ちきりんさんのこの本、キンドルで安くなっていたので買って読んでみました。
まだセール中?この本が約300円で読めるなんてお得過ぎ。
そこに出てきたちきりん家の「よかった確認」という習慣のお話。
テキトーな感じのスゴイブロガーが言うこと
どんなに絶望的に思えることでもその中に何らかの意義を見いだし、「よかったね」と確認するというもの
だそうです。
ちきりんさんのお母さんはこれの天才だそうで、
道に迷ったときに「ダイエットになってよかったね」というくらいは序の口で、誰かが飲み物をこぼすと、床を拭いた後、「汚れていた床の掃除ができてよかった」といいます。
中でも印象的な「よかった確認」が、ちきりんさんが大事な仕事に寝坊をしてしまい遅刻したときでさえ、
そんな大事な日に起きられないなんて、相当疲れていた証拠よ。もしも起きられていたら、無理がたたって病気になったかもしれない。起きられなくて(倒れる前に体力が回復できて)本当によかったね」といってくれます。
だそうです。普通、「バカだなー!」とか「社会人なんだからもっとしっかりしなさいよ!」とか言って、どうして起きられなかったか掘り出して「今度からこうした方がいいんじゃない?」とか説教と対策についてしゃべってしまいそうです。
なんてつまらない答えなんでしょうか笑!ちきりんさんのお母さんと冷静に比べてみると、人生や物事の捉え方の前向きさに雲泥の差があるなーと思います。
そして、ちきりんさんはまとめで、
物事には良い面と悪い面があるのです。どうせなら良い面をより多く見て生きていけば楽しく暮らせます。わざわざ悲観的に考える必要など、どこにもないのです。
と、言っていました。
キリスト教のすごい人が言うこと
で、このちきりんさんの言葉と同じようなことを書いている本にこの前出会いました。
この本の著者である渡辺和子さんはキリスト教の人で、今はノートルダム清心学園の理事長だそうです。以前ベストセラーになった「置かれた場所で咲きなさい」という本の著者でもあります。
この本で書かれていたこと。
(実家にあった本を読んだだけなのでうろ覚えなのですが、、、)
ある修道院で、毎朝焼きたてのパンが配られます。かまどで焼くため、そのうちの何個かは真っ黒に焦げてしまうことがあります。パンを上から順番に取ってお皿を回していくのですが、焦げたパンに当たったひとりの修道僧が「また焦げたパンが来た。いやだなー」と思いながら取り、次に回しました。次のパンも焦げていたのですが、その人はパンを裏返しにして裏は焦げていないのを確認すると、「裏側は焦げていなくて美味しそうだ。よかった。」と言ったそうです。
この話の後に書いてあったこと。確かこんな感じ。
物事には必ず裏表がある。つまり、不幸の裏側に幸せがあるということ。幸せとはつまりそういうことで、そのことに気づけるか気づけないかで、人生は大きく変わる。
まとめ
どんなことでも良い面と悪い面があり、それらは表裏一体なのだということです。
失敗をしたとしても、絶望的な出来事が起こったとしても、予期せぬ事態が我が身を襲ったとしても、その裏側には必ずそれと同じくらいの大きさの良いことがある。
逆もまた然りなのかもしれませんが、、、
悪い面ばかりを気にしていると、心がギスギスして小さくまとまっていく自分を感じたことがあります。
ちきりんさんが言う通りどうせなら良い面をより多く見て楽しく生きよう、というお誘いに乗ってみようかと思います。それが心の余裕を生み出し、一時の感情に流されずに、あるがままを受け入れて自然体で生きていく秘訣のような気がしました。
「よかった確認」は、我が家でも習慣にして行こうと思います。
今までのネガティブな自分、つまらないことばっかり言っていた自分がいたからこそ、家族が楽しく生きていけるヒントに気づけた。
よかったよかった。
それでは!