今度小学校4年生になる長男が、少し誇らしげに「登校班の班長になった」と私に報告をくれました。なんだか嬉しくなりましたね。
photo credit: notsogoodphotography via photopin cc
子どもに対して、親は色んな心配をします。目の前の状態だけを見て、この子の将来にはアレが足りない、コレが必要なのでは?と気にして、ついつい言葉にして教えたがってしまう。
でも実はそんなの全然必要なくって、子どもは多くを経験する舞台さえあれば勝手に育つものなんだというのが、今回よくわかりました。
スポンサーリンク
子どもに対する親の気持ちは、無意識のうちに膨らんで子どもを圧迫します。
言動・態度・行動すべてにおいて、「こうあって欲しい」「こういう人間になって欲しい」という気持ちを押し付けたがる。無意識を知るというのは本当に大切なことだと思います。
子どもは(きっと)親が好きですから、親が喜んでくれれば頑張るし、親がいい顔しないと分かったことは、たとえやりたいことでも無理矢理抑え込んでしまったりします。そうすると、本来持っているはずの子どもの個性や性質を無理矢理曲げることになりかねません。
最近思うのは、自分が無意識に子どもに押し付けているものを知り、それらを一回やめて、「なぜ自分は子どもにそうして欲しいのか?」を自問することが大切だ、ということです。
深く考えはじめると、本当に伝えたいこととか、こんな人になって欲しいという気持ちは、ちょっとずつ凝縮されてシンプルなものになっていくハズです。
そして、伝えたいことが見えてきたら、それを言葉で教えるのではなく、言動・態度・行動が自然とそっちの方に向かうような「仕組み」とか「最低限のルール」を作ることが必要です。説教では伝わらない。
私はまだ大切なこと、伝えたいことは何なのかを深く考えているところで、まだまだこれからですが、思考を凝縮してシンプルにしていく作業を少しずつやっていこうと思っています。
長男の話に戻りますが、「登校班の班長なんてただ面倒なだけだ」とやってもいないのに切り捨てるのではなく、ちょっとやってみるか!という気持ちになっていることだけで素晴らしいことです。そこでまた何かを経験して子どもは成長するんだと思います。
それを「そうやるべきだ!」「がんばれ!」と無理にやらせるのではなく、自発的に自然と良い方向に成長できる仕組みが、やはり必要なんだと思います。
あなたの人生の文字盤が見つかることを願っています。
それでは!