お金は一生付き合っていくもの。
多くの人が、お金とは切っても切れない縁で繋がっています。
それがわかってくると、お金の悩みは人間関係の悩みのようなものだということもわかってきます。
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- 作者:松浦 弥太郎
- 出版社:集英社
- 発売日: 2012-03-05
でも、お金は大好きになっていいし、それは別に恥ずかしいことでもなんでもないのだと、この本を読んでわかりました。
そして、この本の中でお金の悩みを解決する3つの習慣をみつけました。
それではこれから、お金の悩みを一緒に解決していきましょう。
お金の歴史
お金を使う動物は人間しかいません。
ぼくは歴史に詳しないので調べてみたら、お金は紀元前から存在していたようです。
物々交換ではお互いの希望に合わない場合があり、誰もが欲しがり、持ち運びが容易で、集めたり配ったりできるものとして、お金が生まれたそうです。
中国で最初に使われたのは貝だったみたい。
日本で貨幣が始まったのは、およそ西暦700年くらいのようで、1300年ほどの歴史があります。
お金は一生お付き合いをする相手
お金はこれまでずっと使われ続け、国や文化に根づき、世界でもその考え方や仕組みはほぼ共通認識になっています。
世界中の人が示し合わせて作ったわけでもないのに、それぞれの国が必要とし、どの場所でも今でも使われている。
改めて考えてみると、これってすごいことですね。
お金は、ぼくが生まれて死ぬまでの、長くて100年くらいの短い歴史を考えても、絶対になくなりはしないでしょう。
つまり今を生きているほとんどの人は、よっぽどのことがない限りお金と一生付き合っていくということです。
お金は人間である証拠
お金とつき合っていくということ。
これは僕たちが人間である証拠かもしれません。
と松浦さんは本書の中で書いています。
ぼくは、お金についてそうやって冷静に考えたことがなかったのでとても新鮮でした。
そして、お金を嫌なもの、汚いもののように無意識に考えていたことも、お金の扱い方や付き合い方について考えたことがないことにも気づいたんです。
お金の扱い方
どのように扱っているか?はどのように付き合っているか?ということです。
ぼくは今まで、お金との付き合い方をあまり考えてきませんでした。
財布は2つ折りのもので、すぐにお金を取り出せるようにお尻のポケットに入れて持ち歩いていました。
もう10年くらい使い続けているもので、もうボロボロ。
お札だって、何も考えずにしまいこみ、レシートは溜まってどうしようもなくなったら片付ける。
これって、お金とどういう付き合いをしていることになるでしょうか?
「ただ使えるヤツであればいい」
そんな感じだったのだと思います。
「お金は友だち」という心
お金は一生付き合っていく相手です。
生きていく上でなくてはならない存在だし、正直言えば親しくなりたい存在です。
お金とどうつきあうかを決めるなら、僕は「友だちづきあい」がしたい
と松浦さんは言います。
「お金は友だち」というと、「ボールは友だち」というキャプテン翼を思い出しますが笑、どちらも同じことだとわかりました。
翼くんにとってボールは、一生付き合っていく相手ということ。
それと同じことです。
その相手をどう思っているか?そしてどう扱っているか?がそのまま行動に出るのです。
一生付き合っていく相手を自分はどう扱っているか?が、その相手との関係性を作るのでしょう。
「翼くんはボールという『モノ』を擬人化して、面白いことを言うヤツだ」なんて思っていましたが、冗談話でもなんでもない、その相手との関係性の話だったのですね。
恵まれた人生とは?
お金は、少なくとも今は生きていく上でなくてはならない存在です。
だからというわけでもありませんが、ぼくは親しくなりたいし、好きになりたい。
良きパートナーとして、お互い助けあえる存在でありたいと願います。
だから、どのようにお金と付き合うか、という原点の部分はとても大切なことのように思えてきました。
ぼくはやっぱり、お金と友だちのように付き合える人になりたいですね。
親でも、先生でも、ただの知り合いでも、恋人でも家族でもなく。
友だちというフラットな関係で、お金と一緒に良いことをしたいし、良いことをしたことでまたお金と繋がれるようになりたい。
友だちに恵まれれば、人生が豊かになります。
と、本書の中で松浦さんが書いている通りですよね。
人生が豊かになるように、良い友だちとたくさんつながりたいです。
お金と友だちになる3つの方法
多くの人と良い友だちになりたいですよね。
これは賛否あるかもしれませんが、ぼく自身は自分の子どもとも友だちでありたいです。
もちろんお金とも。
それでは、一体どうすればお金と友だちになれるのでしょうか?
本書に書いてあった「お金と友だちになる」ための3つの方法をご紹介します。
お金さんと呼ぶ
僕が思いついた方法はごく簡単で、お金に「さん」をつけること。
「金」と呼び捨てにしないのは当然のこととして、「お金」ではなく「お金さん」と、もっと愛情込めて呼ぶ癖をつけるのです。
友だちを、親しみを込めて呼び捨てることはあります。
これは、お互いの信頼関係があったり、暗黙のルールがあるからでしょう。
でも、大切な人を初対面で呼び捨てにする人はまずいません。
「お金さん」は入ってきたり、出て行ったり、また戻ってきたりする人です。
近すぎないけど、その存在をいつもそばに感じるような人。
大切にしたい相手です。
大切なお客さんを「おい!客!」と呼びませんよね。
「お客」というのも少し違和感があります。
たいていの人は「お客さん」とか「お客さま」と呼ぶのではないでしょうか?
今日からお金を「お金さん」と呼んでみる。これが、お金といいつきあいをする第一歩です。
「お金さん」と呼べば、お金とのつきあいが変わるし、人生の風向きも変わる。
僕はこのごろ、大真面目にこう思っているのです。
今日からお金を「お金さん」と呼んでみましょう。
お金さんが喜んでくれる使い方について知る
「こんなもののために、僕を手放したの」と、お金さんを傷つけていませんか?
お金さんと友だちになるのですから、大切に扱うのは当たり前ですよね。
友だちを悲しませるようなことを、自ら好んでする人はあまりしないでしょう。
だから、お金さんを使うときは、自分や誰かにとって大切なことやモノに使いましょう。
「素敵なものを手に入れるために自分が役立っている」となれば、お金さんは喜びます。
今まで手に入れてきた家にある所有物を点検することを松浦さんはオススメしています。
今までのお金さんの使い方で、お金さんが喜んでいたか?思いを巡らすのです。
お金さんの家を快適な状態に整える
財布はつねにお金さんが居心地よく収まる、きれいなものを選びます。
以前「財布はお金さんの家である」という話を人から聞いて感動した記憶があります。
ぼくはそのときに、素直に10年以上使っていた財布を手放し、新しい財布に変えました。
お金さんを大切に扱うということは、いつもお金さんが居る場所を快適にするというところから始まります。
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ちなみにぼくはこれを買って使っています。
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松浦さんは、
・愛用しているのは黒革の札入れと小銭入れ
・折りにふれて中まで拭く
・二年に一度買い替える(お金さんの流れがよどまないように)
・お札は決して折らず、きちんと向きを揃える
・一日に2度くらいは、財布の中を整理整頓
・レシートはその日のうちに財布から出して整理してしまう
・お店のポイントカードの類いは、いっさい持たない(財布を膨らませてお金さんに窮屈な思いをさせない)
と、お金さんが心地よいと感じる住まいを作ることと、お金さんの流れがよどまないような気配りをされているようです。
まとめ:お金の悩みを解決するための習慣
お金さんと友だちになるために大切なことは、普段誰かと友だちになるときのことや、いまいる友だちとどのように付き合っているかを振り返ってみると分かってきます。
というか、お金さんとのつきあい方を考えることで、逆にいまの自分が大切な友だちとどのように接しているかが見えてくることもわかりました。
お金の悩みを解決するために身に付けたい3つの習慣は、
・「お金さん」と呼ぶ
・「お金さん」の使い方と居場所について気を配る
・「お金さん」と友だちになる
まずはここから始めましょう。
人も、お金さんも。
友だちとして、大好きになること。
大切に扱うこと。
お金を「お金さん」と呼んでみることは、生きている世界がちょっと楽しくなる良い習慣ですね。
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- 作者:松浦 弥太郎
- 出版社:集英社
- 発売日: 2012-03-05
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではー!