こんにちは、おおのです!
右肩上がりの日本経済成長期が終わり、天災によって価値観が変わり、今後ますます自ら問題を見つける力とか、自分で考えて自分なりの答えを出して行動する力が必要になってくるので、子どもの将来を心配するお父さんお母さんは教育について悩んでしまうじゃないかと思います。
この記事では、そんなお父さんやお母さんが子どもにどう接すれば、問題を自分で発見し、解決していける人に育てられるのかを、ロボットプログラミング教室の事例を交えて一緒に考えていきたいと思います。
子どもの問題発見能力が発揮されるのはどんなとき?
こちらの動画を見てみてください。
最初は思った通りに動きませんが、子どもが自分で考えて自分で修正して、思った通りに動くロボットが完成した瞬間をとらえています。
これを見ればわかる通り、子どもの問題を発見する力が発揮されるのは、
目の前でどういうことが起きれば自分は嬉しい・楽しいのか?
をイメージできているときなんです。
この動画でロボットを改良した子どもは、「このロボットにこうやって動いて欲しい!」というイメージが明確にありました。
流れはこんな感じです。
- 思った通りに動かない
- 「なんでだ?」と疑問に思った
- 問題を解決するにはどうしたらいいかと自然に考えはじめた
- 解決策を発見した
- アイデアを行動に移した
問題を発見する力が発揮されない事例
逆に、やりたくもないことをただ言われた通りにやっているだけの場合、当然のことながら「こうやって動いて欲しい!」というイメージを子どもは持ちません。
宿題を「やらされている」場合と同じで、そもそも問題は自分のものではなく、大人に押し付けられたことなので、疑問に思うことなんてあるわけないし、問題を発見することもないし、解決するモチベーションが湧いてくるワケもありません。
そのうち「言われた通りにやったのにできないじゃないか!」と怒りはじめるでしょう。
問題発見力を育てたいお母さんにできること
結論から言うと、
ウチの子は「人としゃべることや読み書きが苦手か?得意か?」を見分ける
ことです。
そして、次に
タイプに合わせて教え方を変える
ことが重要です。
言語や読み書きが苦手な子の場合
学校では、一般的には言語によって学び、再び言語で表現することが当たり前に求められますが、たとえば言語を聞き取ったりしゃべったりするのが苦手な子どももいますよね。
そういう子は、学校の常識を押し付けてみんなと同じように授業をしていると勉強がイヤになってしまいます。
一度イヤになってしまえば、やる気がなくなり、問題を発見する力も、解決する力も発揮することができなくなります。
なのでこのタイプの場合は、言語や読み書きの習得より先に、好きなことに興味を抱きながら考える力を伸ばしてあげることが必要です。
言語や読み書きが得意な子の場合
反対に言語での記憶・理解や処理が得意な子もいます。
ロボットを製作するスピードは少し遅くなりますが、言葉でひとつひとつ教えて積み重ねるように教えると、理解して着実に作り上げることができます。
スピードを正解とせず、ゆっくりとした成長に寄り添うことが大切になってきます。
まとめ
ちなみに、ロボットプログラミング教室に通う子の中には、しゃべるのが苦手だったり、人とのコミュニケーションが苦手な子が多いのですが、そんな子に限って、空間把握能力が高く、ロボットを製作するのがとても速いです。
親や大人が、
- 速くつくることが素晴らしいこと
- マニュアル通りに正確につくることが重要
- なぜそうしたのか?を伝えられなければダメ
というような正解を持って子どもに接していたら、問題を解決する力も、自分で考える力も発揮できません。
親が持っている常識が子どもの成長を妨げることがあることを自覚して、「この子の才能を邪魔しない」というマインドは常に持っているべきだと思います。
それではー!
勉強して大学に行っていい会社入って結婚して家買って定年迎えて静かに暮らして、寿命を迎えて家族に囲まれて安らかに天国へ逝く…
なんていうのはもうひと昔前の価値観。
うちの子には、大人や先生に言われた通りに常識に沿って正確に行動するただの「いい子ちゃん」ではなく、自分の幸せのために、自分で考えて行動できる子になって欲しいけど、どうしたいいかな…