[これからのサラリーマンの働き方]「悲観論」「べき論」を唱えて何になる?を考えてみる。

 
炎上覚悟(まあ、そんなたいそうなことはしていませんが。笑)で色んな人に自分の意見を発信していると、やっぱり色んな人からコメントを頂きます。
ありがたい応援のメッセージを頂くこともありますが、中には決して否定はしないよという前提での「悲観論」や、「オレはこういうことが問題だと思うんだ!会社はこうあるべきだ!」というようなメッセージもあります。
 

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photo credit: …-Wink-… via photopin cc
 

 

これらは私にとって、たくさんの視点で物事をみるためにとてもありがたいお言葉です。
 
ですが、こういった悲観論やべき論のコメントを「私1人に送って何がしたいんだろう?」と思ってしまうのも事実。自分の気持ちを整理しながら、ちょっと分析してみたいと思います。

 

 

「悲観論」「べき論」を唱えるだけの人が行き着くところ

彼らはきっと、現状にとても不満を抱いています。
それはきっと「こうあるべきだ!」という理想がとても強く、そして現実のもどかしさにも直面しているのです。
これはつまり、日々の意識が高くないとこういう思考にならない。
これはこれで素晴らしいことだと思います。
だって理想がなければ不満なんて生まれないんだから。

 

逆に、「こうあるべきだ!」が強すぎて、すべてを自分の頭の中に描いている「偏見」や「先入観」に当てはめて考えてしまうため、根本的な問題・課題を自分が手出しできないくらいの大きさに捉えてしまう傾向が強くなるように思います。これは私の仕事ではない、これはしかるべき人がやるべき仕事だ、部長が、経営者が、ブツブツ…..
 
そうすると行動に移せなかったり、あきらめの気持ちが大きくなったりして、日々不満ばかりを溜めてしまいます。
 
これって周りに対しても悪影響ですし、何より自分自身のためにまったく良いことがないと思います。
だって日々の不満はどこにいきますか?仕事に表れますよね。
部下や同僚や上司へ接する態度に無意識に影響してくるはずです。
そして結局何か上手くいかないことがあれば、もっと大きなところに不満をぶつけるようになるんだと思います。
まさにマイナスのスパイラル。

 

 

「べき論」を形にしてこそ価値がある

形にしようとする行動に価値がある、と私は思います。
「言わないよりは言ったほうがマシ」なんていうのは幻想です。
周りはその人の行動から感じることのほうが断然大きいし伝わるんですから。言うだけなら、むしろ「言わないほうがマシ」だと個人的には思います。
不満があっても、今の自分にできないもどかしさを感じてぐっとこらえる。これも人に伝わる行動の1つだとも思いますし。

 

あっでも、貪欲にアイデアや意見を求めている人に対してはとても有益なものになるかもしれません。行動することに重点を置いて考えすぎてしまいました。私も偏りすぎています。反省。(笑)
「べき論」を言う人の不満を含めてでもいいから意見を求めているんだ、という人がいる前提なら、一概に「言わないほうがマシ」とは言えないですかね。
 
まあ、あくまで私の個人的な意見としては、「悲観論」や「べき論」を唱えて行動しないなら、むしろ言わないほうがいいんじゃない?ということです。
マイナスのスパイラルが生まれやすいからです。

 

 

ポジティブ・サイクルを回すためには「行動すること」

人はきっと「行動する人」に共感して一緒に仕事がしたいと思うはずです。
言っているだけの人にはついていこうとは思わない。これは自身の実感も含めてそう思います。
 
行動なんて、どんなに小さなことでも良いじゃないですか。
その小さな行動を恥ずかしがらずに隣りの言いましょうよ。
そこからプラスのスパイラルが生まれるんだと思います。

 

 

どうすればポジティブ・サイクルが回るのか?
それはやっぱり「行動すること」がキーワード。
そんなことを意識させられた、結果としては良い経験でした。
 
それでは!
 

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1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。