あなたは「自分は感情をコントロールできる!」と言い切れますか?
「感情をコントロールする」ことは、現代人の大きな課題です。
感情をコントロールする簡単な方法があるのなら、教えて欲しいと思いますよね。
ぼくにはなかなかできませんね…
特に時間がないときなど、子どもが言う事を聞かなかったりすると心がざわついて、つい声が大きくなってしまいます。
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それぞれ直面している状況が違うので、これさえやればいいんだ!なんてものはないでしょうが…
最近、「感情をコントロールする方法」のヒントに出会いましたので書いてみます。
みなさんの中にもし、「自分も感情がコントロールできないときあるわ〜」という方がいらっしゃったのなら、少し聞いて(読んで)みてもらえると嬉しいです。
感情をコントロールするためにまず知っておきたいこと
人間は「感情で動く」生き物です。
どういうことか?約百万年前にさかのぼりましょう。
脳が進化し始めた「原人」が誕生したのは約百万年前。
その時から人は、自分の身を守り生き抜くために、怒りや恐怖を感じたときにすぐに脳と体が反応するように進化してきました。
例えば、怒りを感じればアドレナリンが出て、激しい動作に必要なエネルギーが湧いてくる。
恐怖を感じたら顔が青白くなるというのは、血を足の方に集中させ、いつでも逃げられる態勢を整えるためです。
つまり、サバイバルするために感情の変化によって体が瞬時に対応・反応できるようになっていた。
「感情によって(瞬時に)動く」というのは、生きるためにとてもとても重要なことだったんです。
そして、その生きる術は次の世代、そのまた次の世代へと受け継ぎながら遺伝子に深く刻みこまれていき、今でもぼくらの中にその遺伝子の記憶が存在しています。
上に書いた怒りや恐怖の時に体に起こる反応は、今を生きているぼくたちにも変わらず起こることですよね。
いま、感情をコントロールする方法が必要になってきた理由
文明が発達して日常生活がサバイバルではなくなったのは1万年くらい前。
歴史的に見ればつい最近のことになります。
感情をコントロールする方法に注目が集まっている理由は、つい最近文明が急激に発達し、人間が生命の危機にさらされる場面が少なくなってきたからということと、それにつれて生き残る術や方法が急激に変わったからです。
大河ドラマ真田丸でも、秀吉の時代に始まった話し合いによる「新しい戦(いくさ)」の話がありましたが、それにも似ていると思います。
サバイバルな時代は、感情をコントロールしようと努力していたら死んでいました。
が、現在は感情が反応した通りに行動を起こしていると、人と調和して暮らす上では問題が出てきます。
つまり、「感情をコントロールする方法」の必要性が急に高まってきたのです。
いま人間は、急激な文明の発達に、遺伝子が追いつけない状況にさらされています。
感情をコントロールする方法
百万年かけて深く刻まれた習慣が、たった1万年で変わるわけもありません。
だからいま、世の中は人の感情をコントロールするために法律や憲法や規則やルールなどあらゆる手段や方法を試しています。
それでも、いまの世の中的に「良くない」ことをしてしまう、そういう衝動に駆られて耐えられない人は多くいます。
では、ぼくたちはこれからどうすれば感情をコントロールする方法を身につけていけるのでしょうか?
感情をコントロールする方法を一言で表現するならば、「良い感情を使いこなす」ということになります。
そして感情をコントロールする具体的な方法について、感情は「5秒」で整えられる(鈴木雅幸著)に書かれているのを見つけました。
これはビジネスマン向けの本ですが、根本的な話はすべてにつながっているのでとても参考になります。
では、具体的な3つの方法について、本の中の言葉を引用しながら書いてみます。
1.ありのままの自分を受け入れる
やりたいことに没頭すれば、本来の実力が発揮できる人になる
と、書かれています。
夢中で遊んでいる時、一つのことに集中している時、楽しんでいる時…それが本当の自分、ありのままの自分です。
そんな自然な自分なら、素直に受け入れることができますよね。
でも逆に、ときどき出現する「どうしようもない自分「」最低だと思う自分」はどうすればいいでしょう?
そんな時はただただ「ああ、こんな自分もいるんだな…」と見つめればいいのです。
やりたいことをやって最高な自分をたくさん受け入れながら、どうしようもない自分も受け入れる。
そういう習慣が身につけば、感情をコントロールすることができるようになっていきます。
2.自分を他人と比べない
他人に対し、優劣感を感じたとしても、それは相手を見下した感覚なので、本当の意味で自分を好きになったり、自分に自信を持ったり、自己評価を上げるということにはつながらない
他者と自分を比べるということは、他者の世界で生きるということです。
比べる相手もジャンルも無数にあるのでキリがありません。疲弊の世界です。
そして、そんな生き方が習慣になっていると、自分がよくわからなくなってしまいます。
自分を知り自分を受け入れないと、自分の感情がわからず、感情をコントロールすることはできません。
具体的な方法として、苦しいかもですがまずは「他者と自分を比べた瞬間をノートに書いて文字にしておく」ことがいいです。
そのままにしておくと、その感情は脳の無意識に住みついたままになります。
そして、1.と同じことですが、他者と自分を比べる余計な時間を減らして、自分が夢中になって没頭できる時間を見つけ増やしていくことが、感情をコントロールする良い方法です。
3.感情を整理するために、自分を笑い飛ばしてみる
どうしても笑えない、周りを笑わせてあげられないのであれば、そんな自分自身を笑い飛ばしてください。
人は笑おうと思えば、どんなことだって笑えます。その結果、心の状態がどんどん良い方向に向いていきます。
「楽しいから笑うのではない、笑うから楽しいのだ」という、アメリカの心理学者ウイリアム・ジェームズの言葉は有名です。
脳と体の関係はそれだけ密接なのです。
なんでも笑い飛ばす。辛くても苦しくても、無理矢理でいいから笑う。
それは感情をコントロールする最も良い方法であり、極意なのだということです。
まとめ
感情をコントロールする方法について見てきました。
感情は、「喜怒哀楽」という言葉に置き換えられます。
すべての感情を持っているのが自分です。怒りも哀しみも否定する必要はありません。
ただ、自分の中にその感情が存在していることをまずは認めましょう。
感情をコントロールする3つの方法は、
1.自分を受け入れる
2.夢中になる・没頭する瞬間を見つける
3.笑い飛ばす
です。
感情をコントロールする方法は人それぞれです。
まずは一回自分に正直になり、感情を解放して、自分にとって大切なものを見極めてみる。
そして、見つけた「自分にとって大切なこと」を、守り・実現するために、自分だけの感情をコントロールする方法を身につけていきましょう。
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9/3に上で紹介した本、感情は「5秒」で整えられる 一流ビジネスマンが実践 仕事はメンタルで決まる!の著者、鈴木雅幸さんが信州上田のコトバヤに来てくれます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではー!