先日、次男の幼稚園の「生活展」というのがありました。それぞれの部屋にはコンセプトがあり、子どもたちがみんなで書いた絵とか一人ひとりが作った展示物などがあり、とても賑やかで楽しい催しでした。
中でも、とても興味深かったのが壁一面の大きな世界地図を飾っていた部屋。
あまりに大きかったので、どうやって書いたのか先生に聞いてみたところ、A3サイズくらいの紙に世界地図の一部を一枚ずつ書いていってつなげたそう。これは結構すごいなと思いました。
子どものやる気を維持したまま、思い通りに導いていくのはとても難しいことです。まとめていくリーダーは、おそらくイメージする全体像を忘れないようにしながら、そして子どものやる気を潰さないように個性を尊重し個々が書く地図の一部がそれぞれつながるように導きながら、進めていったのだと予想します。
みんながバラバラに好き勝手に書いていったらつなぎ合わせるのは困難でしょう。それなりの感じにはなるかもしれませんが、こんなにうまくまとまることはなかったと思います。
個々の力がずば抜けていても、全体としてどのように統合していくのかが重要です。リーダーの仕事とは、全体像をイメージしながら「違いをつなぎあわせていく」ことなのだと思いました。個々の力が小さくても、つなぎ合わさっていくことで大きくなり、関わる人たちの想像を超えた作品(表現)ができあがる。
人が個々に「違う」のは当たり前です。それを無理矢理「同じ」にしようとして、それを「統合した」とするから、違和感のある活動になったり、納得できないモノが生まれたりしちゃうんじゃないでしょうか。
究極は、全員が全体像をイメージしながら、違った個がつなぎ合わさりながら全体を形作り、彩っていくことです。
今所属している組織や集団が、常にイメージする全体像を話し合いながら進んでいくようになれば、大きくて味があって、みんなが眺めていたくなるような絵ができあがるハズ。
そんな楽しいイメージをしながら仕事をしよう。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!
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