なぜむやみに抗生物質を飲むの?これを読んでもうやめてくれ。

 

抗生物質って風邪に効かないって知ってますか?

逆に、むやみに飲むと身体に悪いことしかない。

 

なぜ抗生物質は風邪に効かないのか?

一般的に言う「風邪」はウィルス感染して体調が悪くなる症状のことです。

ウィルス感染由来の風邪にかかった場合、対処療法(ノドの痛みを抑えたり鼻水を抑えたり熱を下げたり)くらいしかできず、あとは安静にして栄養補給して身体がウィルスを撃退してくれるのを待つしかない。

ところが、「抗生物質は風邪に効く」と勘違いしている人が多く、お医者さんも抗生物質を患者から求められたときに処方してしまうケースが多いようで。

実際のところ、抗生物質は細菌の発育を抑制するための薬で、細菌や微生物の感染に由来した病気には効くけど、風邪には1ミリも効かない

むしろ悪いことしか起きないってことがわかってるんす。 

 

なぜ抗生物質をむやみに飲まない方がいいのか?

理由は3つあります。

1.副作用がある

人によっては、下痢・発疹・肝機能の悪化が発生することがあるようです。

自分の過去の記憶をたどると、整腸剤も一緒に処方されるときがありましたね。

あれってもしかすると抗生物質の副作用を抑えるためだったのかもしれないなぁと思えてきます。

無意味に飲んで副作用が起きるなんてバカみたいですよね。

 

2.いざというときに抗生物質が効かなくなる

体内に住んでいる細菌の中で、抗生物質に耐性を持って生き残る細菌も出てくるそうです。

風邪をひくたびに無意味に抗生物質を飲んでいたり、実際に抗生物質が必要な病気で処方されたときに途中で飲むのをやめたり間引いて飲んだり少なめに飲んだりすると、耐性菌が増えやすい。

これが増えると、本当に細菌・微生物への感染による病気の場合に、本当に悪い細菌をやっつけたいのに、肝心な時に抗生物質が効かない!って恐ろしいことが起こってしまうんです。

耐性菌の影響で、世界では年間70万人が死亡しています。

親から子へ感染する可能性もあって、生まれたばかりの赤ちゃんがお母さんの耐性菌をもらってしまい、細菌・微生物に感染したときに抗生物質が効かなかった事例もあるそうです。

無意味に飲んで肝心な時に効果がなくなるなんてバカみたいですよ。

 

3.腸内細菌の1/3が死ぬ

腸内細菌は重要なビタミンを合成する役割や、悪い細菌やバクテリアが体内に広がるのを防いでくれるなどなど、身体が健康に正常に動くためになくてはならない存在なのですが、抗生物質は細菌をやっつける薬なので、腸内に住んでいるありがたい細菌までやっつけてしまうんです。

2008年の研究では、抗生物質をたった1回飲んだだけで腸内細菌の1/3が死に、半年たっても回復しない、ということがわかりました。

無意味に飲んで大切な腸内細菌を殺すて、バカやん!笑

 

まとめ

風邪には効かない、飲むと副作用がある、耐性菌ができていざというときに効かなくなる、腸内細菌が1/3も死ぬ。

抗生物質が風邪に効くってのは勘違いで、正しく使わないと悪いことしか起きないっす。

無意味に抗生物質を飲むのはやめて、処方されたときは「ちなみになんの細菌に感染してるんでしょうか?」とお医者さんに聞きましょう。

そして、細菌感染じゃなくて、ウィルスによる風邪なら抗生物質は飲まないようにしましょう。

自分を守れるのは自分しかいないし、そのためには知識と勇気が必要です。

それではー!

 

<参考にした記事>

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/amr-omagari

https://www.fnn.jp/posts/00351150HDK

http://www.hakujyuji.com/ab-itu.htm

 

<参考にした本>

最高の体調 ~進化医学のアプローチで、過去最高のコンディションを実現する方法~

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。