「会社辞めたい」と心の中でつぶやいている人に是が非でも読んでいただきたい珠玉の1冊を紹介します。

 
ぼくが今の会社を辞める宣言をしてからしばらくの間、たくさんの方々に心配していただき、感謝の気持ちでいっぱいになり、心が温かくなりました。本当にありがとうございました。

 

引き留めてくれる人もいたり、出向とかして場所を変えて働けるようにと動いてくれたり、部署移動するなら何とかしてやる!と言ってくれる人までいました。なんと嬉しい!

 

逆に、「おめでとうございます」と言ってくれたり、「応援してるよ!」と言ってくれる人もいて、涙がちょちょぎれそうでした笑。

 

 

初志貫徹

 
ぼくは弱い人間なので、多くの人の優しさにかなり気持ちが揺さぶられ、どうしようかと悩みましたが、最終的にはこれを読み直してもう一度決意を固めました。
 

 

 

心がざわついて、燃えてくる言葉がちりばめられている本です。
ぼくの今の気持ちは、1年くらい前に読んだこの本から生まれたのかもしれません。

 

「会社辞めたい」とぼやいているみなさん、心して読んでください。
ヤラレますよ笑。動きたい衝動が抑えられなくなるかも。
それではタローさんの名言を、くらえ。

 

 

ほんとうに生きる、ということ

 

人生に挑み、ほんとうに生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれかわって運命をひらくのだ。それには心身とも無一物、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、命は分厚く、純粋に膨らんでくる。今までの自分なんか、蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。

 

仮に親の顔をうかがって就職し、安定を選ぶとしようか。が、それが青年自身の人生なんだろうか。”俺は生きた!”といえる人生になるだろうか。そうじゃないだろう。自分自身の生きるスジはだれにも渡してはならないんだ。この気持ちを貫くべきだと思う。

 

食えなけりゃ食えなくても、と覚悟すればいいんだ。それが第一歩だ。その方が面白い。

 

覚悟はそこにあるんだ。
ほんとうに生きるっていうのは、そういうことなんだ。

 

 

ほんとうに生きるということは、いつも自分は未熟なんだという前提のもとに平気で生きることだ。

 

 

悩んでないで、動いて、命をひらく

 

ただ、自分で悩んでいたってだめだ。
会社をやめて別のことをしたいのなら、あとはどうなるか、なんてことを考えないで、とにかく、会社をやめるという自分の意志を貫くことだ。

 

結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか。

 

 

最大の敵は自分自身

 

人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。いのちを賭けて運命と対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、また敵なのである。

 

 

好奇心を原動力にする

 

言いかえれば、人生、即、芸術。
誰でもが好奇心を大いに発揮して、真剣に、無条件に、人生をひらいてほしい。

 

人間、自分を大切にして、安全を望むんだったら、何も出来なくなってしまう。

計算づくでない人生を体験することだ。

 

 

期待は自分に寄せるもの

 

そもそも自分を他と比べるから、自信などというものが問題になってくるのだ。
わが人生、他と比較して自分をきめるなどというような卑しいことはやらない。ただ自分の信じていること、正しいと思うことに、わき目もふらず突き進むだけだ。

 

 

出る杭は打たれる、上等!

 

いつでも「出る杭は打たれる」。
だからといって気を遣って、頭を引っ込めてしまっては、人間精神は生きない。逆に打たれなければー「打ってみろ」と己をつき出す。打たれることによって、自他をひらくのである。ますます拡大して爆発する存在になるのだ。

 

 

その瞬間を全力で生きろ!

 

ほんとうに生きがいをもって、瞬間瞬間に自分をひらいて生きているかどうか。
システムのベルトコンベアーに乗せられ、己を失って、ただ惰性的に生活を続けているというのなら、本質的に生きているとはいえない。

 

人間は弱いし、自分が大事だから、逃げたがる。頭で考えて、いい方を選ぼうなんて思ってたら、何とかかんとか理屈をつけて安全なほうに行ってしまうものだんだ。かまわないから、こっちに行ったら駄目だ、と思う方に賭ける。

 

人間本来の生き方は無目的、無条件であるべきだ。それが誇りだ。
死ぬもよし、生きるもよし。ただし、

その瞬間にベストをつくすことだ。現在に、強烈にひらくべきだ。

 

 

まとめ

 
「会社を辞めたい」と思う理由は2つあります。
それは、「希望と違和感」です。

 

希望は、「もっと面白いことをしたい!」「具体的にこんな仕事をはじめたい!」「好きなことを片っ端からやってみたい!」という好奇心、行動の原動力になるもの。

 

違和感は、「何か最近おかしいな」「自分はどこにいった?」「あれ?何でこんなに心が痛いのかな?」「そもそも何のために働いてるんだっけ?」みたいな感覚。それが膨らむと、「まあそんなもんだよね」「仕方がないよ」「新しいことはもうしたくない」「テキトーに働いて生活できればいいや」となっていきます。

 

どっちが先かはわかりませんが、2つのことが重なるタイミングで体が勝手に動いてしまいます。

 

タローさんは「希望と違和感」の向くままに進めばいいんだと背中を押してくれます。
「失敗したっていいじゃないか、その方が面白い」と。

 

 

さあ、今日もやってやりましょうかー!
それではー!

 

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。