【子育て】子どもに大切な価値観を伝えたいときにやってはいけないこと。

 
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photo credit: tuli nishimura via photopin cc

 

ご飯を一粒も残さずにキレイに食べることが食べ物を粗末にしていないという感謝の表れで、作ってくれた人をリスペクトすることにつながっているのだ、という価値観がありますよね。私も昔は白米をキレイに食べることが良いことだと教えられ、褒められるしキレイに食べると気持ちよかったのでよくそうしていた記憶があります。

 

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これっておそらく、食べ物が貴重だった戦中戦後を生きてきた人達の価値観です。今日テレビを見ていたらおじいちゃんおばあちゃんに育てられた人が、白米を一粒残さず食べる習慣を持ったというシーンがありました。

 

でもそれが習慣になった理由が、「ご飯を一粒残さず食べないと恐ろしいことが起こるぞ!」とおじいちゃんに言われていたからだということなんです。

 

食べ物を大切にすること。作ってくれた人達に感謝をして、丁寧に食べること。
これってとても素敵なことだと思うのですが、自分が大切だと思う価値観を子どもや他人がそうするように、無理矢理仕向けて価値観を押し付けるのは、なんだかとても残念なことなんじゃないかと思っちゃいます。

 

だって、「ご飯を一粒も残さずにキレイに食べることが食べ物を粗末にしていないという感謝の表れで、作ってくれた人をリスペクトすることにつながっているのだ」という気持ちの前に、ただの「クセ」でご飯をキレイに食べているだけになっちゃいますもん。
 
で、本質を知らずに自分ができていることって、誇らしげに人に押し付けたりするようになります。
他人がそうしていないと気になって気になって仕方なくて、同じように押し付けてしまう。

 

この場合順番って大事な気がしていて、体に染み付いているその習慣の根本の部分が大切だと私は思います。
思考を回すことなく強制的に染み付けられた価値観、「警察に捕まっちゃうよ!」みたいな脅しや怖れによって染み付くイメージでは、本質的な部分に辿り着くことができないんじゃないかと。成長して学んで、本当の意味が分かったとしてもイメージが邪魔をして、本心からその価値観の根本の部分・本質の部分を楽しめない。

 

 

まとめ

自分が大切だと思う価値観を押し付けたり、強制的に染み付けるのはNGだと思います。
それは相手のその後の人生に大きく影響し、生きにくさ、余計なこだわりにつながっていきます。

 

その考え方・価値観がなぜ大切なのか?
本質の部分に辿り着くために知らないうちに思考を回してしまうような問いかけが必要です。

 

かなーり難しいんですけど、、、
まずは自分が気づいて考えを深めたり学ぼうと思うことが大切ですよね。
ということは興味を持ってもらうことが一番の近道です。

 

子ども達に何を伝えたいか?本当の意味で「伝える」ためにはどうしたらいいのか?
モヤモヤしながら接する毎日です。

 

 

あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!
 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。