一番下の娘が今、長野県上田市にある上田女短付属幼稚園ってとこに通っています。先日運動会があったのですが、そのときに感じたこと。
上田女子短期大学附属幼稚園- 「生き生きしている子ども」「健康な子ども」「心の豊かな子ども」を育む -育児 教育 長野 上田
上田女短付属幼稚園は、保育士を志す人達が集まる大学の敷地内にあります。なので、当然ながらそこの大学に通う学生はみんな保育士の卵。
運動会の時には多くの学生がスタッフとしてお手伝いしてくれるおかげで、進行はとてもスムーズで素晴らしい運動会でした。こんな流れるような運動会はそうそう見れませんよ!
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金メダルの意味
それも素晴らしかったのですが、一番素晴らしいなと思ったのは最後に園児に金メダルを渡すシーン。先生が金メダルを園児の首に掛けながら、一人ひとり優しく抱きしめていたのです。
オリンピックなどで言えば、金メダルは「No.1」の証ですよね。でも大抵の幼稚園における金メダルの意味ってとってもぼやけています。
だけど、この幼稚園の金メダルに込められた想いは明確です。園児を抱きしめ、「あなたのことを大切に思っている」ということを伝えている。
競争して、No.1になるから価値があるのではなく、生まれてきてくれて、健康に育ち、ここでこうやって出会うことができて、運動会に出ることができた。それがとても素晴らしいことで、あなたがいまここにいるだけで、その存在に価値があるんだ。だから金メダル!と言ってくれているような気がしました。
年長を受け持っている一人の先生は、園児を抱きしめながら感極まって泣いちゃってました。そら私ももらい泣きしちゃいますよ。笑
何ができるか?ではなく、その存在が大切
渡辺和子さんのこの本、遅ればせながら読みました。
その中に、渡辺さんが理事を努める大学の生徒の目に留まったメモによる気づきが書いてありました。
生徒のメモ
最近こんなCMがありました。「いのちは大切だ。いのちを大切に。そんなこと、何千何万回言われるより、”あなたが大切だ”誰かにそう言ってもらえるだけで、生きてゆける」
近頃、この言葉の意味を実感しました。”私は大切だ。生きるだけの価値がある”そう思うだけで、私はどんどん丈夫になってゆきます
渡辺さんの言葉
人間の価値は、なにができるか、できないかだけにあるのではなく、一人のかけがえのない「存在」として「ご大切」なのであり、「宝石」なのだということ。
上田女短付属幼稚園の運動会は、それを子どもに肌で伝えている気がしてちょっと感動しました。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!