【life】岡本太郎に学ぶ、自分自身という最大の敵を叩きのめし「ほんとうの人生」を歩む方法

 
新年から情熱がほとばしる本に出会えました。
 

 

ちょっと遠回しに書いていきますが、できればお付き合い願います。

 

例えば自分が引っ越しとか転職を考えているときに、神社のおみくじなんかに控えめな(例えば「移転:少し待て」みたいな)ことが書いてあるとき、どう感じますか?

 

少しでも不安があって自信がないときに、人はとても受け身に「やらない理由」「やらなくても良い理由」を探します。つまり、不安が解消される方向に背中を押してくれる何かを待っているのです。
というのが自身の経験(2015年初詣のおみくじの内容を見て感じたこと)でよーくわかりました。

 

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そこには主体性はありません。
極めて受動的に、何らかの「やらない理由」がつけられればいいのです。普段はまったくやらないおみくじを、そのときばかりは「なんか嫌な予感がする」とか言って信じるのです。

 

わたしはおみくじに書いてある「良いこと」だけ信じるタチでしたが、35歳になっておみくじの本当の使い方がわかりました。
おみくじは、自分が「悪いこと」が書いてあると感じる部分を如何にその年にやり抜くか?という思考を巡らすために使うものなのです。

 

悪いと感じることは心に引っ掛かっていた逃げたいことなんです。
「変なことかいてあるわーへこむわー」とか言いつつ、心の奥底では「待ってました!」というものなんです。これはそういう風に打算的に意識しているのではなく、無意識に。

 

おみくじに限らず、わたしたちはそうやって、毎日2つの道のどちらかを意識的にも無意識的にも選択しています。
そして、自分が安心する楽な道を選びがちなのです。

 

 

ほんとうの人生を歩むためには?

 
「自分の中に「毒」を持て」から引用します。

 

 

ほとんど誰でも、自分で意識するしないにかかわらず、常に迷い、選択を迫られている。
そしてみんな、必ずといってよいほど、安全な、間違いない道をとってしまう。それは保身の道だから。その方がモラルだと思っている。ぼくは、ほんとうにうんざりする。

 

何でもない一日のうちに、あれかこれかの決定的瞬間は絶え間なく待ちかまえている。朝目をさましてから、夜寝るまで。瞬間瞬間に。

 

誰だって、つい周囲の状況に甘えて生きていくほうが楽だから、きびしさを避けて楽なほうの生き方をしようとする。
ほんとうの人生を歩むかどうかの境目はこのときなのだ。

 

 

岡本太郎さんは、「最大の敵は自分自身」と言います。
 
ほんとうの人生を歩むためには、常に無意識に楽なほうを選択しようとする「自分自身」を倒さなければならない。つまりまずは、楽なほうを選択する無意識の自分を引っ張り出し、つぎに現状に甘えている自分を叩きのめさなければならないのだということです。
 
よく聞く言葉ですが、そのほんとうの意味がこの本を読んでスッと腹落ちしました。
 
でも最大の敵が自分自身なんだから、その敵自体が普通はまったく見えませんし、しかもそうしていればストレスなく楽に生きれるという自分をわざわざ叩きのめすことなどなかなかできませんよ。

 

 

自分自身という「敵」を見える化する方法

 
とにかくまずは敵を認識できるようになる必要があります。
その方法としてわたしが思いつくのは以下のようなものです。

 

①(冒頭で話した)おみくじに書いてあった「悪いこと」と対峙する
②普段何気なく選択していることをすべて書き出してみる
③家族、特に子どもにイライラする瞬間はどんな時か?それは自分自身に当てはまることではないか?を見つめ直す

 

一番効果的なのは③ではないかとわたしは思います。子どもは自分を映す鏡ですから、視点を切り替えれば弱い自分を嫌というほど教えてくれるハズです。まずはイライラする子どもの行動を受け止めてみること。

 

 

自分自身を叩きのめすために必要なマインド

 
とにかくまずは、そうやって何かと屁理屈をこねて言い訳している自分、人のせいにしている自分、やらない理由を探している自分、自分の不幸な境遇をアピールするためにわめき散らしている自分、、、まずはそういう「弱い自分」を意識の中に引きずりこんで対峙してみます。
 
そしたらどうやってやっつけるか?ですよ。
もうこれは精神論、マインドの問題だと思うので岡本太郎さんにお任せします笑。
 
わたしが読んでいてビビッときた言葉を以下に引用して終わりにします。

 

いつも言っていることだが、自分で悩んでいたってだめだ。くよくよしたってそれは少しも発展しない悩みで、いつも堂々めぐりに終わってしまう。

 

だから決断を下すんだ。会社をやめて別のことをしたいのなら、あとはどうなるか、なんてことを考えないで、とにかく会社をやめるという自分の意志を貫くことだ。

 

結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか。

 

何かをつらぬこうとしたら、体当たりする気持ちで、ぶつからなければだめだ。

 

体当たりする前から、きっとうまくいかないんじゃないかなんて、自分で決めて諦めてしまう。愚かなことだ。ほんとうに生きるということは、自分で自分を崖から突き落とし自分自身と闘って、運命をきりひらいていくことなんだ。

 

それなのに、ぶつかる前からきめこんでしまうのは、もうその段階で、自分の存在を失っている証拠じゃないか。

 

 

自分のほんとうの人生とは何か?道に迷っている人は必読です。
情熱が盛り上がってきますよ。オススメです。

 

あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!
 

ABOUTこの記事をかいた人

東京都北区出身。 これまでの経験と読書遍歴を活かして、現在は動画制作・コミュニティー運営・速読読書会開催・YouTubeチャンネル運営・オンライン講座を通じて、人が自らの才能を発揮し自由に生きるためのサポートをしています。