ところで皆さんは何か継続している習慣ってありますか?
何か良い習慣を見つけて、「よし!継続しよう!」と思っても続けることってなかなか難しいんですよね…
でも、仕事ができるようになりたい人には、是非これを知っておいてもらいたいと思います。
仕事ができる人は筋トレを継続している
という事実。
この本の著者である山本ケイイチさん。
この本が出版された当時はレバレッジシリーズで有名な本田直之さんのトレーナーもやっていたそうで。
本田さんはどんなに忙しくても、スケジュールに必ず筋トレの時間を入れ、習慣にしていたのだとか。
「いやいや!仕事ができる人はなんだってできるようになるんだ!」
って思っちゃいましたか?
でもね、それが実は逆なんですよ。
「筋トレが継続できると、仕事ができるようになる」んですねぇ。
ジムでの筋トレ体験も踏まえつつ、ちょっと解説していきますね。
筋トレの継続が人生にもたらすもの
筋トレをやってみる前に、本書に書いてある大切なことを確認しておきましょう。
まずは「筋トレをする目的」です。
ひとそれぞれ、筋トレを継続したいと思う動機や目的は違うんじゃないでしょうか?
「痩せたい!」
「カッコイイ体になりたい!」
「強くて健康な体づくりをしたい!」
「筋肉と会話できるようになりたい!笑」
などなど様々ですが、筋トレを始める動機としては「女の子にモテたい」でも、「なかやまきんに君みたいな筋肉が欲しい」でもなんでもいいんです。
まず、「はじめること」が大切。
そして、継続してしていくプロセスに大きな価値があります。
本書では、筋トレの最終的な目的は「QOL(クオリティーオブライフ)の向上である」と書かれています。
筋トレを継続していくうちに、当初持っていた目的である「痩せたい」「モテたい」「健康診断の数値を良くしたい」などの表面的な欲望がだんだんどうでもよくなってくる。
そして、「筋トレを定期的に続けていると、体調が良いのでこの状態を維持するために続けたい」とか「頭が冴えるし、気持ちが前向きになるから続けたい」という理由に変わっていくのです。
逆に、筋トレを2週間やらないと、体調が悪いと感じたり、理由もなく気持ちが落ち込んだりして、「最近冴えないなぁ…」という気がしてくることもあるようです。
筋トレを継続することは、「良い習慣を継続する」というセルフコントロールの方法を習得すると同時に、肉体と精神を鍛え、日々の気分を前向きに保つ効果もあるということ。
仕事やプライベートも含め、人生全体に良い影響を与えるのが筋トレ。
筋トレの継続が、人生にもたらすものはとても大きいのだということです。

筋トレができる人は仕事ができる
それでは、筋トレと仕事の関係について本書から学んでみましょう。
筋トレが継続できる人と仕事ができる人にはある3つの共通点がありました。
1.ポジティブさ
思い返してみてください。
「体を動かしたら不思議と気分が晴れた!」
という経験をした人は結構いるんじゃないでしょうか?
実際、ぼく自身も悩んでいる時にランニングをすると気分が晴れるという経験を何度もしています。また、統合失調症だったけどビリーズブートキャンプをやったら治っちゃったという坂爪圭吾さんの話とか、調べるといろいろ出てきますね。
そのメカニズムは、筋トレをする=体を動かすと交感神経が優位になり、興奮して意欲的になるから。
人は何かを達成したいとかできるようになりたいという意欲を持っているのに、不安や恐れから、できない理由を探しますが、筋トレの習慣は、そういうネガティブな気持ちを吹っ切ってくれるのです。
ポジティブな気持ちを保ち続けている人は、仕事ができる人ですよね。
2.自分を律する習慣
本書で山本ケイイチさんは、
トレーニングに限らず、何か自分を律する習慣を持つことは、ビジネスで成功するための必須条件と言っていいだろう
と言っています。
実際、政治家や財界人には柔道や合気道をしている人が多く、経営者には茶道をしている人が多いのだとか。
仕事とは別に自分を律する方法を確立していて、何か一つのことに打ち込んできた人というのはメンタルタフネスが秀でている人。
また、アメリカのエグゼクティブの間でも、トレーニングによって体を鍛えるのは常識になっています。
「太っているということは、自分自身をコントロールできないということを証明している。」
「そんな人はリーダーとして他人を率いていけるわけがない!」
とみなされるようです。
筋トレを継続する習慣は、自分を律して一つのことに打ち込む、自分自身をコントロールする力を養います。
精神的なタフさや自分を律する力を持っている人は、仕事のできる人ですよね。
3.直感力
優れた経営者は、幾つかのプランすべてを見渡した上で、最終的には「直感」で決める人が多いのだそうです。
それはつまり、心が安定してタフであり、一つのことに集中できるから。
余計な情報に惑わされず、自分が本当は何をしたいのか?知っているからです。
人間が誕生して約百万年もの間、人間は直感を頼りにしてサバイバルな世界を生き抜いてきました。「考えて動く」というその時間が、そこでは命取りです。
文明が発達して安全な世の中になり、「考えた結果で動く」が当たり前になって、直感力が次第に鈍ってきているのかもしれません。
トレーニングに来ていたある経営者が、山本さんにこんなことを行ったそうです。
「儲からない仕事はしたくない。だって遺伝子が嫌がるから」
理論的でない感じがありますよね。
でもその方は、直感的にその時一番正しいと判断した行動をとって、会社を経営しているのです。
著者の山本さんは、「直感とは、脳の活動というより身体活動である」と言っています。
筋トレは身体能力を鍛え、直感力を養う手段ということ。
直感力を鍛え、直感的に行動している人は、仕事のできる人でしょう。
筋トレが継続できる人の共通点とは?
ここまで見てきてわかる通り、筋トレが継続できる人は、仕事もできる人です。
「なんとか継続できるようになりたいけど、継続するためにどんなことに気をつければいいのかな?」
と思ったあなたに朗報です!
筋トレを継続できる人の共通点が本書に書かれていました。
以下の3つのポイントを押さえて行動できれば、筋トレが継続できる=仕事ができる人になれます。
筋トレ継続ポイント1 「目的が明確」
目的が明確であるということは、ゴールが明確であるということ。
逆算的して実行可能な計画を立てることができる人が、筋トレも仕事もできる人です。
筋トレ継続ポイント2 「仕組み化できる」
筋トレをうまく継続できている人でも、急にやりたくなくなったり、気分が乗らなかったりする人だっていますよね。
そういう事態を予測して、例えば、
- トレーニングを始めたことを周囲に宣言したり、
- パーソナルトレーナーをつけてスケジュールを確定したり、
- 仲間を見つけたり、
- ジムに入会したり、
- 何かを達成したら自分にご褒美をあげる、
など、あらかじめ対策を打っておける人がいます。
筋トレも仕事もできる人は、継続できなくなりそうな状況を予測して、モチベーションを高め、継続できる仕組みを作っている人です。
筋トレ継続ポイント3 「スローラーナーである」
「生活習慣を改善する」という目的で筋トレを始めた場合、一気に生活全体を変えたくなりませんか?
でも、筋トレがうまく継続できる人というのは、
- とりあえずトレーニングを始める
- トレーニングのメニューも一つに集中する
- 長期スパンで考えている
といった感じで、ゆっくりと積み重ねていける人なんです。
筋トレを継続し、仕事ができる人は、一度に多くを変えず一つのことに集中してコツコツ積み重ねていける人です。
実際に筋トレやってみた
ぼくが今働いている、信州上田市で古本の販売・買取事業を展開しているバリューブックスはイオンの裏にあるホリデースポーツの法人会員。

信州上田市にあるホリデイスポーツです。
1日5名まで従業員が自由に使えるようになっています。なんて良い会社なのでしょう!
というわけで、バリューブックスのイケメンマッチョにトレーナーになってもらい、筋トレやってみました。
はじめてジムで筋トレしてみた
行ってみたはいいけど、たくさんあるトレーニング器具の使い方がまったくわかりません。
オロオロしてたらイケメンマッチョが教えてくれました。
「今日は筋肉のビッグスリー(胸・背中・足)を一通り追い込みましょう。」
「まずはベンチプレスいきましょうか。追い込むならこれですよ。」
と、「追い込む」ワードが筋トレでは当たり前のようです笑。
ということで人生初のベンチプレス。
まずはギリギリ上がる重さを確認。その後、ギリギリ上がる重さ×0.8の重さに設定して上げ下げを繰り返すトレーニング。
ぼくは40kgを10回上げただけできつかった。
それにしても自分の体重も上げられないとは情けない…
イケメンマッチョはなんと90kgくらい繰り返し上げていました。
筋トレ体験が教えてくれたこと
バリューブックスのイケメンマッチョが繰り返し言っていた
筋トレで大事なことは、自分にウソつかないことですよ!
というフレーズが頭に残っています。
「もう限界!」と思っても、「本当に?」「まだ上がるんじゃない?」と自分に問いかけて、やってみるとできるんです。
脳が「限界!」と思っても、実はパワーは温存されている。
限界は脳が作っているってことです。
これは日常生活や仕事にも当てはまる大切な教えだなと、体験を通じて学びました。
筋トレを継続している人は、自分の脳が作った限界の超えかたを知っています。
ここでも、「筋トレが継続できる人は仕事ができる人だ」と納得しました。
まとめ:筋トレ継続して仕事できるヤツになろう!
いかがでしたか?
筋トレと仕事には密接な関係があることがわかりましたね!
筋トレも仕事もできる人の共通点は、
- ポジティブさ
- 自分を律する習慣
- 直感力
の3つを持っている人です。
そして、筋トレを継続するためのポイントは、
- 目的を明確にする
- 仕組み化
- スローラーナー
の3つでした。
どんなことにも言えるのは、できるようになりたければトレーニングが必要ということ。
そして、継続が不可欠であるということです。
筋トレを継続してできるようになることには、大きな意味があります。
そしてそのプロセスは、必ず仕事に活かすことができる。
筋トレは奥が深かった。
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AmazonKindle楽天ブックス 本書を読んで、今後は「ポジティブさ」「自分を律する習慣」「直感力」をつけることを目的に、週一回の筋トレ継続にチャレンジすることにしました。
「毎週土曜日の夜9:00に上田イオン近くのホリデースポーツに行って、筋トレをする」
という項目をスケジュールに追加します。
皆さんも仕事ができるようになる筋トレ、一緒にいかがですか?
まずはジムに行ってみる、ちょっと腹筋してみる、朝散歩する、とかでもいいかもしれません。
今の自分にできる小さなことから始めて、ゆっくりと無理なく継続してみるのがポイントです。
筋トレを継続し、仕事ができるようになって、クオリティーオブライフ(人生の質)を高めていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではー!