2015年の7,8,9月に東京で受講したイノベーションファシリテーター講座。
とても勉強になったし、対話の場をつくることの重要性も理解し、仲間もできてやる気にもなったけど、その先の行動にはつながっていないのが正直なところです。
<参考記事>
・【第4期IF講座】7月講座終了!イノベーションファシリテーター講座ってどんな感じだった?学んだことと雰囲気を公開してみます。
・【第4期IF講座】8月講座終了!「イラスト思考」と「未来シナリオ」から学んだイノベーションファシリテーターの役割。
・【第4期IF講座】ついに9月最終回!想いを見つけ、言葉を磨き、共感でより良い未来をつくるエンパシーライティングがシビれた。
で、幸運なことに「IF4幹事グループ」という素晴らしくデキる人たちの仲間に入れてもらい、この前はじめての打ち合わせがあったんです。なんと人生初のSkype(スカイプ)体験!面白かったー!
でそのとき、もしかしたらこのグループは「世の中をより良く変えていく」スゴい存在になるかもしれない、と感じちゃったんです。話し合われた内容のサマリーのサマリー(つまりサマリーサマリー)を、大野的にビビッと感じたことをまじえながら書いていきます。
目次
IF4とは?
何のこっちゃ分からないですよね?簡単に説明します。
まずIF(イノベーションファシリテーター)というのは、変革を起こす対話の場をつくるプロであると位置づけられています。行政、企業、自治体、NPO、、、さまざまな立場のステークホルダーが組織の枠を超えて手を結び、一緒に新しい未来をつくり出す道筋を描く人。
フューチャーセッションズの野村さんという人が、元祖イノベーションファシリテーターなのですが、その人が講師を勤めたイノベーションファシリテーター第4期講座を受講した仲間から「IF4幹事グループ」が立ち上がったんです。
メンドクサイので以下から「IF4KG」にしますね笑。
IF4KGの目的
この手のセミナーの集まりって、継続しないことが多いそうなんですよ。
実際ぼくがそうなんですが、同じような悩みとか志を持っている人たちが「集まっている」状態の時は気力が満ちあふれているんだけど、一旦落ち着いてしまうとすぐにいつもの日常に戻ってしまう。
火種を消さないようにするのがやっとで、素晴らしい活動だからやるべきだと頭で理解していても、燃えるように行動を起こすまでのレベルには自分1人ではなかなか到達しない。
どんなに素晴らしい活動でも、どんなに素晴らしい想いを持っていても「本当の意味で継続していく方法」について真剣に考えなければ、いつか火は消えてしまうだろうし、燃やし続けることが最も難しい。
それに、「やるべきこと」を頭では理解しているという状態では、集まった人たちのやる気がまったくない慣習として形だけ続く活動に変わっていく可能性もある。
この幹事グループは、IFメンバーの素晴らしい想いとつながりを「本当の意味で継続」していけるようサポートをするために存在するのだということがぼくの理解です。
これって「社会を変革していく」ことにも関係のある部分な気がしていて、この幹事グループの育て方が、セミナーでつながった人たちが生みだした場を継続し、より面白く大きな動きにしていくためのモデルになるんじゃないかなーと思いました。
IF4KGが目指すもの
IF講座に参加された方々は、個性的で素晴らしい活動をされている人たちが多いですが、ぼくのように自分のスキルややっていることに自信が持てないけど、現状を変えたい、少しでも目の前を良くしたいと思っている人もいるんだと思います。
いろんなタイプの人がいて、志はそこまで強くなく支援の気持ちがとても強い人もいれば、強い志を持っているけれどどういう風にどんな場をつくっていけばいいかわからない、とモヤモヤしている人もいらっしゃるんじゃないかと。
で、ファシリテーションスキルがあるからイノベーションファシリテーターになれるのかと言えばそうではなく、じゃあ想いさえあればできるのかと言えばそうでもないだろうと。どちらも兼ね備えた人が、対話の力で現状を変えていけるんです。
どんな人でも、どんなにがんばっても、1人では何もできません。
そして、話をすれば、1人ひとり、とても素敵で魅力的な人ばかりだということに気づくんです。
むしろそれを肌で感じているからこそ、個々の素敵な力が合わさる力を知っているからこそ、みんなIF講座を受けにきているんです。
でも、講座が終わって散り散りになれば、距離が生まれれば、想いを共有した仲間たちに力をもらうことはなかなかできません。1人では意志はだんだん薄れていくんです。だから1人じゃないことを感じながら、前進していくための原動力が必要になるでしょうよ!
IF4KGは、
・場所を超え時間を超えセクションもレベルも超えて、互いを支援しながら、散り散りになった個々の想いをつなげ継続していく
・IF4KGのサポートがあれば、場をつくりファシリテーションをすることにためらいがなくなる
という集団になっていくのが目標でしょう。
ねえ!みんな!そうでしょう!どうでしょうか!?笑
共感してくれた方はまずはぼくの活動を支援してくださいねー!
とりあえず、ブログへのいいねとシェアをお願いしますよー!笑
具体的な活動<案>
でも結局、ただ言っているだけ思っているだけでは、何も変えられません。
今後の具体的な活動について検討した結果出てきたアイデアについてメモしておきます。
■定例合宿を開催する
3か月に1回、IFメンバーがお互い取り組んでいることを持ち寄ってアップデートする場をつくりたい。
いつかこのコミュニティがU理論の「サークルオブセブン」みたいにお互いがそれぞれの持ち場で取組、つながれるようなメンバーになれたら最高!
■みんなの想いを実現する「支援」をする
メンバーの想いを聴き、問いを立てる支援をするのは、イノベーションファシリテーターとして重要な役割。なのでまずは、今までIF講座を受講したみなさんの想いを聴きたい。その上で、その想いを拡げたいファシリテーターを募り、セッションを実施していきたいと考えている。
誰かの想いではじまり、誰かの問いで、誰かがファシリテーションをする。
そんな土壌をつくっていきたい。
■イベントテーマオーナーとファシリテーターを引き合わせる婚活イベントをやりたい!
■各地にいるIFメンバーに幹事をしてもらい合宿を開催する
(継続的に活動を支援する意味で)イベントを企画して、可能であえば期を横断して参加を募集。
遠隔地の幹事を決めてそこで集まる機会を期を横断してつくる。
まずは長野県上田市での「上田合宿」を開催したい。
とまあ、、、内輪の話でなんのこっちゃわからない人もたくさんいるとは思いますが笑、アンテナにビビッと来た方がいらっしゃったらお気軽にご連絡ください。
イノベーションファシリテーター(IF)として「稼ぐ」ということ
ぼく自身がまったく消化できない疑問をIF4KGに投げかけてみました。
ぼくがIF講座を受けた理由は、いまの働き方に悩んでいて、仕事を変えたいと思ったからです。
多くの魅力的な人たちと出会い、つながり、自分の人生を面白くしながら、目の前のことをより良くしていこうと努力する。それでお金を稼いで生きていけたら最高だなぁ、その可能性がIFはあるなぁと、下心を持って講座に臨んだというのが正直なところ。
ですが、受講してIFが社会の中で担う役割を深く考えるようになり、これで「稼ぐ」ということを考えると、実現したい想いから遠ざかってしまうのではないか?と思うようになったんです。
いまだ強い想いもなく、ファシリテーションスキルもない、未熟で弱いぼくがそこまで考えるのは早いとは思いつつも、「IFで稼ぐんだ!」という方向に偏ってしまうと本来の目的を見失うのではないか?「お金と志」のバランスを取るのは非常に難しそうだな、、、と心配に。
それを正直に投げかけ、先輩方からかえってきた意見を集約すると、
ファシリテーションのスキルだけでは稼げないし、志がなければ仕事ももらえない。
と。
よくよく考えてみると、どんな仕事にでも言えること。
最初は崇高な志から始めたことでも、だんだん大きくなって組織やシステムができてくると、最初の想いは次第に薄れシステムに動かされる方向に傾いていく。利益と使命、お金と志、、、どちらかに偏ってバランスを崩すと、自分を見失っていくのかもしれません。
今の世界で自分らしく主体的に、想いを実現しながら自由に生きていくために、お金と志という一見相反するものを両立させる方法を考え続けることは必須なのです。これは、クルミドコーヒーの影山さんが言っていた「大きなシステム、小さなファンタジー」の話にも通じるところがありますね。
<参考記事>【本】「今日という日を生きれてよかった」そう思える毎日を生きたい。
まあ、グダグダ言う前に勇気を持って一歩踏み出さなきゃいけませんね。
「心地良い強制力」は世の中をより良く変える
IF4メンバーの特徴は、「心地良い強制力」を発揮できる人が多いこと。
これってものすごい可能性を秘めているんです。
誤解を恐れず言ってしまえば、ぼくのようなナマケモノの凡人が世の中の大半を占めています。
ぼくらのような凡人は、目の前をより良く変えたいと思ってはいても、言い訳をしては想いを放棄し、大きなシステムに流される自由を選択します素晴らしい想いを持つ瞬間を自覚しながら、意志力が低く、ナマケモノであるがゆえに動き出すことをためらい、諦めます。
でも、一歩踏み出せば、行動しはじめたら本当は絶対に何でもできるんです。
ただその一歩を踏み出すことがおっくうで面倒で不安だと思っているだけ。
最近よく思うんです。ぼくのような凡人サラリーマンたちが、世の中をより良くするために1人また1人と立ち上がり束になったら、世の中は絶対間違いなく良い方向に変わっていくんだろうな、と。
世界を変えるのは、実は変えられないと勘違いしている人たちなんです。
そんな人たちに気づきをもたらしてくれるのは、「心地良い強制力」を発揮する人たち。
あくまで自発的に、イヤな気持ちを感じることなく心地良く、でもやらねば!という気持ちにさせる強制力。
ナマケモノでメンドクサがりの凡人のぼくは、いま心地良い強制力の中で行動しています。
それは少しずつ間違いなく、ぼくの生き方を変えている。
漫然と毎日を生きていては見つけられないものが、もうすぐ見つかりそうな予感。
何か新しいことができそうな予感がしているんです。
だから、心地良い強制力を発揮する人が世の中を変えていくのだというのが持論です。
まとめ
場所を超え時間を超えセクションもレベルも超えて、互いを支援しながら、散り散りになった個々の想いをつなげていけるように。IF4KGがいれば、場をつくりファシリテーションをすることにためらいがなくなる、と思ってもらえるように。
「心地良い強制力」を発揮しながら、つながりと継続を生み出し、想いを発掘していけたらいいなと思っています。
それではー!