誰にでも「本音と建前」があると思う。
ぼく自身も、なるべく人と本音で付き合いたいと思ってはいるけれど、まだ建前を使っていることもあるなと自覚している。
だから建前なしで自然体で生きている人にぼくは憧れるし、無条件に魅力を感じるんだと思う。

「本音で語れないこともある」というのはわかる。
でもそれは、他者からしてみれば「建前」という大きな溝となる。
これ以上近づけないという感覚は、信頼関係を築くための弊害となる。
そして、もっとも厄介なのは、その建前は本人が勝手に思っている「守りたい・守らなければならない」というアンコンシャスバイアスであることが多いということ。
本人だけでは気づくことができない、無意識のガードやバリアになっている。
そのガードやバリアに何かしらの形で本人が気づき、いい感じに開き直れたところから、相手との信頼が少しずつ生まれていくんじゃないか、と思う。
昨日は「身勝手な開き直りではなく、誠実な自己開示が、場の雰囲気をオープンにする」ということがわかった日でした。
誠実な自己開示をしていこう
「オレが悪かった」
やってしまった本人が一番反省していて悩んでいて辛くて、周りのみんなはその人がやってしまったことを認識しているんだけど。
責任あるポジションにいる人の「オレが悪かった」の、たったその一言ににじみ出る「誠実な自己開示」が、周囲の人の感情を震わせる。
それは、その人が「自分は責任あるポジションの人間だから、こうあらねばならない」とか、「部下から期待されている通りの人間でいなければならない」という、アンコンシャスバイアスを脱ぎ捨てたからであり。
「建前」よりも、「目の前の人との信頼関係」を大切にしたから。

簡単で安い言葉や、「しょうがないじゃん」が含まれた身勝手な開き直りの言葉では、人の心は動かない。
「誠実な自己開示」をにじませる行動が、不信の溝を埋め、場の雰囲気をオープンにしていく。
いいことも悪いこともオープンにできるようになればなるほど、そこは「居心地のいい場所」になっていくんだと思います。
まずは半径3mから。
自分が自然体でオープンでいられる「居心地のいい場所」をつくっていこう。
参考にした本

あなたのチームがうまくいかないのは「無意識」の思いこみのせいです―信頼されるリーダーになるたった1つのこと
- 作者:守屋智敬
- 出版社:大和書房
- 発売日: 2017-10-21
自己開示の重要性については「ジョハリの窓」を知ると理解が深まります。
こちらの動画を参考にしてください。
それではー!