こんにちは、やさしいカレーとコーヒーのお店「タイムエスプレッソ」の大野です。
わたしたちは2019年の1月末からカレーのキッチンカーを運営しはじめました。
今回はキッチンカー運営1年目の売上とかかった経費を公開していきます。
これからキッチンカーをはじめる人や、キッチンカーやってみたいけどリアルなところどうなんだろうと思っている方の参考になると思い、まとめました。
ぶっちゃけ話も書きましたので、ぜひ最後までお付き合いください!
カレーのキッチンカー1年間の売上公開します
ではさっそく、売上から発表します。
2019年1年間の売り上げは、合計で、
という結果でした。
売上だけみると、まあまあよかったねってなっちゃいそうですが、実際はここに原材料費や販売管理費、キッチンカー製作にかかった費用、出店に必要な設備の購入などの経費がかかっています。
というわけで続きまして、キッチンカー製作と運営にかかった経費を見ていきましょう。
カレーのキッチンカー1年間の経費公開します
まず1年間の経費の合計を公開します。
2019年1年間でかかった経費は、
でした。
売上からかかった経費を差し引いて、1年間トータルの収支は…
となり、赤字でした。
では、分類ごとに詳細解説していきますね。
原材料費と販売管理費
まず原材料費ですが、
でした。
油、グラスフェッドバター、玄米、肉、スパイス、ココナッツミルクが大きなところです。
スパイスやココナッツミルクはまとめ買いしたので在庫資産になっていますが、細かい計算はせず、支払ったものはすべて計上しました。
次に、販売管理費は、
主にはお皿、スプーン、チラシ代、カセットコンロのガスボンベ、出店料などでした。
お皿とスプーンはプラスチックではない材質にこだわったので、その部分は途中からコストが上がっています。
キッチンカー製作費
続きまして、キッチンカー制作にかかった費用です。
こちらは、
自作したおかげでかなり低価格で製作できましたが、これを仮に12ヶ月で償却することにしたとして、まるまる2019年の経費に乗っけました。
出店に必要な設備購入費
最後に、設備費は、
主には、発電機、冷凍ストッカー、お米の保温器、圧力鍋、クーラーボックスです。
ちなみに広告宣伝はインスタやフェイスブックのみだったので、ほぼお金をかけていません。
原材料費41%
販売管理費13%
キッチンカー製作費33%
設備費12%
という割合でした。
これらの分析は、別の記事で詳しく書いていこうと思っています。
1年間カレーのキッチンカーをやってみた感想
ぶっちゃけ、キッチンカーだけで生活を成り立たせるのは途方もなく厳しい道のりだと感じました。
キッチンカーだけで食っていくのは厳しい
わたしたちは副業でキッチンカーを運営しているので、ほぼほぼ土日祝日のイベントにしか出店していませんが、たとえば、仕事をキッチンカー1本に絞ったと考えてみます。
平日もキッチンカーを出動させて売上を立てていくことを考えてみると、仕込みをしたり、出店場所を確保するために営業したり、コストを押さえて仕入をしたりと、やることが盛りだくさん。
そのうえ売り上げがあがるかどうか不安で仕方がないでしょうし、1日の大半が作業時間となることが予想されます。
わたしは想像力が乏しい人間で、実際にやってみないとどんなことが起こるか理解できない面倒くさいやつなのですが、実際に経験したことで、本業でキッチンカーをやられている方や飲食店を経営されている方の苦労やスゴさがよくわかりました。
でも、キッチンカーはやりがいがある
とはいえ、自分たちがつくったカレーをたくさんの人たちに食べてもらえたことや、おいしかったと言ってもらえたことは、とてもうれしかったです。
自分たちがつくったサービスや商品を介してダイレクトにお客さんとコミュニケーションがとれることには、めちゃくちゃやりがいを感じています。
間借りカレーはじめました
2020年はキッチンカー運営に加えて、上田市柳町にある本屋「コトバヤ」で、週2回、間借りカレー屋にチャレンジしています。
店舗でのカレー販売は、キッチンカーでイベント出店するのとはまったくちがう環境で、学びが多く、新鮮です。
お近くにお寄りの際は、ぜひ遊びに来てください!
今後もこのブログで、キッチンカー運営のリアルな話や、カレーのレシピ動画、食べ物の情報や間借りカレーの収支報告なども公開していく予定です。
よかったらまたのぞいてみてください^ ^
それではまたー!