古本を扱っているおしゃれカフェNABO.(ネイボ)さんで開催されたイベントに参加した時のレポートをします。
「子どもが学校に行かなくなった。」
そうすると、たいていの親や大人は何としてでも子どもを学校に行かせたいと思うんじゃないでしょうか。
でもなんでだろうか?
「何で学校に行かなきゃいけないの?」という質問に、納得できる答えを出せる大人も少ないんじゃない?
その子にとっての「学校に行く目的」ってなんだろう?
学校は、その子が生きていく上でどんな影響を与える場所なんだろう?
というような深い「問い」が湧きあがってくるワークショップに参加したんです。
その子になりきってみたり、その子に関わる大人たちになりきって、「問い」を主体的に自発的に、自分自身へと向けることができるとても新鮮な体験だった。
主催していたのは、サムガクのスタッフの方々。
サムガクって?
サムガクは2004年に「自らの進むべき道を探す学び舎」として生まれた、上田市にある日本一小さな学校。
設立を描いたノンフィクション映画「サムライフ」で有名になりましたね。
生徒は約30名で、年齢層は13〜42歳と幅広い。(2016年1月現在)
なんと年齢制限はないそうです。
大切にしているのは、
「何かを教える・教わるではなく、自分で気づく」
「勇気・自信を取り戻して自立する」
「自分の中の限界を超える」
ということでサムガクでは、みんなが自己決定・自発的行動ができる場づくり雰囲気づくりやイベントをされています。
NPO法人(特定非営利活動法人)として活動されています。
「非営利活動」というのは、「職員個人の利益を追求しない」ということ。社会的課題を解決していくために、そしてそれを継続していくために、活動にかかる費用や事業収入は確保していかなければならない、ということで寄付による支援をお願いしています。
寄付の方法は3種類あり、
お金で直接寄付する! → Just Giving
古本で寄付する! → ホントノミライ
書き損じのハガキで寄付する! → ハガキフ
という方法があるようです。
ぼくもまだ寄付したことありませんが、活動に共感したので寄付しようと思います!
どんなワークショップだったの?
一言で言うと「その人になりきって気持ちを知る」ワーク。
今回は、不登校とか引きこもりと言われている子どもの気持ちを想像しました。その生活環境は?時期は?学校に行かなくなったタイミングでどんなことが起こったのか?を具体的に想像してみながら、その気持ちを自分の中に落として言葉にしてみるのです。
それができたら、その子と様々な思惑を持った大人たちが話をする場をつくってみます。
役割を決めて、また「なりきる」のです。
ぼくは、再婚した男とラブラブしている母親にかまって欲しい「たけしくん」の役をやりました笑。
どうだったか?
いやーとっても面白かった!
ワリと真面目になりきってみたら、気付いたら初対面の方に「お前は黙ってろよ!」と言っていました笑。
すみませんでしたー!
ぼくがこのワークで感じたのは、人間誰しも
「自分そのままで受け入れられることが嬉しい」
「多くの人が思う”常識”が誰かを苦しめている」
ということ。
「学校に行かなきゃいけない」「普通は行く」みたいな大人の常識が、子どもを苦しめる場合があるけど、そもそも行かなきゃいけない理由、◯◯しなきゃいけない理由って別にないんじゃない?って思いました。
日本では「みんなと同じ」が「良い」というような意味不明な力が働く場所がたくさんあります。
同調圧力って言えばいいのかな?
みんなそれぞれ違ってるのが当たり前なのに、「みんなと一緒」である子とに何の違和感も持たなくなる方がやばい気がするんですが、実際は逆で、素直で純粋な自分を出して生きることには結構なエネルギーが必要なんですよね。
素直に純粋にしか生きられないような(今のぼくが見ればとても素敵な)人が、「常識」を押しつけられ苦しい思いをしているのかもしれないなと感じました。
まとめ
サムガクが大事にしていることをスタッフさんがもう一つ言っていたのが、「その子になりきって一緒に考える」ということ。このワークショップはまさにそれを実践する入り口。なりきることで気づくことがたくさんあることに気づきました。
サムガクに興味を持たれた方は、是非ワークショップに参加してみてはいかがでしょう?
誰に聞けばいいのかぼくもよくわかってませんので笑、興味のある方はフェイスブックでぼくに連絡ください!多分次のワークショップの情報提供くらいはできる、、、と思います。
サムガクのウェブページ。
認定NPO法人 侍学園スクオーラ・今人
イベントを毎日開催しているNABO.(ネイボ)には、毎日人が集まってつながって、日々の生活を楽しく豊かにしていく場所になりつつありますな。
そんなネイボを運営しているバリューブックスは、誰かの不要になった本を買い取り、必要な人へと渡していく、世の中に本を循環させる素敵な仕事をしているということがわかってきました。
なんか、バリューブックスに本を売るだけで、上田のまちが良くなって、世の中が良くなって社会貢献になる気がしてきました。古本売って応援しよ。
送料無料で古本買取 バリューブックス
と、ぼくも今度ネイボでイベントやらせてもらいますので宣伝!
気づけばあと2週間!
ここで「ぐちゃバラ」の著者、西邑さんの比較的真面目なプロフィール紹介をしておきます!—–
株式会社ワークスアンドシンプリシティ代表
組織人材コンサルタント&ファシリテータ…Posted by 大野 晃義 on 2016年1月25日
本の著者である西邑さんというおじさんが来てくれます。
読書会と言っても、難しくなく、読んで来る必要もなく、フューチャーマッピングっていう面白そうな手法を使ったワークショップをやる気楽なイベントですので興味のある方は是非。
それではー!