2016年3月に会社を辞めてから、もうすぐ1年が経ちます。
<参考記事>とにかく会社を辞める。話はそれからだ。
なんか…もう10年くらい経ったんじゃないかと思うくらいの感覚がありますね。
それくらい、この1年はギュギュッと濃縮された時間だったのかもしれません。
会社がぼくに与えてくれていたもの
いまさらですが、「会社で働くことができる」ってなんて幸せなことなんだろうかと実感しています。笑
多くを考えなくとも、毎日きちっと会社に行って仕事をしさえすれば、毎月決まったお給料をもらうことができますし、ボーナスももらえました。
心配事が減るということは、それだけ仕事に集中できる時間が増えるということです。
毎週必ずお休みがあるし、有給を使えばお給料はそのままで、お休みをもっともらうことができる。
振り返ると、あんなに恵まれた環境で不満を漏らしていた自分がかわいそうです。笑
何かを大きく変えることは難しいかもしれないし、理不尽なことも会社の命令ならどうしてもやらなければならない場面もあるけれど、安定した生活をしながら、余った時間で好きなことできる環境でした。
いやあ…今考えると幸せな環境だったんだなぁ…としみじみ思います。
会社に勤めてぼくが失ったもの
その代わりに「自分で立つ力」とか、「自分の力で稼ぐ力」は、失ったのかもしれません。
失ったというか、得る機会が生まれなかったというか。
会社を辞めて大海原に乗り出してびっくりです。
「井の中の蛙、大海を知らず」とはまさにこのことだと感じました。
何も知らず、「なんとかなるやろ」的なノリで、独立起業しようと大海に飛び込んだはいいけれど、いままでの会社員人生で培ってきた「仕事をもらってこなす」というクセがどうしても拭えず、自分から仕事を取りに行ったり、自分で仕事を生み出したりすることがなかなかできませんでした。
会社を辞めることで手に入れたもの
会社を辞めて手に入れたものもあります。
それは、「仕事に対する感謝」「自分で立とうとする力」「行動する力」です。
仕事に対する感謝
会社を辞める前は不満ばかりだったのですが、今は仕事ができることへの感謝がものすごく大きくなりました。
当たり前だったことが当たり前ではなくなるとき、ようやく当たり前だったことのありがたみがわかるものなんですね。
仕事があることも、お給料をもらえることも、仕事仲間とのやりとりも。
すべてありがたいことだったんだと、いまかみしめています。
自分で立とうとする力
独立するということは、依存する相手がいなくなるということです。
協力しあえる、助け合えるのは、自分の足で立っていてお互いの持っている価値を交換できる相手であると判断できたときです。
会社なら、極端な話ですが風邪を引いたら休めるし、休んでいても決まったお給料をもらえます。
会社は包容力のある場所です。
でも、独立するなら甘えることはできないんだ、というのを恥ずかしながら飛び出してからわかりましたね。笑
そうやって「自分でなんとかするしかない……」という気持ちにならないと「自分で立とうとする力」を養うことはできないんですね。
行動する力
まだまだひとりで立つには全然足りない力なのですが……
会社で働いている時よりかはついてきたんじゃないかと。
立ち止まっていては現実は何も変わらない、仕事は降ってこないんだと途中でようやく自覚しました。
お金を稼ぐためにはどのように動けばいいのかを考え、行動に結びつけようとする力が養われはじめています。
会社を辞めて一番良かったこと
「これができないのは上司のせい」
「あれがうまくいかないのは会社のせい」
「全部自分のせいじゃない!」
と、子どものようになんでも人のせいにしていたぼくは(笑)、会社を辞めてやっと自分の人生のハンドルを自分で握る覚悟ができてきました。
そうすると、日々は大変なのですが、ストレスを感じる時間が劇的に減っている気がします。
楽しいことも、苦しいことも、弱さも、感じ方が全然違います。
「オレ、生きてる!」って感じです。
もっともっと何かやりたいって思っています。
会社を辞めるということは、デメリットばかりではありません。
会社を辞めて1年が経つ前にやっておくべきこと
そうです。
もうすぐ1年が経ってしまうんですね。
その前にやっておくべきことがあります。
それは、これからの自分のあり方・生き方を決めて、やるべきことと捨てることをはっきりさせ、行動に移すことです。
1年は早い。
1ヶ月も早い。
1日も、早い。
あっという間に死んじゃいます。
だから、もう無駄にすることはできません。
整理はもう終わりで、ひたすら行動に移すタイミングです。
2017年は、2016年よりももっともっと良い年にします。
それではー!