ここ、ずっと気になってたけどなかなかいけなかったそば屋なんです。
信州上田市の風情あふれる街並みが有名な柳町にある、つなぎを使わない「十割そば」を食せる数少ないそば屋、「おお西」さん。
大泉洋さんも、映画「青天の霹靂」(映画の感想ブログ:【映画】青天の霹靂が魅せる「生きる理由」)の宣伝で上田に来たときに番組で立ち寄ったそうです。
正直な洋さんも「うまい!」とおすすめしていたようです。
やっと行けました。
行ってみてわかったのは、長野県外からきた人に確実におすすめできる、良いおそば屋さんだったということです。
十割そばのおお西さん、店内の様子
注文の前に出てくるそば茶もいい
そば屋さんに入るとたいてい出してくれる最初のそば茶。
そば茶ってなんでこんなに落ち着くんでしょうか?
注文!そしていざ実食!
母親が東京から遊びにきていて、ウチの家族と合わせて6人でいきました。
店員さんにおすすめを聞き、数あるメニューのなかから4種類のおそばを頼んでみんなで少しずつ楽しむことにしたのです。
左上の黒っぽいのが「田舎」(甘皮まで入っている黒いそば粉で打ったそば)、右上が「挽きぐるみ」(果皮、種皮を取ったそばの実を摺り臼で挽いたそば粉で打ったそば)、一番手前の白いのが「更科」という名前のそば。
ぼくの主観で感想をいいますと……
田舎はオーソドックスで安心のうまいおそばで、
挽きぐるみは食べると香ばしい感じでこれまたうまいおそば。
注目の白いそば更科は、つるっとしてコシが強く「のどごし!」なうまいおそばです。
で、めちゃくちゃでっかいうつわに入って出てきたのが、おお西さんが一番おすすめしている「発芽そば」。
たべるとやわらかくて優しい感じが口の中に広がる、これまたおいしいおそばでした。
驚いたのは、いつもはあまり食べないウチの子どもたちが、ガツガツ食べたこと。
子どもたちにほとんど食べられてしまってあんまり食べれなかったのに、なぜか不思議とけっこうな満腹感で大満足でした。
十割そばは健康な食事である
おお西さんで出しているのは十割そば。
おお西さんのwebページを見ると、店主はそば打ちに相当なこだわりを持っているのがわかります。
そして、十割そばは間違いなく健康な食事なのです。
十割そばはグルテンフリー
たいていおそばは小麦粉2:そば粉8くらいで、小麦粉をつなぎに使っています。
でも十割そばは完全にそば粉のみ。
つまり小麦が入っていません。
ジョコビッチがおすすめするグルテンフリーな食べ物なわけです。
小麦にはグルテンという物質が入っており、日本人にはアレルギー体質の人が多いそうです。
でも、そのアレルギーは感じることが難しいくらいの微妙なものなので、なかなか気づくことができません。
仮にグルテンアレルギーではないにしろ、小麦はグルー(「糊」みたいな意味みたいです)なので、多くの物質とくっついてしまい、消化に悪いそうなのです。
それを知ってからなるべく小麦を取らないように心がけていますが、そばにも入っていると気づいたのはつい最近のこと。
でもおお西さんの十割そばはグルテンフリー。
おいしいし健康に良い食事なのでおすすめです。
そばに入っているルチンがいい
まだまだ、そばを食べる効果はあります。
そば粉が優れているのは、白米に比べてビタミン・ミネラル・タンパク質・ルチンが豊富だというところです。
その中でも、特にぼくが注目したのは「ルチン」。
ルチンの効果すごいですよ。
ルチンはポリフェノールの一種で、毛細血管壁を強化し、高血圧・糖尿病・老人性痴呆症などの予防効果があるそうなんです!
ルチンは黒っぽい「田舎そば」に特に多く含まれています。
下の写真でいうと、左側。
先ほど説明しましたが、甘皮まで入っている黒いそば粉で打った「田舎」というそば。
これにはルチンがたくさん含まれていますね。
他にも、そばにはナイアシンやコリンという水溶性の物質が含まれています。
これは肝臓の保護や解毒作用を促進する効果があります。
お酒の後のおそばは体に良いって聞いたことありますが、そういうことだったんですね。
ただ、ナイアシンやコリンは水溶性のため、ゆでると溶けてしまいます。
なので、ゆでたそばを食べたら、そば湯を飲めばナイアシンとコリンを体内に取り入れることができますね。
おお西は県外からきた人におすすめしたい上田のそば屋
柳町は街並みがキレイですし落ち着きます。
他にもおもしろくておいしいお店がたくさんありますので、ふらっと立ち寄るだけでも楽しめるかと思います。
十割そば「おお西」のウェブサイト
手打百芸 おお西|信州上田の十割蕎麦屋おお西| – 長野県上田市柳町にあるおそば屋 おお西
上田にお越しの際はぜひどうぞ。
それではー!