こんにちは。大野です。
成長を自らストップさせてしまう人がいます。
これは誰にでも、大なり小なり、起こること。
結論から言うと、内省できない、矢面に立たない、どちらか一つでもしている人は、成長できない人です。
逆に、内省できて矢面に立てば、確実に成長します。
最後の章で、解決策についても触れますのでお楽しみに。
成長できない理由1:内省できない
内省できない人は、たとえば自分の仕事、つくったもの、放った言葉に対して、他人からの意見や評価があったとき、現実を見ることから逃げてしまいます。
自分の行いが良い方向にいっているのか、それともおかしな方向に向かっているのか。
データを見ればすぐに改善点が分かるのに、データから目を背け現実から逃れて、自分がいま取り組んでいることを正当化したり盲信して変わらないことを選択しようとします。
そして
- この人は何もわかっていない
- 私がこれだけがんばったことに対してリスペクトがない
- 自分ではできないくせに
などと心の中で思い続けるか、
- 自分がやりたいのはもっと大きいことなんだ
- いまは結果が出ていなくてもいいんだ
- そんなことやりたくて取り組んでいるんじゃない
いずれにしろ、ダークサイドに陥ります。
「もっと私を見て!承認して!」という気持ちが強くなり、相手の言葉を受け止めることができません。
成長できない理由2: 矢面に立たない
自分の仕事や役割を自分で設定できなかったり自覚できなかったりして、決めることを誰かに委ねておきながら、意見や評価が飛んできても、
「私が決めたんじゃない」「私はただ言われた通りやっているだけ」
そうやって予防線を張り、矢面に立たずに誰かを盾にする人もいます。
サッカーで言うと…
フォワードとして試合に出て、ゴール前でパスを受けてもシュートせず、絶好の得点チャンスを逃したのに、「私はただ言われたからここにいるだけです」「本当は出たくなかったのに」と言ってしまう人です。
わたしは勝ちたくて試合に参加しているのに、、、
一緒に試合ができません。
あなたを成長させない強力な抑止力
どちらもやらない人がもっとヤバイのは、
- 誰もあなたに意見を言わなくなる
- 表面的な、当たり障りのないことしか言わなくなる
- 見放される
というところです。
つまり、あなたを成長させないための強力な抑止力が働くことになります。
成長しないことを狙ってやっているのならば問題ないと思いますが、無意識に内省しない、矢面に立たない方向に行動してしまっているのならば、もしかしたら、仕事がうまくいかない・思った方向に人生が向かわない原因は、これかもしれません。
成長したいと思ったら、すること
内省できない人、矢面に立たない人には「自分自身が傷つくのが怖い」という
共通点があります。
自分が取り組んだ仕事で問題が起こったとき、人間関係がうまくいかないとき、「もしかしたら自分にも問題があったかもしれない」という可能性に目を向けられません。
原始時代はサバイバルの世界で、四六時中、命の危険と隣り合わせでした。
だから、自分自身を守ろうとするのは、当たり前のことで、本能なのです。
その本能は、命の危険がある場合に発揮すればいいことなのに、現代人は命の危険がない日常で発揮してしまいます。
人間は自分の行い・自分の意見・自分の作品と「自分」を同一視してしまいがちで、「自分を守る」という本能を命の危険のない日常で発揮してしまうのです。
他人からのの意見や評価を傷つき、恐れるのはこういうワケです。
まとめ
成長したいと思ったらまずすること。
- 自分を守ろうとする本能が働いていることに気づくこと
- 自分と、自分の意見・作品を切り離すこと
です。
それができれば、内省もできる、矢面に立つこともできる。
そうすれば現実を直視することができて、何をどうすればいいか見えてきます。
それでは、またー!