ぼくは今まで、人に嫌われるのが怖くて怖くて仕方ありませんでした。
だから、仕事でもプライベートでも、相手が表面的に喜ぶことをしたり、相手に嫌われないような受け答えを心がけていた気がします。
振り返ってみると、相手の中の答えを探して、その通りのことをすることに必死でした。
でもあるとき、すべてが逆転しはじめたかのように動き始めたタイミングがあります。
どうしてそうなったのか自分でもわかりませんが、おかげでいまはそれなりに自分を大切にすることに時間とお金を使えるようになっています。
自分を下げなくてもいい
最近、「そんなに安くしなくていいんだよ」という言葉が胸に染みました。
コトバヤで絶賛販売中の「1000円のはりがねフック」が深い件。
その言葉で、「ぼくは自分を大切にしてこなかったんだなぁ……」と気づいたんです。
多くの人は自分を大切にできていない
自分が自分を大切にできていなかったことに気づくと、同じく自分を大切にできていない人が周囲にたくさんいることにも気づきます。
「手足の冷え性は治らないから諦めている」
「仕事なんだから仕方がない」
「満員電車も過酷な残業も、仕事のためにやらなきゃいけない」
「笑いたくなくても笑わなければ空気が悪くなる」
「言いたいことを言ったら嫌われる」
「自分の作ったものにそんなに価値はない」
「あの人が困っているから、自分が犠牲にならなきゃ」
などなど、謙遜や遠慮や控えめな言葉は、決して悪いことだとは思いません。
きっと、周囲のことを大切に思う心がそうさせていて、悪いどころか良いことのように思います。
でもこれは、良い悪いの話ではなく、ただ、
「自分はそれで辛くないか?」
「自分はそれでハッピーなのか?」
という話です。
辛くて、ハッピーではないとしたら、それをずっと続けるとどうなるのか。
もしいま、ストレスみたいなものを感じているのなら、「自分を大切にできているか?」自分に問いかけてみてはもらえないでしょうか。
自分を大切にするということ
自分を大切にするといいことがあります。
それは「より相手を大切にできるようになる」ということ。
もし、相手を大切に思うがゆえに、自分を押さえ込んで相手に合わせている人がいるとしたら、こう考えてみるのはどうでしょう。
・自分が嫌なことは続かない
・嫌々やっていたらパフォーマンスは落ちる
・嫌なのに無理矢理笑顔を作っていたら相手に失礼
これらが解消すれば、より相手を大切にできるんじゃないかと思います。
犠牲の上に成り立っていることは、「続かない・パフォーマンスが落ちる・失礼」ですし、結果的にその場しのぎで継続できません。
(その場だけの関係だと割り切っているなら、アリかもしれません)
そして一番素晴らしいこと。
「自分」という人間を客観的にみてみてください。
ちょっとおかしな話かもしれませんが、「自分」という「相手」のことを大切にできるじゃないですか。
自分という人間を大切にできるということは、救われる・幸せになる人がひとり増えるということにつながります。
自らの力で、ひとりの人を、幸せにすることができるのです。
自分を大切にして生きていくための3つのステップ
では、自分を大切にして生きていくためにどうすれば良いのでしょう?
それには、
1.自分が喜ぶ美味しいものを食べる
2.自分の健康のために体を動かす
3.自分が心から楽しいと思うことをする
という3つのステップがあります。
ぼくはこの3つのステップを通じて、自分を好きになり、自分を大切にできるようになってきました。
1.自分の体が心から喜ぶ美味しいご飯を食べる
「いやでも、ひとりだけ食べたら家族に悪いから…」
「恋人と毎日一緒に夕飯を食べる約束をしているし…」
とか別にいいんです。
たまにはお金をかけて、ひとりで、前から食べたいと思っていた料理を食べちゃいましょう。
そして、その料理をかみしめながら、体の隅々まで染み渡ることを意識しながら、集中して食べましょう。
罪悪感も、約束も、いったんすべて忘れて。
自分の体が心から喜ぶ美味しいご飯を、たったひとりで、楽しんでみてください。
2.自分の健康のために体を動かす
多くの人は、忙しいからと言って体を動かしたり運動をしたりしません。
筋肉がつき、体温が上がり、血流が良くなり、脳も活性化する。
体は喜んで、眠っていた力をどんどん目覚めさせてくれます。
力がみなぎり、ウイルスを撃退する、強くてしなやかな体に変化していきます。
3.自分が心から楽しいと思うことをする
なんでもいいと思うので、前からやってみたかったことや、自分が楽しいと思うことを一つでいいからやってみましょう。
自分が楽しいと思うことが出てこない…という人もいるかもしれません。
ぼくも一時期そうでした。
かなりの期間、自分を押し殺して生きてきたからかもしれませんね。
そんなときは、過去を振り返ってみましょう。
子ども時代、中学高校大学時代、なにをやっても楽しかった時代があったかもしれません。
写真を見返してみるのもいいかもしれませんし、日記をつけている人は読み直してもいいかも。
「あ、そういえばコレ好きだったなぁ…」と思ったものがあったら最高です!
とにかくそれをやってみましょう。
もしくはそれに似た何かを。
まとめ
余談ですが、ぼくは中学時代からMr.Childrenが大好きでした。
ライブに行ってみたいとずっと思っていたけれど、いままで行ったことがありません。
でも今度行くんですよ!6月のチケット当たったんで!
Mr.Children TOUR 2017
美味しいものを食べ、
体を動かし、
楽しいと思うことをする。
誰に気兼ねすることなく、できる範囲でやってみてはいかがでしょうか。
自分を大切にすることから、すべては始まります。
喜ぶこと・楽しいことをしている自分を取り戻していくことが、自分を大切にする近道です。
そしてそれが、相手との良い関係性をつくり、相手を大切にしていく第一歩であるとぼくは思います。
あなたが自分をもっと大切にして生きていけることを願っています!
それではー!