「生き生き」と生きるってどういうことだと思いますか?読んで字のごとく、「2回生きる」ということです。
1回目の「生きる」は、食べ物や住む場所、つまり生活のため。
では、2回目の「生きる」は?
起業を目指したいけど勇気がでないサラリーマンのあなたは、この本を読めば「勇者」になって、2回目の「生きる」を体験できるはずです。
どんなストーリー?
子どもの頃に夢中になってやっていたドラクエとかファイナルファンタジーとか、ゲームの中のストーリーに戻れる本です。本の中に楽しくてのめりこんでしまう世界をつくって、伝えたい大事なことを多くの人に伝えられる能力って素晴らしい。
ストーリーを「大人的」に表面的に受け取れば「幼稚な本だなぁ」と思うでしょう。ですが、ここに書いていあることは「生き生きと」生きていく上でとても大切なことが書かれています。
主人公の少年は、強いコンプレックスを持っていて自分を表現できません。
これはほぼすべての人、特に日々「仕方がない..」とか言って諦めてるサラリーマンにとって他人事ではないんです。
周りの目を気にして、勇気を持てない、行動できない、自分の意見を言えない、、、
そんな人たちは、大小あれど、この少年と同じです。
自分と主人公の少年を重ね合わせて読んでみると、気づきに溢れ、「自分にもできるかもしれない」という勇気をもらえます。
さあそれでは、臆病なサラリーマンだったぼくやあなたが、「生き生きと生きる」ために必要な「日々の3つの選択」について読んでみましょう。
1.考えるな、感じろ
あなたが本当に好きでやっていることがもしあるとしたら、その理由って明確に言えますか?
よーく考えて欲しいのですが、結局「なんだかわからないけど好き」「うまく説明できないけどとにかく好き」みたいな結論になるんじゃないかと思うんです。
ぼくは、歌を歌うのが好きなのですが、なんでって言われて理屈を出すことはできます。「大声出すと気持ちいいから」とか「上手くなると嬉しいから」とか。でもどれも決定打にはなりません。だって、大声出せばいいなら歌じゃなくてもいいじゃんとか、上手くなるのが嬉しいなら他にも簡単に上手くなれるものがあるよ、とか?
ね?説明できないでしょ?笑
誰がなんと言おうと、「好きなものは好き」なのです。
それは好きな人もそうだし、好きなモノでもそう。
理屈で言えば、絶対にそれよりも良いものがあるはずだけど、そんなの関係なくて、とにかくそれが好きなんです。
「考えるな、感じろ」
これはブルース・リーが映画で言っていた有名な言葉ですね。
目の前にメロンパンが2種類あったとして、たいていの人は頭で「良いか悪いか」「得か損か」を考えて選ぶのがクセになっています。いつからかわからないけど、そんなクセが自分にもついていたのに最近気づきました。
だけど、頭で考えると不安に支配されます。
リスクとか損得を考える頭は、「自分の心が好きなもの」を見る目を曇らせます。
本の中では、
ワクワク羅針盤を使う
と表現されています。
「なんだかわからないけどこっちが好き」という、自分の中から湧き上がってくる感情は、あなたそのものです。その「ワクワク感」を大切にすることが「2回目の生きる」につながるのだとわかりました。
2.周波数を感じる
「考えるな、感じろ」の話と似ていますが、一緒にいて心地良い人、ワクワクする人を見つけることが大切です。ぼくらは人に会うときも、「頭」でリスクや損得を考えてしまいがちですから。
でもいいんです。そんなこと考えなくて。
「なんだかこの人に惹かれるなぁ」とか、「こんな人になりたいなぁ」とか、「この人だと自然体でいられる」みたいなことに敏感になることが大切なんです。
それは「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」の中の言葉を借りると、
周波数が合っている
状態。周波数は波です。自分にも場所にも、おそらくそういう目に見えない波があるのかも、と考えると面白いですよね。
周期が細かくて、大きさもバラバラな場所にいると、それに影響されて自分の持っている波が乱されて居心地が悪くなったりする。自分の軸を持つとか、感情をコントロールするっていうのは、そういう場でもいかに自分の波を保っていられるか?という風に言い換えられます。
自然の中にいると落ち着くって人が多いのは、きっとそこにある波は大きくて緩やかなので、自分もそれにつられて緩やかになれるからかと。自然は人の中に流れる波をチューニングしてくれるんだなと考えることができます。
人も同じで、細かくて増減が激しい波に影響されると自分が乱されたりするけど、「自分に合う周波数」の人を見つけて一緒にいることができれば心地良く過ごせますし、自然の中にいることと同じで「この人の周波数いいなぁ」と思う人と一緒にいれば、チューニングされてその人のような生き方へとシフトすることができる。
世間的にスゴいと言われている人と一緒にいることが重要なのではなく、「周波数の合う人合わせたい人」と一緒にいることが、「2回目の生きる」につながっていくのだとわかりました。
3.なりたい自分になることを許す
「思考したことが現実になるのだ」というのはよく聞く言葉ですが、この本にもそう書いてありました。
本の中で、ラオシーというカエルの姿の先生は、
この世にあらわれるすべての現実は、おまはんらの心のあらわれやけん。心、つまり、思考や気持ちが先にあって、考えたことが目の前の現実となって映し出される。それを人間は「体験」として「生きて」おるんじょ。
と言っています。
でも、「目の前で起きていることは、自分の思考が作り出したもの」と言われてもうまく消化できませんよね。
ただ、問題はそこじゃなくて、「どう考えたら、力が発揮できるか?」だと思います。
もし、考えたことがその通り現実になるのだとしたら、あなたはどうやって生きますか?
ぼくやあなたが、「そんな風になれっこない…」と思考すれば、その通りになる。
逆に「こんな風になりたい!」とポジティブな表現でなりたい自分を思い描けば、なれる。
どっちを選ぶか?という、ただそれだけの話です。
本の中では、
「ライフログライン」をつくる。「ライフログライン」とは、端的に自分の人生を言いあらわす一行じょ。たとえばココ・シャネルは「親に棄てられ孤児院で育ち貧乏だったけれど、デザイナーとして大成功し、女性の自立に貢献した人生」じゃ。
と書かれています。
「なりたい自分」をポジティブな言葉で思いきって表現し、自分の人生を一行で言いあらわす。
ライフログラインをつくって毎日読み返す。
生き生きと生きる第一歩は、「なりたい自分になることを許す」ことだとわかりました。
アクション
今後のぼくの行動は、こうなります。
1.頭で考えて選択しようとしている自分を捉える
人と話すときに使う言葉、何かを買うとき、どの道を歩くか。
選択を意識し、常に「ワクワクする方」を選ぶ。
2.理由はわからんがなんか好きだを捉える
なんかいいなと感じる人は誰か?出会うすべての人に意識を向ける。
3.なりたい自分を思いきって表現する
ポジティブな言葉で自分の人生を一行で言いあらわすと、
「やりたいこと・楽しいことをしがら稼いで、余力で人の心を笑顔にした人生」
上記の1.2.を毎日夜ノートにログし、3.を読み上げます!
まとめ
周波数の話とつながりますが、こんなことも書いてありました。
周波数を変えれば、おじくそ(いくじなし)でも勇者になれる。
周波数を変えるには、思考を変えるのもじゃが、行動を変える、発する言葉を変えるのが最も早い。
「なりたいキャラになりきる」ことで周波数を先取りするといいということです。でもなかなか、想像した人になりきるのは難しい。
だけど、出会った人や近くにいる人になりきろうとすることは、少しハードルが下がる気がします。
自分を変えるためには、臆せず、好きな人やなりたい人に会うことは超重要です。
そのためには、自分の周波数を解放することからです。
きっと周波数が合う人との出会いが生まれます。
ぼくは、会社を辞めよう、自分を変えよう、と覚悟して自己開示をし始めてから、そういう不思議な出会いが増えてきました。本当にありがたい話です。
この本も、波長の合う人に勧められて迷わず買って読んだ本です。
やっぱり、今の自分に必要な本でした。
読んで満足ではなく、行動に移してこその読書!
さあ、やってやりましょー!
臆病なサラリーマンでも、絶対起業できますよ!
それではー!