こんにちは!
信州上田の大野です!
結婚ってなんなんでしょうね?
先日、毎週土曜日の朝7:30からやっている「サワコの朝」に、女優のキムラ緑子さんが出演していました。
番組は、キムラさんの「結婚ってなんなんでしょうね?」という一言で終わりました。
調べてみたらキムラさんは、1992年に劇作家のマキノノゾミさんと結婚したけど、2005年に円満離婚。
その後も親しい仲ではあったようで、キムラさんが舞台公演で地方を回るときには、飼い猫をマキノさんに預けていたのだとか。
そしたらそのうち猫がマキノさんに懐いてしまったそうで。
で、「一緒に飼う」といって同居しはじめ、2010年に復縁したそうです。
そんな人が言った「結婚ってなんなんでしょうね?」だったからか、ぼくにとって妙に引っ掛かる、強い問いでした。
あなたはなぜ結婚したのですか?
大学を卒業し、東京の会社に就職して1ヶ月も経たないうちにぼくは結婚しました。
22歳のときです。
そんなぼくが
「あなたはなぜ結婚したのですか?」
と当時聞かれていたら、
「相手が好きで、一緒にいたいと思ったから」
「子どもが欲しかったから」
というようなことを答えていたと思います。
でもよく考えてみればこの2つって、別に結婚なんてしなくてもできたことじゃないですか。
きっと、
「結婚すると幸せになれる」
「結婚するのが当たり前」
「好きになったら結婚するもの」
「結婚しないと子どもは生まれない」
みたいなことを、多くの人が子どもの頃から当たり前のこととして教えられてきたのです。
というか、親も大人も、誰も教えようとして教えているわけではないけれど、そう伝わってきたものなんじゃないかな。
無意識の中にある、強烈な意識です。
瀬戸内寂聴さんは、かく語りき
瀬戸内寂聴さんはこんなことを言っています。
人間は孤独だから、本来孤独だから、孤独が寂しいから、愛する人を求めるんですよ。
この言葉を聞いて、人間は孤独から解放されたくて、孤独ではないことを確認したくて、結婚をするのだとぼくは思いました。
結婚とは好き合った二人が、孤独に生きるのではなく一緒に生きていくと決めるのですから、嬉しいし幸せな出来事のはずです。
でも、瀬戸内寂聴さんが大好きな一遍上人は、
「生ぜしもひとり」
「死するも独り」
「されば人と共に住するも独りなり」
「そひはつべき人なき故なり」
と言っているそうです。
結婚して、子どもを産んで、たくさんの人とつながって暮らしていても、結局人間は孤独。
そして、死ぬまでお互いが愛し合ったまま「そひはつ(添いはつ)」ような、そんな仲はない。
という意味なのだそうです。
<参考記事>瀬戸内寂聴さんの話で、なぜ人は「結婚」するのか?がわかってしまった件。
あなたはなぜ結婚するのですか?
瀬戸内寂聴さんは、出家して徹底的に肝に銘じているのは、
「人間は孤独だということ」
です。
あなたがもし、誰かとどんなに愛し合い、どれだけの時間一緒にいようとも、
生まれるときも、生きている間も、死ぬときも「孤独」だとしたら。
あなたはそれでも結婚しますか?
とても強烈な問いですが、それでもyesと答えられたら、その結婚には宇宙に届くくらい深い意味が生まれる気がします。
まとめ
当たり前になってしまっていることは、自分だけでは気づくことすらできません。
人間はずっと孤独なのかもしれませんが、人間と関わり合わなければ生きていけないし、大事なことに気づくことができません。
どんなに孤独でも、人生のパートナーを見つけて、お互いを支えあい助け合いながら生きていく努力をすることは大切だと思います。
あなたには、どんなパートナーがいますか?
それは異性に限った話ではないかもしれません。
家族かもしれないし、近所のおじいちゃんかもしれない。
幼なじみの友達かもしれないし、昨日出会った近所の子どもかもしれない。
あなたが、お互いを鏡のように映し合い、最後まであきらめずに一緒に伴走し合える、「パートナー」と呼べる人と出会えることを祈っています。