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最近、ランニングにはまり始めている大野です。どうも。
ランニングをするときの私のコース選びは大抵、「行きは登り坂、帰りは下り坂」の行って折り返して戻ってくるという往復コースにします。
なぜかというと(これは性格の問題かもしれないけど)単純に「前半がんばって」「後半ラクしたい」から。
その日は行きは「登り坂で向かい風」「帰りは下り坂で追い風」だったから、余計に分かりやすかったのかもしれないんだけど、先日の休みにいつものようなコースを選択してランニングをしているときにふとこんなことを思った。
「ん?なんかこれって、人生に重ねることができるんじゃないかな…..」と。
(人生悟るほど極めちゃいませんけどね…まあいいじゃないか。笑)
人生をトータルで考えると、良いことも悪いことも、楽しいことも悲しいことも同じくらいで、きっとつじつまが合うようになっているんじゃないかと思う時があります。きっと人生はそういう風にうまくできているんだと。
登り坂の時もあれば、平坦な道もあり、ラクラク走れる下り坂のときもある。
そこで、ランニングを通じて、生意気にも人生について考えてみました。
ランニングの時、最近は「今は登り坂でキツいところだ」とか、「ここは平坦な道、自分の本当の実力が試されるところ」とか、「下り坂だ!スピードだせるぞ!」みたいなことを考えたりしながら走ったりします。
自分の今走っている道がどんな道かをしっかり意識して、自分のコンディションを確認し、自分のカラダと対話しながら前に進んでいく。
これを人生に置き換えてみると、自分の実力やコンディションを冷静に捉え、今生きている状況や環境を良く分析することで、自分ががんばるべきタイミングや、勢いに乗って大きく羽ばたくタイミングが見えてくるんじゃないかと思いました。
力を蓄える時期を意識できるから、チャンスを掴むタイミングがわかるんだと。
でも自分の力をよく理解し、力を入れるべき・抜くべきタイミングや羽ばたくタイミングを常に意識しながら走ることは、なかなか難しい。
これは経験のなせる深みのある技であり、若造の私にはまだまだうまくできる自信がありません。
そこで思うのは、だからこそ「最初は登るんだ」ということ。
何にもわからない若造の時期は必死にがんばった方がいいんです。
自分の能力を常に把握しながら、がんばっている自分を自覚しながら。
そうすれば、いつか道が平坦になった時に「道の状態が変わった」ということがわかるし、自分の実力がどれほどなのかも自覚しやすい。
平坦は平坦でキツいのかもしれない。「登り坂だから」なんて言い訳ができないし、スピードや体力が自覚しやすく自分の実力が顕著に表れるから。
でも「まだまだ力が足りない」と思えれば、「登り坂」にコース変更すればいいのです。
いつかきっと「下り坂」になる。
そう思えればそのときまでがんばることもできる気がします。そして「下り坂」を感じることができれば、惰性で下ってラクをするのか、それとも勢いに乗ってさらに加速するのか、選択することができます。
その時の自分の能力とコンディションと、「下り坂」の角度と距離を見極められれば、「どうするか?」は自ら選択すればいいんです。
私には、そんな生き方が合っているような気がします。
急に山のてっぺんに連れて行かれて、自分の実力も道の状態も把握できないまま、「はいどうぞ!下り坂ですよー走ってください!」みたいになったら、身も心もボロボロになってしまうかもしれない…..笑
(まあ、そんな経験もトータルで見れば一つの学びなのかもしれないけど)
きっと、人生はそんなに甘くないので、望んでもいないのに急に下り坂になったりするのかもしれない。
日々、ずーっと先にある自分の行きたい場所を見据えて、足元を見つめる作業が必要なのだと思いました。
それでは。
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