リバースプランニング(以下略して「リバプラ」)という、企画書作成の方法論をHanaLab.セミナーで勉強させていただきました。講師はシンキングビーンズの後藤治さん。
ヒトもモノも動かす企画提案講座
後藤さんの本、電子書籍で出ています。
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「企画提案」というと堅い感じがしてましたが、言ってみれば、どうしても伝えたい自分の想いを、伝えたい人に伝わるように簡潔にまとめることだとわかりました。
企画提案がうまくできれば、協力してほしい人に力を借りれるだけでなく、より多くの人と力を合わせて実現したい企画を力強く進めていけるんじゃないかと、妄想が膨らんだ講座でした。ポイントまとめ。
ああ、そうそう。タイトルは高知のブロガーさんのをパクってみましたが、何か?笑
このコピー、使いやすいわー。
目次
リバースプランニングとは?
リバプラとは、「表現を通じて発想する」企画提案の方法です。常識を覆す作り方でびっくりしました。
まず、「どれくらいのボリュームで提案するのか?」をはじめに考えるそうなんです。1枚の企画書を作るのか?それとも100枚のプレゼンスライドを作るのか?まずは相手の気持ちやプレゼンするシーンを想定してから作業を進めていくのがリバプラ流。
考えるよりもまず作る
普通は「企画書はあらかじめ提案内容を検討してから書くことが大事」と言うんじゃないかと思うんですが、リバプラは違います。「企画書は提案内容を検討する前にいきなり書き始めましょう」なんです。これの意味するところは、
・提案シーンから逆算して作業を進められる
・提案内容にも増して提案方法が重要である
・見える化することでフィードバックが働く
・見える化することで協働が容易になる
・暫定解を出すことで発想速度・提案速度が上がる
と、後藤先生はおっしゃっていました。
気合いを入れすぎるとうまくいかない
経験上、気合いが入ってしまう企画というのは、あれもこれもと伝えたいことが溢れて定まらないため、大抵うまくいかないそうです。そうかと思えば、力を抜いてなんとなく作ったモノがあっさり通ったりする、と。
ブログも、気合い入れて一生懸命書いて「どうだ!」とリリースしたものが全然読まれず、テキトーに書いた記事がかなり読まれるなんてことがしょっちゅうあります。企画提案の面白さは、ブログの面白さに通じる部分がありそうです。
企画書を書くときの3つのポイント
これを抑えなければ企画書とは言えない!最低限の3つのポイントを教えてくれました。
1.メッセージを明確化する
「メッセージは何か?」と常に問いかけ、目立たせる。
・クライアントのベネフィットは何なのか?
・この企画書で何を提案するのか?
・クライアントの先にいるユーザーに対するメッセージは何なのか?
常に、「全体のメッセージ」と「企画書1ページごとのメッセージ」を考えながら作りましょう。
コミュニケーションをデザインする
表現を最適化する。つまり提案する相手に合った表現にする。
大切なのは、「どんなコミュニケーションをデザインするか?」である。
シンプル化する
これは企画書の中身の、具体的な技術論でした。
・ノイズを減らし、コントラストをつける。
・企画書はミニマムカラーで作成する。スタンダードは2色、最大でも3色で。
・配色パターンをカスタマイズし、デフォルトの色は使わない。
・視覚でとらえられるようにする。データを読み解き、その意味をシンプルに見える化する。
下の写真はは後藤先生が書いた企画書の一部。
プレゼン資料なんかも、どうしてもにぎやかにしたくなって、色をたくさん使いがちですが、2色ってシンプルでかっこええなと気づきました。
まとめ
ん。。。なんだか書けそうな気がしてきた笑。
・伝えたい相手にどんな状況で提案するのか、具体的に思い浮かべること
・全体として伝えたいメッセージを常に意識しながら、1ページごとにメッセージを考えること
・企画書の色は2色!
この3つを頭において、近々実際に企画書を書いてみたいと思います。
ヒトもモノも動かす企画提案講座は4回講座の中、前半の2回目が終了したところ。2回目出れなくて残念。。
後半の2回がまだあります。勉強になるので、興味のある方は是非。
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それではー!