この前ログミーのこんな記事を読みました。
「子どもの好きにやらせて!」 5歳で英検2級に合格した少年が、大人たちに苦言 | ログミー[o_O]
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それと、子どもたちの学校のあゆみ(通信簿のこと)に家庭から学校への欄に悩んで書いたコメントを一部流用して、子どもたちとの向き合い方について考えたことを書いてみます。
大人の悲しい習性
今は、モノや情報が溢れる時代です。
大人も、一昔前とは違ってずいぶん余裕が出てきました。
大人はすべてを知ったような顔をして、「子どもの将来を案じているのだ」「わたしが育てているんだ」という大義名分を掲げて、子どもの可能性を自分の小さな小さな枠にはめてコントロールしようとします。
今までのほんの僅かな自分の経験から正解を持ってきては、子どもたちの前にレールを敷いて歩かせようとするのです。
「そうしないと大変なことになるんだぞ」
「お前の将来を考えて言ってるんだ」
「大人の言うことを聞きなさい」
と、ワケのわからんことを言って脅かすのです。
経験してきた小さな世界にレールを敷くことの恐ろしさ
でも、人間は一人ひとり違います。
性格も感じ方も思考する回路も、個性によって全く違う。
それなのに、その1人の大人のほんとうに些細な経験から生まれるレールに沿って進むことで、一体どうして子ども達の将来が良くなると言えるのか?考えただけで疑問だらけですよ。
しかも、将来だっていついかなる変化が訪れるのかわかりません。予測不能なんですから、それこそやはり1本のレールに頼るのは恐ろしいことです。親の経験は、その小さな世界に子どもをはめ込むために使ってはいけないんです。むしろ、ほとんど役に立たないと思っていた方がいいかもしれません。
大人はきっと子どもを自分の思う通りにコントロールしたいだけなんだと、最近やっとわかりました。
子どもの将来を考えている、なんて言って、その逆のことをしてしまっているのです。
ほんとうに必要なことは何なのかを見抜けていない、それを行動におとせていない自分を省みなければならないと気づきました。
大人が子どもにできること
子どもが持続的に成長し、将来起こりうる変化に柔軟に対応し、そして一番大切な「幸せに生きていく」ために必要なこと。それは、「自ら主体的に選択し自発的に行動する経験をたくさんすること」です。
でもそのために親や大人にできることって、
1.刺激的な経験を用意し
2.主体的な選択を見極め
3.自発的な行動を見守る
くらいしかないんです。
考えてみると、とてもシンプルでもどかしい。
もちろん、これがすべてではないと思います。
大人も子どもも、人それぞれ個性と相性と考え方が異なるんだから、その人ごとに合ったやり方があるハズ。結局は、いろんなことを試してみないとわからないことです。たった一つの正解なんてないんだと思います。
まとめ
子育てとか教育は「素晴らしい経験」「主体性」「自発性」がすべてではないかと言うのがここへきてのわたしの持論です。
親として大人としてほんとうに子どもの幸せを願うのなら、自分の行動が自分の理想やエゴではないかを見つめ直し、ほんとうに必要なものは何なのかを見極め、実際の行動におとして試してみるべきだとわたしは思います。
コミットメント
主体性とか自発性を引き出すために「見守る」という行為はとても難しい。どうしても口を出してしまう、、、
でもそんな自分をまずは受け止めます。そのうえで、
「今自分は子どもたちをコントロールしようとしていないか?」
「子どもたちを小さな世界に閉じ込めて無限に広がる可能性を潰してないか?」
と自問自答するようにして、一緒に子どもたちと成長していこうと心に決めました。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!