榎本英剛さんの「本当の仕事 自分に嘘をつかない生き方・働き方」という本の中に、こんな話を見つけました。
- 作者:榎本 英剛
- 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2014-12-19
双子の姉妹がいました。父親は浮気をして、まだ2人が幼い頃に家を出ていってしまい、母親はそれもあって毎日のように酒浸り。ついにはアル中になってろくに子育てもできない状態になってしまったそうです。
さて、その双子の姉妹はその後どのような人生を送ったと思いますか?
1人は非行を繰り返し、麻薬にも手を出して刑務所に出たり入ったりの人生を、もう1人は苦学して弁護士試験に合格し、同僚の弁護士と結婚して幸せな人生を送っているそうです。
同じ家庭環境に育った双子でありながら、このように対照的な人生を送った2人に興味を持ったテレビ局が、ある時、2人を別々にインタビューし、「あなたはどうして今のような人生を送ることになったと思いますか?」と聞いたところ、2人からまったく同じ答えが返ってきたというのです。
「そりゃ、あのような家庭で育てば、誰だってこうなりますよ」
すべてはあなたの意味づけ次第
この姉妹、自分が置かれた家庭環境に対して、「こんな生活は絶対にイヤやん!」と思うか、「こんな生活なんだからわたしがおかしくなるのは当然やん!」と思うかで、180度まるっきり正反対の道へと突き進むことになったわけです。
これは、本人の意味づけ次第で人生はドラマチックに変わっていくというわかりやすすぎる例ですよね。
ポジティブな意味づけができるか、ネガティブな意味づけをしてしまうか、どっちをすれば自分の本当に望む方向へと向かえるのか。捉え方一つでこんなにも変わってしまうのであれば、良い道に行ける習慣を体に染み込ませておいた方がいいでしょう。
「よかった確認」は最強の習慣
以前、ブロガーのちきりんさんのおかーさんの「よかった確認」という習慣をご紹介しました。
<参考記事>【良習慣】人生を自然体でより良く生きるために「よかった確認」を習慣にする
これは、
物事には良い面と悪い面があるのです。どうせなら良い面をより多く見て生きていけば楽しく暮らせます。わざわざ悲観的に考える必要など、どこにもないのです。
という、素敵な考え方です。
意味は自分で見つけるもの
意味なんて、無いと思ってしまえばその瞬間に消えてしまい、あると信じればそこに強烈に存在し始めるもの。
悲観的に捉えればネガティブな意味になるし、ある意味楽観的に捉えればポジティブな意味になるもの。
誰かに押しつけられるものではなく、誰も押しつけることができないもの。
他者の中には見つからず、自分の中に自然と立ち上がってくるもの。
目の前で起こっているどんなことにも、きっと意味があると思って、それを勝手な解釈で良い方向に持っていく意識さえ持っていれば、人生なんて勝手に良い方向に向かっていくんだろうなと思います。
人生は複雑なようで、ものすごくシンプルなのでしょう。
まとめ
例えば目の前で起きていることを「あの人が邪魔をするから」「期待通りに動いてくれないから」「全然助けてくれないから」なんて言いながら、他者の中に意味を求めてしまうと、もうそれ以上身動きが取れなくなってしまいます。
「意味は自分で見つけるもの」
「どうせなら起きていることの良い面を見てみよう」
目の前で起きていることはすべて正しくて、そこにどうやって考えれば「ポジティブな意味」を見出せるか?
こんな風に常に意識してれば、すべてがうまくいってしまうものなんですよ!きっと!
だから、今湧き上がってきている気持ちに素直になってみればいいのです。
その気持ちが湧き上がってくることには、必ずポジティブな意味がある。
悩む必要はありません!あなたもぼくも、絶対大丈夫!
さあ、動けー!!!
それではー!