photo credit: Nelson Lourenço via photopin cc
もうすぐ週刊少年ジャンプで連載されていた忍者モノのマンガ「ナルト」が連載終了とのこと。んー残念。
マンガ・アニメには、ずーっと続いているものとどんなに面白くても途中で終わってしまうものがあります。その違いはなんなんでしょうかね?
ちょっと考えてみたのですが、結論はズバリ「キャラクターが成長するか?しないか?」でしょう。
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続いているマンガ・アニメ
永遠に続くんじゃないか、、、と思わせるようなマンガ・アニメがありますよね。作者が亡くなってもまだ続いているものばかり。ドラえもん、クレヨンしんちゃん、サザエさん、ちびまる子ちゃん(これは作者亡くなってません)あとアンパンマンとか。
アレって、その1話の物語の中で瞬間的に成長することはあるかもしれませんが、持続的な成長はありません。住んでいる町も、年齢すらも変わらないんだから。アンパンマンはまあ日常の風景ではないし、人間的ではないので年齢なんてないでしょうけど笑。
続かないマンガ・アニメ
では、めっちゃ面白いのに続かないマンガ・アニメはどうでしょうか?
ナルトとか、ドラゴンボール、あとなんだ。いっぱいあるはずなのに思い出せない。うしおとトラとか笑?懐かしいな。でも大抵、その物語の中で持続的に成長していくようなものは、必ず途中で終わります。
人間と一緒
そうなんです。人間の命と一緒です。
持続的に成長することはできるけど、それは死ぬまで。必ず終わりがある。
そうやって考えると、終わりがあるから成長していけるんだし、終わりがなければ成長しないんだろうなーなんて思います。
これは、作者の心の中にあるものに大きく関係している気がします。
普通、物語の中で成長しないキャラクターを描きますかね?もし自分がマンガ家なら、その世界の中で生き生きと成長していく主人公を描きたいと思うハズです。
終わりがあるのが分かっているからこそ、ダイナミックな変化を描けるし、瞬間的に心に響くストーリーが描けるのかもしれません。
終わらないマンガ・アニメは大きく変化しません。日常を描いているのなら、日常から逸脱しません。だけど、「なんかいいよなー」「安心するわー」見たいなものが、名作としてずーっと残ってゆくのです。
サザエさんが終わる日
おそらく、波平のてっぺんに生えてる1本の髪の毛がもし抜けるようなことがあれば、サザエさんは終了でしょう笑。
ずーっと続いているマンガ・アニメも、その思想を理解せずに1回でも変化を求めてしまえば崩れてしまうような、とても危ういバランスで立っているのではないかと思います。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!