この前久々にドラマを見た。確か「最高の離婚」とかいうドラマ。
最高の離婚 – フジテレビ
photo credit: Alex E. Proimos via photopin cc
離婚するんだかしないんだか分らないような奇妙な関係の男女が、電車の中で浮気相手?と乗り合わせて話し合いをするという変なドラマだった。瑛太とか真木よう子とかが出てるやつ。
まあなんでもいいんだけど笑、その中で瑛太の奥さんだか恋人役の人が、「あなたの描いた理想と、私の描いた理想は違う。だから再婚はできない。」みたいなことを言っていた。
私が推測するに、この女性は本当に大切なことがなんなのかをまだよく分かっていないのではないかと思う。
スポンサードリンク
若いころ(今もまだ若いけどね!)は、結婚とはそういう理想を語り合って、重なり合ったからこそするものであり、そんな2人が一緒になるのだから、理想にいとも簡単にたどり着けるものだ、と思っていた気がする。
だけど理想と現実は違う、とは言わない。だって夫婦が未熟な状態でそのとき描いた理想というのは、まだまだ未熟なものであり、本物の理想というものを知らない状態で「こうなりたいよね」くらいの気持ちで描いていた可能性が高いからだ。
夫婦が生活を共にし、お互いを良く知り、その過程で自分の内面を知って深めていく関係。子どもができて、またさらに自分のことを思い知らされ、子どもとともに成長していく夫婦。
そしてだんだんと、なぜ一緒にいるのかという当たり前のことを忘れそうになったときに、また新しい形で生まれる懐かしくも新鮮な感情。
その「本当に大切なこと」が分ったときに、理想は「本物の理想」に一歩近づくのだと私は思う。
本当の理想というのは、夫婦がすべての感情を時間の中で重ね合わせながら、乗り越えた先に見えるものではないか、と思うのだ。
ミスチルの「pieces」という歌の中にこんな歌詞がある。
失くしたピースは見つからないけど それでもパズルを続けよう
全部埋まらないのは分かってる それでいい
その空白はね これから僕らが 夢を描くための余白
いつか描いたやつより 本物にしよう
ピースが足りないと嘆くのではなく、そこに新しい2人の夢を描いていこうと思ってみる。「本当に大切なこと」を毎日思い出しながら日々を重ねてみる。そうすれば、いつか描いた理想より本物に近づいていくはず。
夫婦が生活を重ね、「本物の理想」を見つけてそこに向かっていくためには、こんな心構えが必要なのではないかと、ドラマを見ていて思った。
補足。
私が離婚しそうなんてことではまったくありませんので、誤解しないように笑。
それでは。