こんにちは!
信州上田の大野です。
疑問は、掘れば掘るほど広がっていって終わりがありません。
表面にある知識を掘っていく楽しさがわかり始めた今日この頃です。
今回は、筋トレ時の筋肉痛を解消する方法から始まり、炭水化物ダイエットについて調べていたらわかってきた素晴らしい「食習慣」について。
ビックリな研究結果を発見しましたので紹介します。
言い伝えられている「食事の方法」は、実は理にかなっていた
誰に教えられたのか、どこから得た知識なのか全く覚えてませんが……
ぼくはこれまで、「食事を規則正しい時間に摂ったほうがいいのは、夜遅くに食べることになると体によくないからだ」ということしか知らなかったし、「よく噛んで食べたほうがいいのは、食べ物が細かく砕かれ消化にいいからだ」と信じて、36年間やってきました。
あなたは今までどんな風に認識していましたか?
例えば、もし子どもに「なぜ食事は、規則正しい時間に、よく噛んで食べるほうがいいの?」と聞かれたら、あなたは何て答えますか?
調べていくと、「食事は規則正しい時間によく噛んで食べる」のが良いという言い伝えには、人間が力強く毎日を生きるための大切な知恵がつまっていたということが研究で明らかになっていました。
それでは、「食事は規則正しい時間に、よく噛んで食べる」ことで、なぜ人間が力強く毎日を生きることにつながるのか書いていきます。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです!
規則正しい時間に、よく噛んで食べることで出るホルモン「オレキシン」
炭水化物ダイエットと睡眠の関係について調べていたら、「食事をよく味わいながら規則正しく摂ることは健康に良い」ことを証明―脳のホルモン”オレキシン”神経の活性化で筋肉の代謝が活発に―という生理学研究所のサイトに出会いました。
ここに書かれていることを要約しますと、
規則正しい時間に、よく噛んで味わって食べる。
↓
脳のホルモン「オレキシン」を分泌させるオレキシン神経が活性化する。
↓
オレキシンが出ると、糖が筋肉の代謝に使われ、血糖の上昇を抑制する。
ということです。
同量のカロリーを摂取した場合、規則正しい時間によく噛んで食べなかった場合よりも、規則正しい時間によく噛んで食べるほうが筋肉での糖の利用が活発になり、血糖の上昇を抑えることがわかったそうなのです!
オレキシンが力強く毎日を生きることにつながるのはなぜ?
「食事をよく味わいながら規則正しく摂ることは健康に良い」ことを証明―脳のホルモン”オレキシン”神経の活性化で筋肉の代謝が活発に―には、
オレキシンの分泌は強い動機を伴う行動において活発になります。
したがって、美味しい食事による味覚刺激やそれに対する期待感だけでなく、肉食動物が餌を捕獲する時やスポーツの開始時などにおいてもオレキシンによる筋肉での糖の利用が活性化され、食事によって得たカロリーを効率よく筋肉のエネルギーに変えて、行動のパフォーマンスを高める可能性があります。
美味しいものを食べることはもちろんのこと、美味しいものを見るだけでもいいし、いつもの時間に「もうすぐご飯だ!」と考えることも、オレキシン神経の活性化につながり、体の中にある糖を筋肉に取り込むことが促進されるということ。
「食事は規則正しい時間に、よく噛んで味わいながら食べる。」
そういう良い刺激を受けて取り込んだ糖が、脂肪ではなく筋肉を作ることに積極的に使われるようになるわけです。
通常であれば脂肪になってしまう余分な糖が、筋肉の代謝に使われることで、体に力がみなぎってくるわけですね!
オレキシンは肥満解消にも効く
オレキシン神経が活性化することで、体に良いことは他にもあります。
先ほども書きましたが、余分な糖分が体に取り込まれた場合にも、筋肉に使おうとしてくれるので太りにくくなります。
また、余分な糖分が体内にあるとき、インスリンという物質がすい臓から分泌され血糖値を抑えようとします。
このインスリンは、とりすぎた糖分を分解して脂肪に変えることで血糖値を抑えますが、オレキシン神経が活性化していると通常であれば脂肪に変わる分の糖分を筋肉に変えてくれるため、肥満防止につながる、というわけです。
また、「夜寝る直前にご飯を食べると太る」説も、オレキシンの存在によって説明がつきます。
だから、寝る直前にご飯を食べた場合、体に取り入れた糖は寝ている間に筋肉の代謝には使われず、ほとんどが脂肪になってしまうというわけなのだそうです。
んー……オレキシンはインスリンを使うことなく血糖値を下げてくれるし、糖が脂肪にならないようにもしてくれ、糖を筋肉のために使ってくれるというわけですな。
食事は、オレキシンを出すことを考えながら摂った方が絶対に体にいいですね。
まとめ
筋トレの後になかなか回復しない筋肉痛をどうしたら早く回復させるかを調べていたらこの情報にたどり着いたのですが、「よく噛んで、規則正しく食事をする」ことが、筋肉痛にも効くし、力強く毎日を生きることにつながるんだということがわかりました。
これで、子どもに「なぜ規則正しい時間に、よく噛んで味わいながら食べるのがいいの?」と聞かれたら、ちゃんと答えられますね。
規則正しい時間に、よく噛んで味わいながら食べる習慣は、子どものより良い成長を支えてくれることは間違いありません。
ぼく自身、よく噛んで味わいながら食べるようになってから、体重は2kg減り、筋肉痛も回復に2週間かかっていたのが1週間以内で回復するようになりました。
加えて、筋肉もついてきた気がしています。
昔は科学的な根拠なんてわからなかったはずなのに……
なんで大事なことがわかっていたんですかね?不思議です。
言い伝えられていることにはちゃんと意味があって、その理由が今になって科学的に解明されていっているのが面白いです。
いやー最近調べるのが楽しくて楽しくてハマっています。
知識を掘り下げるのは非常に楽しいですね。
ちなみに、美味しそうなご飯の写真をたくさん挿入したのは、これらを見て「美味しそう!」と脳が良い刺激を受けることが、オレキシン神経を活性化させるのに有効そうだからです。
それにしても美味しそうですよね……何度も見返してしまいます。笑
うーいかん。ラーメン食べたい……
最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではー!