みなさんは流れ星を見たとき、何を思い、何を感じますか?
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不思議だなーと思うのは、見た時の気持ち次第で感じ方が全く変わってしまうということ。
気持ちが穏やかなときや普通の時に見ることができれば、めっちゃテンション上がって「流れ星をたまたま見れるなんて運がいいな!」「やった!」と思います。果てしなく広がる空に一筋の光が現れて消えるその一瞬に出会えたことを幸運に思ったりします。
ですが、気持ちが落ち込んでいるとき、心の中にある黒いモヤモヤが空に浮かび上がって暗雲となったその隙間に見えた流れ星は、暗くて広すぎる宇宙の中で、寂しく消えてゆく星をイメージしたり、大切な人の一筋の涙のようにも感じたりします。
彗星が太陽に近づいて雪が融けたときにガスと一緒に塵が噴出します。そのミリメートルサイズの塵が流れ星の正体だそうです。
その塵が地球の大気に突入してきたときに発光して、流れ星が見えるのです。
事実は、「ゴミが燃えて光っている」だけ。
ですがその現象を見て、美しさや儚さを感じ、意味付けをして、勝手に喜んだり悲しんだり感動したりするのが人間の不思議な能力です。
それによって力が湧いてきたり、逆に力を失うこともある。ただ宇宙のゴミが燃えて光っているだけなのに。
でも、そういう「感情」こそが人間の一番人間らしい素晴らしい能力だと思えてきます。人間が人間らしく生きていくために大切なのは、感情です。
冷静に見てしまったら無味乾燥な現象に、一喜一憂しながら、これからも生きていきたいなと、ふと思いました。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!