シンプリィライフ書店に出していたぼくの大切な古本「本当の仕事」が今日、ぼくの手から放れます。
- 作者:榎本 英剛
- 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2014-12-19
改めて読み直してみて気になった部分は、今の自分にとって大切な言葉であり、購入してくれた方にとって大切な言葉になるような気がしたのでまとめます。
純粋意欲について
純粋意欲とは、「理由はないけどとにかくやりたくてやりたくて仕方がないもの」のことを言います。
著者の榎本さんは、本の中でこう書いています。
純粋意欲というのは、ある意味で恋愛によく似ています。
私たちが誰かを好きになったとき、「どうしてその人のことを好きになったの?」と聞かれれば、最初のうちは「かっこいいから」とか、「かわいいから」、あるいは「優しいから」などと答えるでしょう。
しかし、「じゃあ、ほかにそういう条件に合う人は周りにいなかったの?」と突っ込んで聞いていけば、最終的には「好きなんだから好きなんだ」と言う理由のない世界に行き着くはずです。
理由がついているうちは頭で考えている状態で、不純物が混ざっています。
直感的に「好きだ!」と思うことの中に、自分の純粋意欲が隠れているのです。
自分の苦しみが他者を癒す
自分が同じような苦しみを経験しているからこそ、彼らの気持ちや状態をよく理解することができ、そこから抜け出すにはどうしたらいいかもある程度知っているということですね。
私たちは「自らを癒すことによって、他者を癒すことができるようになる」というわけです。
苦しみを感じる出来事には、未来につながるポジティブな意味があるということ。
ぼくの経験上、苦しい経験をした人って、なんだか波が深くて緩やかで、一緒にいると心地いいんですよね。
今日の理想が明日の現実になる
これは「思考が現実になる」というのと全く同じことを言っているなと、読み返していて気づきました。
自分の理想にフタをし、「大人」のフリをすることの代償は何かということです。
夢が叶って、理想が現実となった時に自分が得られたであろう喜びや、それによって他の人たちが受けられたであろう恩恵だけではありません。自分が心から望むことを抑えつけるというのは、ある意味で、自分に対する裏切りであると言えます。
考えたことしか、現実になりません。
あなたがもし今、「理想」を思い描いたのだとしたら、それは未来の「現実」につながります。だから「理想」だと思ったことをやらなければならないのです。その素敵な未来の「現実」は、あなたが諦めた瞬間、この世界から消えてなくなってしまうから。
もっと言うと、ぼくやあなたが描いた「理想」は、その人にしか起こせない「現実」だということ。
みんな考えていることや得意なことが違うので当然です。
その理想によって得られる自分の喜びと、誰かの笑顔を、臨場感を持ってイメージできるかどうかで、今の行動が変わってくるんだという話でした。
まとめ
ご購入ありがとうございます!
この本を読んでビビッときたら、榎本さんに会うことをオススメします。
詳細は以下のサイトを見てみてください。
一番手っ取り早く合う方法は、セミナーに行くことです。
2016年3月に神奈川県の藤野で、2016年4月には長野県の上田であるようですよ。
良い読書を!
それではー!