2015/4/22、わたしが今勤めている会社の近くでは桜が満開でした。
出張のため埼玉県所沢市へ車で約2時間、ついたときは桜は散っていて、もう緑色の葉が生い茂っていた。
そのときに思ったこと。
出会いは偶然
単純に考えて、人と人が出会う確率は約60億分の1です。
(同じ土地に住んでいる、生まれた場所が一緒という人は出会う確率は上がるじゃないか!というごツッコミをいただきそうですが、そんなこと言われたらその場所に生まれてくる確率、その両親が出会ってその子どもとして生まれてくる確率なんかを考え始めると60億分の1じゃ済まないでしょうから、まあここはひとつ目安として「約60億分の1」にしておいてください笑。)
参考に、、、
乗ってた飛行機が墜落する確率は20万分の1。
雷に打たれる確率と宝くじ1等が当たる確率は同じで1000万分の1。
今はインターネットの普及でどこにどんな人がいて、どんな考えを持っているかという情報が簡単にキャッチできる素晴らしい時代。「会いたい!」と思えば会えちゃう可能性が高くて、たぶんほとんどの人に「狙って会う」ことはできるでしょう。
でも、ここで言う「出会い」というのはただ「会う」ということではなく、「関係」のことです。
例えばその人と親密な「関係」になりたいと願っても、こればっかりはなかなか難しい。「関係」はコントロールできないのです。
「会った」とき、お互いの時間が同期する一瞬を感じたときに「関係」ができる。
だからやっぱり「出会い」は偶然です。
別れは必然
でも「別れ」は必然です。
出会った瞬間から、いつか別れることは決まっています。
だっていつか人間は死にますから。必ずお別れは迎えにきます。
かけがえのない偶然の出会いは儚く脆い
たくさんの出会いがあります。
うきうきする出会い、うんざりする出会い、ずっと続いていて欲しい出会い、腐れ縁につながる出会い、どうでもいい出会い、出会わなければ良かったと思う出会い、、、
どんな出会いであれ、この世に1つしかないかけがえのない出会いです。
でもだからと言って、すべての出会いひとつひとつを大切にできる人なんて神か仏くらいのもんです。
かけがえのない出会いだけど、なんの気なしにササッと捨て去られる出会いが星の数ほどある。
それだけ儚くて脆いもの。
出会いと別れは一瞬の刹那の出来事
長野県でみた満開の桜と、同日に埼玉県でみた新緑の桜をみて感じたこと。
それは、宇宙規模で見れば人と人が出会って別れる時間なんて桜が咲いて散るのと同じくらい一瞬の出来事なんだな、ということ。
出会いに理屈をくっつけてコネコネしているヒマなどないのです。一瞬で目の前を過ぎ去っていくもの。
その刹那の瞬間を捉えるためには、一瞬で決断するしかありません。
というか、出会ったお互いが、直感でほぼ無意識に選んだものしか「関係」として残っていないのです。
まとめ
人は誰かと出会い、別れるまで傷つけ合ったり喜び合ったりしながら、なんとか生きていきます。
そうやって生まれた関係の中で、自分が持っている「生きる目的」を見いだしていくのが人間という生き物。
結局、人との偶然の出会いの中にしか、大切なことを見いだすことはできないのです。
直感で選んだ出会いと、そこから生まれた関係をかみしめながら生きよう。
それでは。
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