【本】ミニマリストから学んだ、ビジネスマンが「本を捨てる」ことの本質的な価値。

 

増えすぎたものを減らすことは、幸せについてもう一度考えてみること

 

と「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –」の著者佐々木典士さんは、この本の中で語っていました。
 
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モノを手に入れたくなってしまう人間の心理、捨てることの意味、生きていく上で大切なこと…
これからの新しい時代を、どうやって生きていくか?がわかる本。
 

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –

  • 作者:佐々木 典士
  • 出版社:ワニブックス
  • 発売日: 2015-06-12

 

まとめます。

 

 

なぜ人はモノを手に入れたくなるのか?

 

神経ネットワークは、刺激が変わるという「差」に注目する

んだそうです。

 

そして、

現在をもとに未来を予測してしまう
(気に入った)ジャケットを10回着たときの喜びを想像できない

 

つまり、
「慣れてきて当たり前になると飽きる」
ということ。

 

現在をもとに未来を予測してしまうから、

手に入れた瞬間の気持ちが、その後もずっと続くように感じてしまう

のだと、佐々木さんは書いています。

 

未来を予測できないという意味では、酒好きなおっさんが二日酔いで辛い思いをして、「オレはもう絶対に二日酔いになるほど酒は飲まない!」と言ってたくせに、また刺激を求めてヘベレケになるのと似ていますかね。いや、ちょっと違うか笑。

 

 

捨てることの意味

 
捨てることには大きな意味があります。
「捨てることができる」ということは、「本当に大切なモノは何なのか?」わかっているということ。

 

 

要は「何をやらないか?」

 
サッカー界で史上最高なのはマラドーナなのか、メッシなのか?とまで言われる天才プレイヤー「メッシ」について書かれております。

 

メッシは「走らない」んだそうです。運動量が他のトッププレイヤーと比較しても極端に少ないらしい。
ネットで探すとそういう記事がたくさん出てきますね。
<参考記事>データが示すメッシが世界最高の選手たる理由

 

メッシは、「大事な瞬間がわかっている」と著者の佐々木さんは書いています。
上の参考記事にも、

 

勝負のポイントを見極めて効率的に走ることで、持ち前の技術や得点能力を生かすことができているという証

 

とありました。

 

つまり、「何をやるか?」ではなく「何をやらないか?」がわかっていることが重要で、大事なことが分かっていれば「あとはいかに捨てるか?」なのだと。

 

これは情報も同じで、

本当に大切なものだけを選べば、惑わされない

 

と、著者の佐々木さんは言います。

 

 

モノは常に「発している」

 

置かれたモノはメッセージを発している

 

と書いています。
置かれているだけで、見えるだけで、「その想いに神経を使っており、縛られる」。
これも、不必要な余計な情報に惑わされて、生きることに集中できない原因になりそうですね。

 

 

本を捨てることの価値

 
ぼくが最も印象的だったのが、佐々木さんの家に大量に存在していた「本」の話。
佐々木さんは持っているだけで読んでいない「積ん読」がたくさんあったそうです。

 

・自分には価値があると思わずには人は生きていられない
・他人から認められることでしか自分の価値を確認できない

 
とあり、そして、

 

ぼくは本の量を通じて自分の価値を伝えようと懸命だった

 

と語っていました。
つまり、自分の価値を証明するために、「本=モノ」を手に入れていたということです。
んー…なんだかよくわかるなぁ〜と。

 

実際ぼくも本が溜まってきていて、読んでいないモノもたくさんあります。
でも見ているだけで何か満たされるというか、「オレすげーじゃん」的な気持ちにちょっとなったりするんです。

 

本って何のために手に入れるかというと、実際は「自分の行動を変えたい」とか「変わりたい」とか、根本的な部分にそういう欲求があるんじゃないかと思うんですよ、本当は。「これ読めば違う自分に出会えるかも」という期待感があって、買うんです。

 

でも、ただ買っただけで「変わった」気がしてしまう時もある。

 

だけど「行動に変わらない知識はただのゴミである」という、ぼくにとっては耳の痛いことをおっしゃる方もいます。でも正しいし、本質的ですよね。「正しい言葉」は時に「痛い」のです。

 

先ほどの話でもあったように、大事なことがわかっていれば後はいかに捨てるか?という話であり、大事な瞬間を見極めて最大限の力を発揮するためには、情報も「自分にとって本当に大切なものだけを選ぶ」クセをつける必要があるとわかりました。

 

人生は短いから、余計なことに神経を使って時間をムダにしている暇などないのです。

 

 

ネクストアクション

 
というわけで、自称「あばれるコンサル」大野は、今日から本を処分していきます。
でもただ捨てるのはなんだか気が引けるし、損した気分にもなるので、売りたいと思います。
 
売るのも方法が2通りあります。

 

1.ネット本屋さんに売って世の中に循環してもらう

 





 

これは楽ですよね。
何にも考えないで不要になった本を出せば、お金をくれて世の中の必要な人に循環させてくれます。
集荷もしてくれるみたい。

 

 

2.ネットショップで自分で売る

 



最短30秒でネットショップを開設

 

言わずと知れたBASE。
速攻でネットショップ立ち上げられます。
ぼくも登録して少しやりましたが、また再開します。

 

まずは今日紹介した「ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ –」を、格安でお譲りします。送料込みで555円。条件や本の状態は以下をクリックしてご確認ください。よかったらどうぞ。

 

 

まとめ

 
これからの新しい時代、「考える」時代にビジネスマンが生き残っていくためには、余計な情報に神経を使っていてはいけません。「考える」ためには情報を「捨てる」技術も必要になってきます。

 

増えすぎたものを減らすことは、幸せについてもう一度考えてみること

につながります。

 

一緒にどんどん捨て(売り)ましょう!
それではー!

 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。