前回、「起きていることはすべて正しい」の読書感想文として、「潜在意識による日々の些細な選択が人生を大きく変えていく」ようなニュアンスのことを書いてみました。
今回はこの本の中で、これまでぼんやりしていた読書の重要性を改めて認識させてもらったことについて書いてみようと思います。
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前回の投稿や冒頭にも書いた通り、より良い人生を引き寄せるためには「潜在意識」について理解し、活用することがキーになるということがこの本には書いてあります。
潜在意識とはどういうものかというと、、、うまく要約して言い表せないので、本から引用させて頂きます。(笑)長いけどすみません。
かなり集中して書いても、1時間に書ける量はせいぜい数千字がいいところです。ワードのファイルにしたら、数十キロバイトというところでしょう。ところが、同じ1時間にたとえば私が見ているものを、ビデオカメラを回し、それをDVDに記録したら、軽く数ギガくらいの容量になってしまいます。したがって、意識をして少なくとも文字という形で私たちがわかりやすく納得できるところはほんの少しなのです。これは視覚だけでなく、聴覚、味覚、触覚、嗅覚も同じようなものでしょう。感じている物を顕在的に表すと、かなり情報量が落ちてしまいます。
それでは忘れているのかというとそうではなくて、1度行ったところや会った人には、もう1度行ったり会ったりすると、あっという間に思い出します。
ここで言われていることはつまり、自分の潜在意識について意識し、そこに五感を使いながら情報を「スキーマ」という形(「概念の塊」とも表現していました)で貯めていくことが、何かのアイデアがひらめくキッカケになるよ、ということです。
そして、このスキーマをどうやって貯めるのか?というと、
目次
自分で体験する
人と話す
本を読む
この3つくらいでしか増えないんじゃないか?とこの本の中は言っているわけです。
実際に勝間さんのスキーマを貯める方法について(これはもちろん本を書いた当時のやり方です)、本から引用します。
私は1日のうち、本を読むのが2時間、人に会うのが2〜4時間で、後は自分の経験で新しい情報を潜在意識に吸収していきます。したがって、自分の経験の時間が最も長いため、なるべく自分の経験について、多様性を持たせて日頃からいろいろな情報を貪欲に使っていくことを意識しています。そうすると自分の成長パスの材料になるものが得やすくなります。
日常生活のなかでどうやってスキーマを貯めていくか?を考えたときに、まず自分がどんなことに時間を費やしているのかを整理して、勝間さんのやっているような方法を検討してみることは必要だな、と思いました。
読書はおそらく、読み方次第で「疑似体験」となり、もっとも手っ取り早くスキーマを貯める方法です。
他人が一生懸命考え抜いた、ある1つの「人生の真理」みたいなものがそこにはつまっているハズだから。
そしてこのスキーマがたくさん貯まっていると、人との会話やその他五感からの外部刺激により、スキーマが呼び出されたり、あるいはスキーマ同士がつながって、新しいひらめきが生まれるのだそうです。
なんだか急にアイデアがひらめいたり、俗に言う「勘」が当たったりする経験ってありませんか?
これってまさに潜在意識のスキーマがつながった瞬間なんだと思います。
読書でどんどんスキーマを貯めていくのと、合わせて日常の中でも潜在意識を意識した行動をすることを心がけようと思いました。
潜在意識にどんどんアイデアの種をまいて行く!そんな意識を持てました!
それでは!