ミーハーアンテナにビビッと引っ掛かった「Salmon1000」主催のイベントに参加。
面白法人カヤックという会社の「柳澤さん」というなんだかスゴそうな人が上田に来てくれて話を聞けるイベントがある、ということでHanaLab.unnoへ。
しっかし、上田はなんでこんなに面白い人たちがたくさん来てくれるんだろうか、、、不思議。
面白法人KAYAC 代表取締役 柳澤大輔氏 講演会 【上田市】
お腹の底から笑ったのは、コロコロチキチキペッパーズがキングオブコントの優勝ネタ以来だったので、いてもたってもいられず書きます笑。
面白法人カヤックとは?
なんだかいろいろなことをやっている会社で、つかみどころがありませんでしたが、業務内容は「日本的面白コンテンツ事業」と書かれていました。とにかく「面白いことをする法人」であることには間違いないなと感じました笑。
代表的な仕事は?
あんまり真面目な部分を書きたくない気持ちなのですが、素晴らしい活動をたくさんされているので一応1つだけ書いておきます笑。
100年以上変わらない黒板の歴史を変えて、授業も、先生も、生徒も、学校も変える。
そんなビジョンを秘めて、ハイブリッド黒板アプリ「Kocri(コクリ)」は生まれました。
大手が出している電子黒板は、歴史的になじみのあるいわゆる「黒板」の代替として提案されているそうです。でもそれ、どんなものかわからないんですが、先生的には使い勝手があまり良くないようなんですよ。
今までの黒板って、先生たちにとっては馴染みがあって使い勝手が良くて好きなワケです。それと交換でこれ使ってと言われてもなんかシックリこない。
でも「Kocri」(コクリ)は、黒板とプロジェクタを使ったハイブリット電子黒板で、しかもスマホと連動して子どもたちが興奮するような仕掛けができてしまう。
ユーザーが持っているクセや習慣を大切にしつつ、既存の技術やモノを組み合わせて、ユーザビリティーをとことん突きつめていく素晴らしい仕事。
さらにその先に、使い手が喜びそうなスマホを使ったコミュニティー作りも視野に入れているそうで、より本質的で、より全体的に膨らんでいく仕事ですよね。
これは学校の先生方注目ですよ。是非上田市の小学校にも導入してほしい。
どんな会社なの?
会社を運営する制度も面白い!
面白制度
「評価で文化が作られる」との事で、「楽しく働けていますか?」と社員にアンケートをし、部下が楽しく働けているかどうかで上司の評価が決まったりするそうです。
と、、、評価で文化が作られるんだけど、「他人の評価を気にしていたら面白い仕事ができなくなるから」と、給料の一部は「毎月サイコロを振って決める」なんて制度もあるそうです。すげーな、、、
組織づくり
組織づくりで大切にしている理念にはステップがあって、
1.自分たちが面白がって働く
2.周囲からも面白いと言われる存在になる
3.人生が面白くなったという人を世の中に増やす
となっています。とにかくまずは自分が面白がって働くことが基本で、そこからより全体的な方向へと向かっていくステップになっています。
「人生が面白くなる人が増えてく」って、いいですよね。
世の中の全員が面白い人生を生きているということが実現したら、なんて素敵なんだろうかと妄想してしまいます。
とにかくまずは自分が出発点。
それを自覚させてくれる理念です。ぼくも自分の仕事の指針として、迷わずパクって使います笑。
全員社長合宿
年に2回、1人ひとりが社長になりきってみんなとブレストするという合宿があるそうです。
「自分がこの会社を作っている」という自発的で主体的な意識で仕事が面白くなるという考え方。
やらされ仕事は面白くないですからね。
カギはブレスト
組織が200人規模になるとルールに乗っからざるをえない人が増えてきて、どうしても主体性を持ちにくくなってくるそうです。それに対する工夫として、社内の会議や打ち合わせはすべてブレストで行っているそうで、それがクセになってみんなコミュニケーションがすべてブレストになっていってるようなんです。
面白いのが、ブレスト脳を作って常にアイデアいっぱいの人は、問題とか悩みとか困り事が「深刻化しない」という柳澤さんの話。どんなに現実味のないことでも、しょーもないアイデアでもよくて、とにかく「数を出すこと」だけにフォーカスしてみんなでアイデアを出せば、元気になるし前向きになるし主体的になっていく、ということでした。
腹の底から笑えた話
中でもぼくのツボにはまったのが「うんこ演算」というアプリ。
柳澤さんの娘さんが中学受験の時に、旅人算やらつるかめ算やらを使う問題が難しくて、なんか勉強が面白くなる方法はないかと思いついたのが、小学生用の算数アプリ「うんこ演算」。
うんこ演算 | KAYAC Inc. 教育
シチュエーションをすべて「うんこ」に置き換えて、問題にするんです。
早速アンドロイドでアプリをダウンロードしてやってみました。
(アップルの審査は下ネタ系はなかなか通らないそうです笑)
なにげに難しいっす笑。
これ、京都大学数学科の天才がつくったそうです。その人は「全力で、しょーもないことをテクノロジーを加えて、やる」のがポリシーなのだそう。まさに「面白法人カヤック」って感じですね。
こんなに「うんこ」を連発されるとぼく的には笑わずにはいられませんでしたね。面白そうに楽しそうに柳澤さんが裏話までしてくれて、もう爆笑。
でも、失敗だったと諦めた後、auのスマートパスのおかげで現在順調にダウンロード数を伸ばしているそうです。いやだって面白いですもん、これ。
その他にもたくさん面白い失敗談を聞きました。
マジで笑えました。ありがとうございました。
まとめ
失敗を笑い話にできる人は魅力的だなと思ってて、自分もそんな人間になりたいなと思っています。柳澤さんはとても魅力的な人でした。失敗をたくさんしつつも、しっかり収益を上げているということを考えると、いかに「バットを振りまくっているか」が想像できます。
星の数ほど失敗があっても、その中にあるチャンスをしっかり掴むんです。
で、またたくさん失敗できるようになっていく。
柳澤さんはぼくが見た感じ、失敗談をしゃべっている時が1番面白そうで、生き生きとしていた気がします。
失敗の中に生きる喜び、生きている実感があるんじゃないかとさえ思えました。
人生を面白くするためには、失敗をたくさんすればいいのです。
まずは自分が面白がって働こう。
それではー!