先日、子どもが通っている空手教室を見学したときに空手の先生がしていた子育ての話がとても印象的でした。
photo credit: kaibara87 via photopin cc
要約するとこういうようなことをおっしゃっていたと思います。
しつけと思って子供に注意するようなことは、大抵親である自分もできていないことが多い。子供は、親が乗り越えられなかった過去の試練がなんだったのかを教えてくれる先生でもあるのだ。
これは、まさに常日頃子どもと接している時に思うことです。
子どもに注意するとき、ほとんどが自分ができていないことが多い。
先生の言葉を自分なりに考えてみると、自分ができていないこと、つまりこれまで生きてきた中で乗り越えられなかった試練を「無意識に意識」していて、そんなできない自分を見ているようでついつい正そうとするのだ、という風に思います。
そしてこのことに気づいてからが大事なんだと思います。
成長を妨げるのは過去の自分
今の自分を形づくっているものは、過去の自分に他なりません。
刷り込まれた偏見、社会にうまく順応するために作り出したキャラクター、習慣やクセ、などなど。
今思うと、そんな過去の選択に納得がいかなかったことがたくさんあるはず。
そして、その過去の納得のいかない選択を忘れている、思い出そうとしていないだけです。
過去の自分に気づかないうちに囚われてしまい、前に進めない・成長できないなんて、私は嫌です。
子どもが教えてくれた、「これまで乗り越えられなかった試練」と向き合い、今一度その試練に挑戦してみよう。素直にそう思えれば、子育てを通じて自分も成長していけるんでしょうね。
前々から、子育ては自分のできないことを映し出す鏡みたいだと思っていましたが、今回改めて考えさせられ、深めることができました。空手の先生に感謝です。
そして、親と子、お互いが成長できる「子育て」ってやっぱり素晴らしいものだなって改めて思います。
子育てスパイラルアップ法(勝手に命名)について、これからもアンテナを張りながら書いていきたいと思っています。
また、よかったら子どもをしつけるときの皆さんの経験談などあれば教えてください。
よろしくお願いします。
ちなみにですが、過去の自分に無意識に囚われていることが現在の悩みにつながっている、ということについて書いた記事。
心屋仁之助さんの「心を溶かす」心理カウンセリング術について考える。 | SimpleeeLife
今回の記事と直接は関係ありませんが、過去の自分を深く知ることが、前向きに生きることのヒントになるという意味では関わりがあると思います。合わせて読んでみてください。
それでは。
ads