【本】え?これだけで頭が良くなるの?人生が変わる「ノートの書き方」がわかる本。

 
「たかがノートで、んなわけないでしょ?」
って思いますよね?ぼくも最初はそう思いましたよ。
 

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

  • 作者:高橋 政史
  • 出版社:かんき出版
  • 発売日: 2014-05-26

 

図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

  • 作者:高橋 政史
  • 出版社:かんき出版
  • 発売日: 2014-11-06

 

でもこの本を読んでる途中で、「まあ、たかがノートなんだし、やってみるか…」と思い立ち、本に書かれている通りのことを、とりあえず「基本」だけ真似てはじめてみたんです。モノは試し。
 
で、書きながら本を読んでみたんです。
つまり、「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」を方眼ノートを使ってまとめてみたワケです笑。では、わかったことを書いてみます。

 

 

どうだったか?

 
これ、まじで効果ありますよ。
 
ぼくはブログを書く前に一回方眼ノートでタイトルや書くことを整理することにしたんですが、書くスピードが格段に早くなった上に、まとめまでうまくつなげられるようになりました。
 
文章を書くことだけじゃなく、覚えたり、考えたり、伝えたり、課題解決したり…と使っているうちに可能性と広がりを感じてワクワクしました。

 

 

ノートで頭が良くなる?本当なの?

 
東大合格生やマッキンゼーのコンサルタントの多くは、ノートの使い方を誰かに教わった経験があるそうです。ほとんどの人が本書に書かれている「フレーム」を使ってノートを書いているんだとか。
 
つまり、ノートの書き方一つで勉強ができるようになるかならないか決まってしまうのです。
年収ウン千万稼ぐようなマッキンゼーなどのコンサルタントは、入社してまずはじめにこのノートの使い方を徹底的に叩き込まれ、お客さんの課題を解決するために毎日10枚くらいは書いていて、日々「脳の筋トレ」を重ねている。
 
大きな会社のコンサルタントは、大企業の経営者を相手に課題解決方法を提供している人たち。
そんな人たちでさえ、毎日毎日決まったフレームで方眼ノートを書き続け、より筋力をアップさせているのだそうです。恐ろしや…笑。

 

 

ノートは「第2の脳」

 
ノートのことを、著者の高橋さんは「第2の脳」と呼んでいます。(このフレーズ、個人的に好きです笑)
東大に入れるか?年収ウン千万稼げるか?は能力の差ではなく、「第2の脳」つまりノートの使い方をわかっていないだけ、と言うのです。
 
重要なのでもう一度書いておきますね。
能力がないのではなく、能力を引き出す「第2の脳」の使い方を知らないだけ
なのです。こりゃまずい。子どもに早く教えなければ…

 

 

子どもにも簡単にできちゃう!「第2の脳」の正しい使い方

 
このノートの書き方は子どもにもオススメされています。
やり方は本当に簡単。
 
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A4の方眼ノートを買ってきて、こんな感じで横向きに使って、線を引いて、
 
・左上部は「タイトル・問い」と「結論」を書く、「見出しスペース」
・左から「事実」「解釈・気づき」「行動」を書く、「思考スペース」
・右上部は「要約・ポイントを3つ」書く、「まとめスペース」

 
として、後は書き込んでいけばいいだけです。

 

学校の勉強でも、読書感想文でも、夏休みの自由研究も、会社の報告用資料もプレゼン資料も、何もかもこれでできてしまうんです。もう何も考えずに(実際は書きながら考えるのですが笑)、この通りにスペースを埋めていけば頭が良くなっちゃうし、大切な人の課題解決までできるようになっちゃうのです。
 
とにかくこのフレームでこの順番に書いていくということさえクセにしてしまえばいいのです。

 

 

説得力がない?

 
ああ、そうですかそうですか。
まあ別にやらないならそれでもいいんですけど、もったいないですよ。たかがノートなんですから笑。
でもぼくも最初は疑いの目を持っていたので、その気持ちは良くわかりますよ。
 
なのでちょっと書かれていた説得力のあるうんちくを紹介しますね。

 

 

なぜA4の方眼ノートを横向きに使う?

 
・なぜ方眼ノート?
方眼ノートには最初から「フレーム」があります。
だから字が正しくキレイに書けるし、線もグラフもキレイに書ける。
 
・なぜA4ノート?
「ノートのサイズは思考のサイズ」と言われるそうで、書くスペースが狭ければ狭いほど書ける量も気持ちも小さくなってしまうので、できるだけ大きい方がいいということと、
 
・なぜ横向き?
人間の思考は眼の構造に左右されるそうです。自分の眼を確認して欲しいのですが、横に広がっています。つまり横方向に広くモノが見えるので、全体像を把握するためには横方向に広がっている方が良いのです。逆に縦方向だと一行一行スクロールしていくことになり、一度に得られる情報が少なくなる。
 
テレビもPCも映画のスクリーンも全部横長ですよね。
「木を見て森を見る」つまり全体を捉えながら細部もみることができるからなのです。

 

 

なぜフレームが大事?

 
「フレームがあるから発想を目的に沿って整理できる」と高橋さんは書いています。
日常生活を思い浮かべても、道路にセンターラインがあるから車を真っ直ぐ走らせることができるし、バスケットボールもゴールにリングがあるからそこを狙って投げ込めるわけです。つまり、「フレームがあると正しい思考・行動ができる」ということになります。

 

 

なぜ3つに分けて書く?

 
方眼ノートに「事実→解釈→行動」の順に書いていくのですが、これを「黄金の3分割」と高橋さんは書いています。
なぜかというと、まさに「人間の思考そのもの」だからだそうです。
 
自然と、その順番で思考して行動しています。自然なのです。
でもいろんなことが頭に思い浮かんで来たり、事実と解釈がごちゃ混ぜになってしまうから、思考がまとまらないわけで。
それを「第2の脳」=「ノート」でフレームを使ってやれば簡単だぜ!って言っているのです。

 

 

なぜ見出スペースが重要?

 
で、見出しスペース。
新聞や雑誌を読むとき、ぼくたちはいつも見出しを頼りに必要な情報を探しています。
情報が溢れる現代では、読んでもらいたい側としても、読む側としても、超重要なのだと高橋さんは言っています。
 
これは、自分が考え始める時も、後から見返すときも大いに役に立ちます。
「何を考えるんだっけ?」を書いて課題にフォーカスし、「何が書いてあるんだっけ?」を書いておいて見返した時の理解スピードを高めることができます。
 
「良い見出しをつけられる人が価値を生む時代」とも、高橋さんは言っていました。
その鍛錬をするために、見出しを使って方眼ノートを書くことはとても重要なことだとわかりました。

 

 

 

まとめ

 
ポイントは、
・A4サイズの方眼ノートを横向きに使い、
・「読みたくなるようなタイトル」「内容を一言で簡潔に言い表す結論」を常に意識し、見出しスペースに「タイトル・問い」「結論」「3つのポイント」を書く。
・思考は「事実→解釈→行動」の順にノートに書く。

となりました。

 

これ使い始めると、自分の中に眠っている能力を信じる気持ちが芽生えます。
それがわかると、多くの人が能力を眠らせていて苦しんでいるのかもしれないな…という想像も膨らんできます。ぼくはこのノートの使い方を知っている人を見たことがないので。

 

「第2の脳」を解放してくれるのは「方眼ノート」と「フレーム」ですね。
ただのノートなんで、使わない手はないでしょう。

 

これはブログを書く前にぼくが書いた方眼ノート。
 
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本にはいろんな事例を紹介しながらもっと詳しく書いてありますので、子どもの才能を引き出したい方は是非読んでみてください。
 

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

  • 作者:高橋 政史
  • 出版社:かんき出版
  • 発売日: 2014-05-26

 

図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

図解 頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?

  • 作者:高橋 政史
  • 出版社:かんき出版
  • 発売日: 2014-11-06

 

 

それではー!

 

2016/2/24追記:
ご指導をいただき、矢印部分にロジカル接続詞を付けまひた。的確な論理展開をするためにロジカル接続詞は大切です!
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ABOUTこの記事をかいた人

東京都北区出身。 これまでの経験と読書遍歴を活かして、現在は動画制作・コミュニティー運営・速読読書会開催・YouTubeチャンネル運営・オンライン講座を通じて、人が自らの才能を発揮し自由に生きるためのサポートをしています。