時間がないときに子どもが言うことを聞いてくれなかったり、ご飯を食べなかったりしたときってイライラしませんか?
ぼくはしょっちゅうイライラして怒ってしまいます。
何回言っても通じないと、イライラがどんどん大きくなり、それにつられて口調もだんだんと強くなり、気づいたら5歳の娘は泣いていた…
なんてことありませんか?ありますよね!?笑
子どもが泣けば泣くほどこちらも態度を曲げられなくなり、譲れなくなってしまいます。
自分も子どももどちらも感情的になってしまうともう収集がつきません。
泣いているときこそ子どもを自立へ導くチャンス
でも今回の一件で、泣いているときこそ、自分で考え自分で行動できる「自立した子ども」に成長できるチャンスだとわかりました。
「泣いているんだから泣きやませるのが先じゃないの?」
「泣いて興奮してるんだから自分で考えて行動するなんて無理じゃない?」
「自立に導くチャンスってどういうこと?」
泣いている子どもを自立に導くには、その状況に直接関わっていない親か兄弟のサポートが必要になります。
怒られて泣いているときの子どもの状態
ではまず、怒られて泣いている子どもの状態を想像してみましょう。
きっかけはご飯を食べるのが遅くて怒られたからかもしれませんが、泣きじゃくっている段階ではもう「なんで怒られているのか」「なぜ自分が泣いているのか」わからない状態だと思います。
泣いている理由は、途中でよくわからなくなるんだけど、とにかく「怒られた-泣いた」という関係になってしまった相手と、元の関係に戻りたいのです。
わかってほしくて、振り向いてほしくて、声をあげて必死にアピールしているのではないでしょうか。
泣いている子どもを自立へ導く3つの質問
ここで、混乱している子どもと、意地を張ってしまった親が単に仲直りすればいいってもんでもありません。
お互いが冷静さを取り戻して、本当の意味でお互いのわだかまりがなくなるのがベストですよね。
そこで第三者の出番です。今回はぼくが怒っているケースなので、奥さんがやってくれました。
泣いている子ども(娘)に、以下の3つの質問を優しく根気強くしてくれたんです。
1.どうして泣いているの?
まずは理由を聞いてみます。すると、その子なりに考えて原因を伝えてきます。
そしたら「そっかーそれは嫌だったね。大変だったね。」と子どもの気持ちを認めましょう。
どんな理由にせよ、その子はそう思ったから泣いているのです。
2.どうしたらいいと思う?
では次に、どうしたら良い方向に向かうか、その子自身ができることはないかを問いかけてみましょう。
泣いているのでなかなか答えられないでしょうが、その子は必ず自ら立ち上がります。
気持ちに寄り添って、根気強く待つことがとても大切です。
3.「わたし〇〇するよ」ってお父さんに言える?
どうしたらいいか?は必ずその子の口から出てきます。
出てきたら、怒った相手に謝ることを促してはいけません。
なぜなら謝るということで、良い悪いを決めるということになり、わだかまりが残ってしまいます。
原因だと思うことを見つけ、本人ができることを一緒に確認したら、怒っている相手に「〇〇するよって言えそう?」と聞いてみましょう。
一部始終を聞いていたので、その時にはぼくも冷静さを取り戻していました。
しばらくためらっていましたが、娘は泣いている理由を自分で見つけ、何をすればいいか自分で考え、勇気を持ってぼくに伝えに来ました。
怖かっただろうに、勇気を出して立ち上がり、こちらに向かってきたのです。
その姿に感動して、思わず泣いてしまいました。
まとめ
怒っているケンカした相手に、勇気を持って向き合える。
子どもってすごい力を持ってますよね。
大人の世界では、なかなかこうはいきません。
お互い変なプライドを持っていたりして素直に向き合うことを避けようとします。
「合わない」「仕方がない」と言い訳をして、やり過ごそうとします。
でも、寄り添ってくれる人がいれば、大人でも「人と向き合う力」は発揮できるのかもしれない。
泣いている子どもが自立へ向かう姿を見て思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではー!