」と「心地よいモヤモヤ感」を持ち帰りたいですよね。
そのために必要なものが1つあるんです、というのが今回の妄想ミーティングでわかりました。
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どうも!大野です。
今日もよろしくお願いいたします。

 

 

妄想ミーティング in NABO.

 
この前、「本の町うえだ」についてNABO.で妄想を膨らませました。
<参考記事>【本】「本でまちを豊かにする」を実現するために必要な3つのこと。

 

この時は、「そもそも本の町って言われるということはどういうことなのか?」という話になり、それって「本の価値観や本のある生活を提案できる町になることじゃない?」とか、「本でつながることで町の多くの人がそこに居場所を感じられる町ではないか?」という話が出てきました。

 

で、町自体からそういう雰囲気を醸し出すためにはどうしたらいいんだろうか?という話で、やはり普通のことをやっていても面白くないし勢いがない、みんなが「異常値」と思えるほどの状態に持っていくためには、日本一を生み出すためには、どんなことをやったらいいか?という話になり、

 

・一年に一度大規模な「本の展示会」イベントをやっている町
・本が好きな人が集まる100人会議が開催される町
・本を書く人が遠くても書きに来たくなるような場所がたくさんある町
・みんな名刺の裏に「わたしのオススメ本」が書いてある町
・ほとんどの上田人が自分のオススメ本をやたらとススメてくる町

 

みたいなことが定着したら結構異常値だよねー面白そうだー!
と盛り上がりました。

 

 

盛り上がった場には「引きはがす問い」が最高に気持ち良い

 
でも、盛り上がり過ぎると妄想が楽しくなっちゃって目的を見失ってしまうこともあるんじゃないかと思うんです。
そこに鋭く突き刺さり、ドキッとするような「引きはがす問い」があると、最高に気持ちよくなってしまうのはドMのぼくだけでしょうか?笑

 

この時、ある天才みたいな青年がこう言いました。

 

「そもそも本好きな人は本屋があれば勝手に行くと思う。本の町うえだを目指すぼくらとしては、上田市に住んでいる本が好きじゃない人に本を好きになってもらいたいんですかね?」

 

んーシビれますね。
みんなが盛り上がっている中で「引きはがす問い」を出すのは勇気がいるし、本筋を見失っていれば出てこないんです。
イノベーションファシリテーター第一人者である野村さんの、

 

「イノベーションファシリテーターは「問い」のちゃぶ台返しをする存在」

 

という言葉を思い出しました。
 
<参考記事>【第4期IF講座】8月講座終了!「イラスト思考」と「未来シナリオ」から学んだイノベーションファシリテーターの役割。
 

 

 

本当に実現したいことは「喜び」のその先にある

 
ぼくがこの問いを出されて感じたのは、盛り上げて、本を好きな風に感じさせて、「本の町うえだ」を演出できればそれでいいのか?というと、なんか違うよなーということ。

 

本に魅力を感じている人たちが、本の魅力を伝えたくて、伝えた結果みんなから共感を得て大きなうねりを生み出したいと思うのなら、その町に住む人たちが自分事として共感することと、「本の町うえだ」をつくりたいぼくらの目的や想いが共通の土台の上に存在していなければいけません。

 

青年の問いは、「本」という切り口だけでみていると発想が狭くなり限界がある、ということにつながっています。ではどんなことを念頭に置いた方がいいのか?というと、こんな感じなんじゃないかと。
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ああ、絵がヘタでウマく表現できません。
誰か助けてください笑。

 

世の中には人がたくさん生きていて、人はおそらく、生きることを楽しむために、幸せになるために生きているのだろうとポジティブな仮説を立ててみます。で、人が「喜び」や「楽しさ」を感じる対象は人それぞれで星の数ほどたくさんあって、それぞれそれを得るために行動を起こす。

 

そしてきっと、「喜び」や「楽しみ」、つまり「幸せな感覚」を得るためのツールとして、例えば本や音楽や芸術やお笑いやスポーツやものづくりのようなものがあるのだろう、と。

 

そうやって考えていくと、自分が喜んだり、人に喜んでもらうために、「仕事」があるんじゃないかなーというところに行き着きます。そして、人と人とが「仕事」を通じて「幸せな感覚」を交換していくことで、この社会は生きやすく、良くなっていくんじゃないのかな?

 

んー、、、考えすぎかもしれませんが、でもやっぱり「本」というのは一つの切り口であって、すべてではないということは常に意識していなければならないことだなと、青年の問いによって考えさせられました。

 

 

まとめ

 
自分の住む町がどんな町ならうれしいか?というお題で少し話をしたところ、
・みんながイヤイヤ何かをしているわけではない町
・居心地の悪い強制力がない、関わりたいと思ったときだけ関われる町
・みんなが何かしらの行動を起こしている町
・目に力を持っている人が増えたらいいな、、、

という、ホントそうだ!と共感しかない意見が。
本当にそうだなぁ~、、、としみじみ。

 

ぼくは今まで自分の住む町をどうしたいとか、どんな町にしたいかとかまったく考えたことがありませんでした。むしろ個人主義であまり人と関わらずに生きていけたらいいのにな、、、と思うことの方が多かった気がします。

 

でも心の底では、ストレスなく自分の気持ちを潰されることなく人とつながりながら生きていけたらどんなに世界は素晴らしいだろう、と思うこともあったんです。妄想ミーティングでそんな気持ちがフツフツとよみがえってきました。

 

こんなに面白くて前向きに考えている人たちが周りにいるのなら、もしかしたら良くできるかも、諦めなくてもいいかも、と。

 

 

そんな前向きな気持ちと一緒に、1つのものにとらわれず高い視座で思考し、でも実際の行動は小さなこと地道なことの積み重ねである、という意識も持てました。

 

何かできるカモ、、、
そんな妄想が膨らんだ、とある日の妄想ミーティング。

 

それではー!

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。