年末の大そうじの季節がやってきましたねえ。子どもの頃は掃除なんてどーでもいいと思っていましたが、大人になってからは毎年新しい気持ちで新しい年を迎えるためにとても大切なことだと思い始めています。
でも家の隅々まで1人2人程度ですべてキレイにするのはとても大変。気持ち的にも時間的にもマンパワーが必要です。だんだん疲れてつまらなくなってくると「掃除を終わらせること」が目的になってしまいます。こんなんじゃ良い新年は迎えられる気がしません。
ウチには子どもが3人いますので、彼らに協力してもらいたいところ。でも強制してもお互い気分が悪くなってしまうし、経験上やらされ仕事では良い仕事はできません。要は本人のやる気が大事かと。
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ホワイトボード家族会議
「年末の大そうじ」と真ん中に書き、スタート!
で、あれやこれやと一緒にホワイトボードに書きながら話をしてみました。
その流れで子ども達がそうじを始めるまでの流れを書いてみます。
12月の位置づけを知る
まず12月が1年のどこに位置づけられるのかを質問形式で一緒に考えていきます。
とーちゃん:12月にはどんな行事がありますかー?」
こども:大晦日がある!
とーちゃん:その通り!では12月の次は何月でしょうか?
こども:1月でしょ!
とーちゃん:そう!じゃー1月はどんなことがありますかね?
こども:お正月がある
こども:新しい年になる
とーちゃん:ということは12月は1年で最後の月ですねー大晦日は1年の最後の日です
なぜ大そうじをするのか?
とーちゃん:じゃーなんで年の終わりに大そうじをするんだと思う?
と質問したところ、
こども(10歳長男):新しいスタート、お正月を気持ちよく迎えるため!
こども(6歳次男):1年のほこりをなくすために大そうじをする!
と予想していなかった素晴らしい答えをもらえました。
とーちゃん:なるほど!オレもそう思う!
と続き、こう付け加えました。
「神様」を信じるか?
とーちゃん:2人は神様って信じてるの?
こども(2人):信じてる!絶対いると思う!
とーちゃん:とーちゃんもいると思ってます。で、1年の初めには”歳神様”っていう神様が家にやってくるらしいよ。
とーちゃん:この前しめ縄作ったでしょ?あれは神様の世界と今オレたちが生きてるこの世界をつなげる役目を持ってるんだって。だからお正月に家の周りに飾って、神様が家の中に入ってきやすいようにするらしいよ
とーちゃん:で、神様は家の中でもキレイなところが好きで、キレイなところが多いほど長い間いてくれるみたいだ。特に水回りとか。水回りって水が出てくるところ。水回りってどこだと思う?
こども:台所とかトイレとか?
とーちゃん:その通り!そーいうところを特にキレイにするといいらしいんだ。トイレなんか、色んな本に書いてあるから本当だと思うんだけど毎日ピカピカにしておくとお金持ちになれるらしいぜ!
こども:まじでー!笑
ここまででだいぶ心が温まってきました!
そうじをする場所を自分で見つけてもらう
とーちゃん:まあでも、家の中にピカピカなところが増えればそれだけでいいと思うよ。どっか汚れてるとこないかね?普通は掃除しないようなところ!ちょっと探してきて!
こども:あっ!冷蔵庫の上、ほこりだらけ!
こども:カーテンの上!
こども:テレビの裏!
こども:電気のかさの上!
まあ、出るわ出るわ、、、
見つけたところ1つだけ「ピカピカにして」とお願いする
とーちゃん:それじゃーいっぱい見つけた中で、自分が一番そうじしたいと思ったところを1つだけピカピカにして欲しいと思います。ピカピカが1つでも増えればそれだけ神様も来たくなるし増えた分だけ長い間いてくれるからね。
と加点方式でお願いしてみたところ、全然嫌がらずにむしろ楽しそうにやってくれました。
しかも1つだけでいいと言ったのに、自発的に他の場所もやってくれたのです。
ホワイトボード家族会議は楽しい
今回のキーワードは「神様」でしたが、子どもが興味を持っていることで、本当に自分も信じられる・信じている「共通項」が常にキーワードになると思います。そういうものを知ったり、子どもに紹介したりするためにも、本を読んだり、考えを書いて表現することはとても役に立つなあと感じました。
ホワイトボードは「書いて表現する」ことで頭を整理することと伝えることが同時にできるし、一緒に書きながら楽しむことができるので子ども達も書くこと自然に習慣化できる素晴らしいツールだと改めて実感しました。
楽しめて、勉強になって、やる気になれる、ホワイトボード家族会議。
キレイに書けなくても、下手でもいーんです!まずは自分の脳みその中を「書く」ことで吐き出すことが大事なんです!
というのが、子どもに伝わるといいなという願いを込めて、たまにやってみようと思います。
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こんな本もあった。興味津々。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!