東京大久保駅を降りて徒歩5分以内の場所。
前々から行きたかった「SPICY CURRY 魯珈(ろか)」にカレーを食べにいったら、こんな看板が出ていて驚愕した。
SPICY CURRY 魯珈(ろか)
◎場所
〒169-0073 東京都新宿区百人町1丁目24−7 シュミネビル
https://goo.gl/maps/4QCRnJVVRZYYwDpV6
◎電話番号
03-3367-7111
2019年7月5日、この場所に到着したのは確か14:30ごろ。
その4時間以上前、10:05の時点ですでに締め切られていたのだった。
「ものすごく並ぶお店」というのは事前調査で知っていたけど、平日だし、閉店間際だし、そんなに並ばずに食べれるだろうとタカをくくっていたのだが、甘かった。
店内へと続く通路の脇には、ポスターが貼られている。
あぁ、なんて茶目っ気のあるポスターなのだ。
いいなぁ。食べてみたかったなぁ…
「魯珈(ろか)のカレーを食べたい」という強い気持ち
「絶対に食べたい!」とずいぶん前から思っていたことと、「長野からはるばるやってきた!」という気持ちが相まって、普段ならしないであろう行動に出ていた。
お店は女性の店主ひとりで運営しているのは知っていた。
忙しいだろうし、しかも完売しているとわかっているのに、店内に入っていくなんてことは普段ならしないのに、ぼくは気づいたら店内へと足を踏み入れていた。
入った瞬間
「すみません。今日はもう終わってしまって…」
と申し訳なさそうな声が耳に届いた。
あぁ、そうだよね。そりゃそうだ。表に書いてあるし。
「そうですよねーすみませんでしたー!」
と言って外に出た。
落胆しながらお店を後にしかけたとき、店主の方が店から飛び出してきて、
「お弁当なら2人分ありましたが、どうしますか?」
!!!!!
奇跡の瞬間だった。
店主の方はただただ普通に声をかけてくれただけなのかもしれないが、ぼくには神の声に聞こえた。
この人が女神だ。
店内には10時ごろから並んで待って、ようやくいま念願のカレーにありつけた人達が7,8名いた。
そりゃあ、店内でお店の雰囲気を味わいながら、店主のいる空間で食べるのが一番の願いではある。
けれど、4時間並ぶ人気店のカレーを、お弁当で食べれるのだって充分にありがたいことだ。
魯珈(ろか)は1週間に1度、新作カレーを開発して販売している。
週替わりの限定カレーを食べにくるお客さんも多いらしい。
この週は「ラムミントカレー」。
ラムミントカレーとチキンカレーのお弁当を、魯肉飯(るうろうはん)のセットで注文した。
1日60食
お弁当を用意してもらっている間に少しだけ話をすることができた。
お昼の販売用につくるのは60食分らしい。
記憶がおぼろげだが、おそらく1度に7,8人が座れるくらいの店内なので、同じお客さんが長い時間滞在したら回らないし、待っているお客さんの待ち時間がどんどん長くなる。
でもきっと、ここにくるお客さんはそういうことは理解していて、美味しいカレーを多くの人が楽しめるように回っているのだろう。
天才
情熱大陸で店主の齋藤絵理さんの特集を観たとき、「この人は天才だ」と思った。
カレーが好きで好きで、カレーの名店で修行して、スパイスを見るだけでテンションが上がり、いまも休みの日は日本全国のカレーの名店を食べ歩く。
毎日カレーをつくって、毎週新しいカレーを開発する。
たまらなく好きなことを仕事にして、毎日毎日努力を積み重ねている。
天才ってこういう人のことを言うのだなと、ぼくの中の天才についての定義が明確になった。
スパイシーカレー魯珈(ろか)のこだわり
天才のうえに、伝えるべきことはしっかり伝えることができている。
見習うことしかないお店。
世界はきっと、努力する天才によって楽しく平和な場所になっていくのだと思う。
魯珈(ろか)の限定カレー「ラムミントカレー」
カレーと魯肉飯(るうろうはん)は別々になっている。
ここにラムミントカレーをかけろということだな!
ぼくの語彙力でこのカレーを語るのはやめておこうと思う。
ただ、これだけは言える。
カレー好きな人は、何とかして食べた方がいいカレーだ。
ハウス食品とコラボしたレトルトカレー
食べログ百名店のカレー屋とハウス食品がコラボする企画に選ばれて作ったレトルトカレーも販売していた。
アマゾンでも販売してる。
当然購入した。
凡人は努力するしか道はない
天才は努力を努力とも思わずに努力を日々積み重ねている。
凡人は凡人だということを早いとこ自覚して、早いとこ努力を積み重ね始めなければ、何にもなれないということを痛感した。
なんでもいい。どの分野でもいい。
もう、やるしかないところにいるのだ。
女神に感謝。
それではー!