ソーシャルイノベーションを生むために絶対に必要なこと。

 
ちょっと自分なりに色々考えてみましたのでメモ。
 
medium_4999978603 (1)
photo credit: write_adam via photopin cc

 

人にはそれぞれ個性があります。やりたいことも考えていることも違うし、やり方も全然違う。それは遺伝的なこともあるし、育った環境によるものでもあります。
 
で、一人ひとりが表現している「個性」は、その人の中にある脳みそや組織や細胞が形づくっていて、それにすらそれぞれに違った機能や役割を持っているわけです。
 
みんな全然持っているバックグラウンドが違って、それぞれ個性を持っているのは当たり前のことで、でもそんな人たちの集合が会社ということになります。

 

スポンサードリンク




 

 

そしてその会社は、大きく見れば1人の人間のように「人格」を持っていて、組織の一つひとつの、その中の一人ひとりがその人格を作っている、と言えるのではないかと思うんです。
 
だから、会社が「成長」や「持続性」を大切にしてポジティブに前へ進んでいくためには、やはりそれらを形作る一つひとつの人やモノや組織やシステムが、ある共通の想いや考えによって成される行動に一貫性を持っていることがとても重要ではないかと、考えているとだんだんそう思えてきます。

 

自分たちはどういう風になりたいか?
どこに向かって歩いていこうか?

 

それぞれ違った方向に自由に放出するのではなく、根っこの部分でつながりながら違ったやり方・違った視点で、個々が持っている素晴らしい能力を集約しながら放出していくことで、良いチーム、良い組織、良い人格に成長・成熟していけるハズです。

 

 

会社も組織もチームも個人もそれぞれのミッションをもつ

 
「ビジョナリーカンパニー2」という本の中にこんな一節があるというのを、元スターバックスジャパンCEOの岩田松雄さんの本で見ました。
 

 

 

ビジョナリーカンパニー2では「針鼠の概念」という名称で、会社が目指すべき方向性を示しています。
「情熱をもって取り組めるもの」「自社が世界一になれる部分」「経済的原動力になるもの」の三つの円が重なる部分を、会社としては目指しなさい、と。
 
針鼠というのは、ひとつに集中してそこに向かいなさい、という意味です。

 

そしてこれは、個人にも当てはめられることだと岩田さんは言っています。

 

そしてこの考え方は、会社レベルではなくて、個人レベルにもいえるのではないかと私は思っています。情熱とはつまり「好きなこと」、世界一とはつまり「得意なこと」、そして経済的原動力になるとはつまり「人のためになること」。その対価としてお金をもらうことができるのです。
 
「好きなこと」「得意なこと」「人のためになること」の三つの円の真ん中にあることを、個人のミッションにしてはどうかと思っています。

 

個人一人ひとりに「ミッション」があり、そして所属しているチーム・組織・会社にも、個人が力を合わせて向かっていこうとする方向性がある。目の前のことや大きく言えば社会をより良く変えていくためには、そういう風にそれぞれ違うみんなが根っこの部分で共感して一つになれるような「ミッション」があるほうがうまくいきそうだなーと。

 

 

違うけど根っこはおんなじ

 
人間は一人ひとり全然違うと言ってきました。遺伝子的にも一人ひとり違うようなのですが、では隣りの人とどれくらいDNAが違うのかというと、たった0.1%しか違わない、つまり99.9%は同じなのだそうです。見た目とか考え方が全然違うと言っても、たった0.1%の違いからくるもの。
根っこはほとんどおんなじなのです。

 

 

まとめ!

 
そんな、まったく違うように見える人と人がつながり合って、想いやアイデアや力が積み重なっていけば、何か目には見えないけど巨大なエネルギーが生まれる気がする。そんな想像をするとワクワクしてしまうのはわたしだけでしょうか?

社会を変える、ソーシャルイノベーションを起こすための大きなエネルギーは、「わたしとあなたは全く違うけど、ほとんど同じである」ことを知ることで生まれていくのだと思います。

 

 

あなたの人生の文字盤が見つかること願っています。
それでは!
 

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。