ほとんどの「悩み」の原因は人間関係にあるとぼくは思います。
比べて、争って、憎んで、妬んで。
自己嫌悪に陥り、また他人と自分を比べて、安心したり不安になったり。
あーやだやだ。
でも、それってなんでなんだろう?と考えてみると、「どうしても他人に目がいってしまう自分」が原因なんじゃないかなと思うワケです。なんというか、今の自分を肯定するために、他人を利用している、とでも言えばいいのでしょうか。
他人の目が気になる
何か新しいことを始める時、自分がやりたいと思っていることをやろうとするとき、多くの人が「他人の目」を気にします。これは日本人の体に染みついた習慣というか、DNAなんじゃないかとも思えてきます。
でもそれって悪いことばっかりじゃなくて、そのおかげで日本人は空気を「読む」のが習慣になり、相手を思いやる「おもてなし」の心が育つんじゃないかなーとも思ったりするワケで。
人は1人ひとり絶対に違います。みんなとおんなじ風に見える人は、何かしら心の中に湧き立つものを押し殺して日常を過ごしているのだと想像します。
「こんなに目立ったら嫌われるかもしれない」
「こんなこと言ったら仲間外れにされるかも」
とか思って、みんなと同じ方へと、安心サイドへと流れていくのです。
我慢した代償は「純粋な自分」です。
絶対に守らなければならない!という自分の信念はがんばって貫き通すとしても、それ以外の我慢は即ストレス!なるべく排除したいですよね。
他人に期待を寄せてしまう
「なんであの人はこうしてくれないのか?」
「これはあの人の仕事なんだからこうすべき!」
「経営者なんだから部長なんだからこうあるべき!」
ってよく思っちゃってたんですよね~。
でも、最近やっと「期待を他人に寄せても何もいいことがない」ということに気づきました。
当たり前ですが、人間だれしも自分の人生しか歩めません。
なのに他人の言動や行動をいちいち気にして振り回されているとしたら、それに費やした時間や失ったやる気は、「自分の思い方のせいで自分のために使えなかった時間」として消えていきます。
「期待は他人に寄せるものではなく、自分に寄せるもの。」
坂爪さんの言葉の中で、ベスト3に入るくらい好きな言葉です。
「誰かのため」とか言っていないで、自分のために生きること。ー 期待は自分自身に寄せるものであって、他人に寄せた瞬間に甘えになる。 – いばや通信 http://t.co/pz1vDUfbcd
— 坂爪圭吾 (@KeigoSakatsume) 2015, 3月 11
どうしたらいいか?
「他人の目を気にしない」「他人に期待をしない」ができれば、人間関係のストレスつまりほとんどの悩みは解決できるハズです。きっとおそらく、他人はそこまであなたに興味がありませんし、期待して欲しいなんてちっとも思っていないでしょう。
でも他人の気持ちが推し量れないから、勝手にドキドキして勝手に妄想して勝手に傷ついていきます。「要するに心の持ちようです!」みたいな話になりがちですが、それができれば苦労はしないって話ですよね。。。
このままでは何の解決にもならないので、頭を1ひねり2ひねりしてみました。
人間関係でストレスをかかえるあなたがするべき1つのこと
思いつきました。そうです。「他人の目を気にしない・他人に期待をしない自分になる」練習をすればいいんだ。ぼくが思いついたのは、この2つを統合した「見返りを期待しない」練習です。
具体的に言いますと、
「毎朝、すれ違う知らない人10人にあいさつをする」
です。
は?何それ?って感じじゃないですか!
「人間関係で落ち込んでるのに、知らない人にあいさつなんてできねえだろ」って笑。
ちょっと一緒に考えてみて欲しいのですが、朝すれ違う人にあいさつをしない人って結構いると思うんですよ。
で、なんであいさつしないか考えてみたんですが、おそらく「知らない人だから」ということで、さらに言うと「知らない人にあいさつしても返事が返ってこない気がするから」だと思うんです。
つまり、「見返りを期待している」ワケです。
期待した分、返ってこないとショックなワケです。
ショックを受けるかもしれない自分に対する予防措置として、「知らない人にあいさつをしない」ワケですよ。
でもこれ、「見返りを期待しない」ということだけ決めて行動すればどうかな?と思ったんです。
「あいさつしても、相手があいさつを返してくれないのは当たり前のことだ」と思いこむんです。そうすると、もしあいさつをしてくれる人が10人に1人でもいてくれると、最高にハッピーな気分になるじゃないですかー!あー素晴らしき日々笑。
「見返りを期待せずにあいさつをする」
これができるようになると、「他人の目を気にしない」と「他人に期待をしない」が両立できているという状態になります。
まとめ
と思い立ってから、まずは毎朝会社に行く途中ですれ違う知らない小学生や中学生に片っ端からあいさつするようになりました。いやー結構気持ちいいですよね。あいさつって。
<参考記事>【良習慣】あなたは挨拶の大切さをこどもに説明できますか?ついつい気持ちの良い挨拶がしたくなってしまう2つのウンチク。
日々できることから習慣にしていく力ってとても大切だと思います。
きっとそこから人生変わっていくんです。
些細なことでもいいから、思いついた習慣を実践していきましょう。
それではー!