【ストーリー思考】フューチャーマッピングを始める前に知っておきたい3つのこと。

 
皆さんは目の前にどうしても解決したい課題・問題があった時、どうしますか?
課題・問題を過去の経験から考えてみたり、人を集めてアイデア出しをしたりして、そこから考えられる「やるべきこと」を挙げていく、なんてのが多いんですかね?
 
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photo credit: ? via photopin (license)

 

 

「やる気が出て課題も解決できちゃう」理想の方法はあるのか?

 
でも、考えに考えに考えて出てきた「これをやればいい!」というアクションプランがすげーつまんないもの・やりたいと思わないものだったらどうしましょう。ぼくが会社で経験した「会議で決まったこと」って大抵こんなんでした笑。

 

「つまんないし、全然やりたいと思わないけど、お客さんのために・会社のためにはやらねばならぬもの。だからやらなきゃね。」みたいに自分を奮い立たせてみたりみなかったり笑。

 

もっとひどいのは、「誰かが考えたわけのわからないアクションプランを、ただ実行させられる」場合。もうただ淡々と役割をこなすだけだな、とか割り切り始めると、誰がやっても同じ仕事しかできなくなってしまいます。

 

これまでの経験を踏まえて、「諦めのブロック」を外して、フツーに素直に考えてみれば、「オモシロ楽しく課題を解決して、理想の未来を自分で創りたい」と思うんじゃないかな?そうやってできれば生きるのも仕事をするのも楽しくてやりたくなるんじゃないかな??

 

と思っていると、「ストーリー思考—「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める」という本を紹介され、何やら考えていたことができそうな「フューチャーマッピング」というツールがぼくの前にもたらされました。
 

 

 

なにそれ?

 
この本を読んでのぼくの解釈では、フューチャーマッピングとは「誰かをハッピーにするための楽しい妄想の物語と、現実の自分の物語をつないで、理想的な未来を楽しく創造する」もの
 
この本には、フューチャーマッピングを開発して実際に使い続けてきた神田さんの理論と実践の結果と、フューチャーマッピングを描く手順が丁寧に描かれています。

 

 

フューチャーマッピングを始める前に知っておきたい3つのこと

 
やり方については、「ストーリー思考—「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める」の中に本当に丁寧に書かれていて、その通りに根気強く進めていけば書けると思います。ぼくにも描けたんだから誰でも描けます。絶対描けますよ。
 
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描き方の詳細について本書に譲らせていただき、ここではぼくが感じた3つのポイントを書いておきたいと思います。それは「物語の力」「分離する力」「テキトーに考える力」です。

 

 

1.物語の力

 

物語は、問題を過去からの延長で解決しようという思考からあなたを切り離します。

 

と、神田さんは本書で言っています。
目の前の課題にフォーカスしてしまうと、発想が小さな枠の中に閉じ込められてしまいます。つまり、自分の潜在意識の中に隠れている素晴らしいアイデアや素敵な能力が解放されないということ。
 
物語はその狭い枠から脳みそと能力を解放する力を持っています。
フェイスブックは「世界をもっとオープンな場にしたい」、iPodは「何千もの曲を外に持ち出して自由に聞けたら」、と「こんなものがあったらいいな」という、若い人たちがワクワクするような未来を描く物語から生まれました。

 

物語は「人を動かす原動力」になり、思考は現実になる。
神田さんが過去6年間フューチャーマッピングを描いてきて見出した原則は、

 

「描いたストーリーに応じて現実が動く」

 

ということ。まずは「物語の力」を信じることが大事です。
小説でも、映画でも、ビジネス書でも。身の回りの物語の力を感じてみてください。

 

 

2.分離する力

 
ぼくがフューチャーマッピングのワークをしていて一番苦しかったのが、「どうしても妄想中に現実の課題を考えてしまう」ことでした。楽しく物語を妄想している時に、「いやでも実際、これは今の課題に結びつかねーし」と思考が乱されてしまうのです。

 

妄想と現実を完全に分離して考える「分離する力」がとても重要です。
 
そのためには、
・1回1回気持ちを完全に切り替えてワークをすること
・妄想する時は、現実の課題を書いた部分をポストイットなどで隠すこと

 
だと、知り合いのフューチャーマッパーに聞きました。
これは素晴らしいアドバイス。

 

感情と理論、事実と意見など、なんでもそうですけど「分離する力」って大切ですよね。
分離した上で、後で2つのことを統合するように心がけましょう。

 

 

3.テキトーに考える力

 
物語を描く上ではこの力が鍵を握ります。
 
真面目に考えたら面白い物語浮かんできませんし。思いついたことをパッと言葉にして、テキトーにどんどん乗っけていく。結果、テキトーに点と点がつながり、思いもしない物語が生まれるんじゃないかと。

 

ぼくはまだその境地に達していませんが、やってみて、フューチャーマッパーになるのであれば「テキトーに考える力」が必要だなと感じました。テキトーでいい、それでいいんだと思っていいのです。リラックスして脳を緩めた方が、面白いことが浮かんできますしね。

 

 

まとめ

 
フューチャーマッピングを描くときに、物語をつくるのは自分です。
どんなにテキトーな物語でも、自分で考えた物語は、自分の頭の中で生まれた自分の言葉で語られた、自分の物語。しかも誰かが120%ハッピーになる物語だから、ワクワクしてついつい自分も嬉しくなってしまう。
 
で、そんな妄想の物語が、現実の課題と連動したら、、、
理想の未来を楽しく生きていける気がしてきました。

 

人は自分の幸せを考えている時より、誰かの幸せを考えているときのほうが嬉しく楽しくなるもんです。誰かをハッピーにすることで、想像を超える力を発揮してしまう。つまり、理想の未来に向かうために必要な「才能」が、自然と引き出されてしまうということ。

 

 

ネクストアクション

 
そんな物語に乗っかって、ぼくもフューチャーマッピング描いていくことにしました笑。
とにかく物語を上手く描けるようになりたいので、「ストーリー思考—「フューチャーマッピング」で隠れた才能が目覚める」を読んでのネクストアクションは、高田純次さんの「適当日記」を読んでテキトー力を身につけます笑。

 

 

適当日記

適当日記

  • 作者:高田 純次
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日: 2008-02-01

 

それではー!

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。