きっと、すべての人は自分にとって大事なことを「大事なことだ」と即座に判断できている。
「本当はこっちを選びたいのに…」ってわかってる。
でもすぐに、頭で考え始めて選べなくなる。
もう一人の自分が出現して、いろいろな意見を言いはじめる。
実にたくさんの不安が出てくるので、大事なことを選びたい「本当の自分」はだんだん小さく萎んでいく。
でも、忘れちゃいけないんだと思う。
大事だと思ったことを選択できなくても、「選択しなかった自分」は覚えてなきゃいけないと思う。
忘れ続けたら、「ウソの自分」が「本当の自分」になってしまう。
「選びたい方を選べない自分」は甘ったれだと思ってしまうかもしれない。
でもそんなことは絶対にない。
ずっとずっと昔に、旅をしていたあなた、何も考えず思うがままに行動していたあなた、自分のままに生きることに恐れなかったあなたがいる。今じゃ考えられないと思うけど、大事なことに素直に生きてた瞬間が確かにあった。
後先考えずに、直感に任せて生きていた瞬間があったはず。
話を聞けば、そんなあなたを妄想する。
不安に支配されると、身動きが取れなくなる。
子どもには、不安を感じない生き方を、自分にとって「大事なこと」にフタをしない生き方を伝えたいって思う。
苦しい時もあるけれど、不安に支配されない生き方を実践すれば、必ず伝わると信じている。そんな素敵な大人になりたい。
いま、選んでいるものは絶対正解へと通じる道。
でももし、不安になるなら、不安にならない方を選択する勇気を持てるといいなと思う。
「人間が行動を起こす原動力は不安か希望である」と誰かが言っていた。
どちらを選ぶのかと言われれば、できれば希望を感じる選択をしたい。
些細なことでもいいから「ワクワクする方」を選ぶ練習を、一緒にしていこう。
言い訳は、誰だってする。
それは別に悪いことじゃない。
誰でも弱い自分と向き合うときがある。
だから大丈夫。
旅をしていた頃に見た世界は、今住んでる世界と同じ世界。
ただ、自分の見方が変わっただけ。
だから大丈夫。
誰でも、素敵な大人になれる。
みんな、自分のままに生きることに恐れなかったあの頃の未来にいる。
だから大丈夫。
不安に支配されず、自分が良いと感じる方へ進もう。
複雑にしているのは、もう一人の自分。
本当は世界はシンプルなハズだ。
きっと、「こうだ!」と思った方に行けば大丈夫。
今日も、ぼくとあなたが、良い選択ができるように祈ります。
それではー!