吉方位旅行はプロセスを楽しみながら目的を達成する方法を教えてくれる。

こんにちは!大野です。

先日、人生初の「吉方位旅行」というものに行ってきました。

目的地は、ぼくの住む長野県東御市から西の位置にある石川県金沢市です。

吉方位旅行ってなに?

ところで、三国志に出てくる諸葛亮孔明って人を知っていますか?

時代を予言し、戦ではどんなに不利な状況でも連戦連勝する天才軍師と呼ばれていた、歴史的な人物です。

諸葛亮は「方位学」に精通しており、それを駆使して戦を有利に進めていたと言われています。

中国で大昔から使われていたその方位学を基礎にして、明治時代に日本でつくられたのが「九星気学」。

自分の生まれ持った運勢や気質と、年・月・日・時間によって開運する方位(=吉方位)が決まります。

吉方位に旅行することによって、自分の運を動かしていくことを「吉方位旅行」と言っています。

なぜ吉方位旅行を実践してみようと思ったか?

仲良くさせてもらっている方が気学に詳しくて、話を聞いていたら興味が湧いて来たんです。

で、自分の星や大きな引っ越しがあったタイミングを調べ、その後に何が起きたかを振り返ってみました。

すると、あまり良くないタイミング・方位に引っ越しをしていて、その後に起きたことや自分の人生の運びは確かに良くない感じだったと納得したので、もしかしたら関係があるかもしれないなと思い始めたのがキッカケ。

かといって、それからすごく気にして動いていたワケでもなく、でも引っ越しするときくらいは注意しようかなぁというレベルでした。

で、いま一緒に住んでいるパートナーに気学のことを話したら一緒に面白がってくれたので、じゃあちょっとやってみようか!というノリで、どうせ旅するなら吉方位旅行してみようということで計画しました。

吉方位旅行で大事にすること

はじめての吉方位旅行で大事にしたことがいくつかあります。

本を読んだり、気学に詳しい人から聞いたり、ネットで調べたりして「これは大事にした方がいい」と自分が納得したことなので、参考にしてください。

1.自分の星と重要日と吉方位を確認する

まず、自分の誕生年月日から自分の星・重要日・吉方位を確認します。

九星気学LAB

ネットサーフィンした結果と気学に詳しい人から聞いた情報を合わせると、どうやらこのサイトが信頼性が高いようなので活用させていただいております。

誕生年月日と性別を入力すれば、情報が出力されます。

2.いつもの寝床から100km以上離れた場所に行く

吉方位旅行の基準となるのは自分がいつも寝床としている場所です。

そして、吉方位旅行の効果は、目的地に行く距離と時間・滞在日数によって変わると言われていて、「遠くまで時間をかけて行って、長い間滞在する」のが良いようです。

今回は家から片道300kmのところにある石川県金沢市周辺に宿をとり、車を運転して4,5時間かけてたどり着き、2泊3日滞在しました。

以下は総走行距離。

3.できるだけ地に足をつけて行く

もっとも効果が高まるのは「歩いていく」ことなのですが、さすがにそれは大変なので車で行きました。

車ならそれなりに時間もかかるし地に足をつけて行っているので、電車よりは確実に効果が高いだろうと思っています。

4.「遠い!」と感じる場所に行く

本人が遠くまで来たと思えば思うほど、作用は強く出るようです。

たとえば西日本に住んでいる人は、実は北海道よりも韓国の方が距離的には近いのだけれど、海外である韓国に旅行に行った方が「遠くに来た」という心理作用が働き、効果が大きくなるようです。

大野的には、北陸は「遠い」ですし、その中でも石川県は300km以上運転しないとたどり着けない場所。

「マジ遠い」と感じたので、吉方位旅行にはいい場所です。

5.その土地の温泉に入る

温泉に入ると、その土地のエネルギーを吸収できるので、吉なのだそうです。

2泊3日で3回温泉に入りました。

6.その土地で採れたモノを食べる

温泉と同じだと思いますが、その土地で育てられた、つくられた食べ物を食べると、その土地のエネルギーを吸収できるので吉。

たくさん食べました!

7.旅行前に計画を立てる

「無計画で行き当たりばったりの旅が好きだ!」と豪語するぼくですが、目的がないと適当な旅になってしまい、いまひとつ充実感がないんだよなぁと思っていました。

「旅行前にしっかりと計画を立てること」は吉方位旅行では常識のようです。

それに倣って、行きたい場所をリストアップし、タイムスケジュールを組んで旅に臨みました。

8.夜10時前には宿に入る

夜10時には宿にいた方がいいみたいなので、そういうスケジュールを立てました。

9.ムリをしない

「プロセスを楽しむこと」が大事なようです。

行きたい場所がたくさんあったのですが、無理に予定をつめこむと楽しくなくなってしまう気がしたので、トラブルがあっても心の余裕が保てそうなスケジュールを組みました。

「一番大事なのは吉方位旅行をすること」という軸があると、心の余裕を優先することができていいです。

10.確実に自信をもって「いい」と言える地で宿泊する

九星気学にも流派があるようで、新暦で見る人もいれば旧暦で見る人もいたり、北を「真北」で取る人もいれば「磁北」で取る人もいたり。

ネットで調べていたら吉方位も流派によって少し違うことに気づきました。

なので、自分が「これなら信じられる!」と自信持てた情報を元に、寝る場所を決めました。

5/8は流派によっては北西も吉方位だったのですが、九星気学LABの吉方位は西だけだったので、そちらを信じて2泊目も金沢市周辺に決めました。

(本当は2泊目は輪島あたりに泊まろうと思っていました)

11.象意を見つける

そのタイミングでその方向にある星によって異なる「象意」というものが存在します。

象意(しょうい)について

「その方向に行くと、こういうことが起こるよ」みたいなことのようです。

たとえば一白水星であれば、流転する・悩み・濡れる・海・考える・眠る・親愛など。

一白水星(北)の象意

象意を知らずに海に向かっていたことや温泉に入ろうと思っていたこと、疲れて早くに眠ってしまったことや途中で雨が降ってきたことさえも「象意が出た!」と楽しくなってしまいました。

こじつけかもしれませんが、目の前で起こったことすべてを楽しむことができたら最高の旅ですよね。

吉方位旅行を実践してみてわかったこと

実際に2泊3日の吉方位旅行を実行してみてわかったことがあります。

それは、「よくわからない目的設定をするとうまくいく」ということ。

これは人生の教訓にもなり得ると思いました。

「目的設定通りである」という自信が大事

今回の吉方位旅行の目的は、「吉方位旅行をする」でした。

開運したいとか、何か教訓を得たいとか、目先の利益についての目的設定はせず。

とにかく、吉方位旅行になっていればいいやと思って計画・実行しました。

冷静になって考えてみると理解不能な目的設定でしたが、そうするとたいていのことが起きても目的の中にいることになります。

結果、とても気持ちの良い時間を過ごすことができました。

たとえば初日に「那谷寺」というところに行ったのですが、普段なら那谷寺の見どころを入念に調べて、得られるであろうことを思い描いて、いざ!と向かいます。

事前に「行く意味」設定するので、そこに行くことが目的になってしまうのですが、吉方位旅行が目的の場合は「ついでに行った」ということになります。

すると、たまたま吉方位にあった場所に行ったら、お寺の中に神社があって不思議に思って、そこから「神仏習合」という言葉に出会って日本の宗教の歴史を学ぶキッカケができたり、

長野市の善光寺で祀られている阿弥陀如来と上田市の北向観音に祀られている千手観音、その両方が那谷寺にいて、ますます善光寺と北向観音の両参りに意味を見い出してしまったり。

起こること、出会うこと、知ることにワクワクしている自分がいました。

行く意味から導き出した小さな目的設定よりも、理解不能な大枠の目的設定の方がプロセスを楽しむことができます。

人生も同じで、「目先の利益ではない意味不明な目的を設定することが、その道中を楽しむ極意」なのだとわかりました。

計画通り行かなくても心に余裕がある

普段は無計画なぼくですが、吉方位旅行では計画を立てた方がいいということなのでそうしました。

で、那谷寺に向かう途中、グーグルマップがおかしくて目的地とは違う温泉地にある神社に到着してしまいました。

普段のぼくならグーグルマップを責めるところですがw、自然と「気持ちよさそうな場所だし、ここで寄り道していこう」という気持ちになったのです。

「たとえトラブルが発生し計画通りにいかなくなったとしても、それは起こるべくして起こったことだ」

と受け止められる心の余裕がありました。

「何が起こっても、目的である吉方位旅行はできている」

何をしていても、何が起こっても、大きな目的の中にいる自信があったからでしょうか。

結果として、寄り道をしても計画通りにすべてがうまくいきました。

些細なトラブルに感情的にならなくて済んだから、楽しめたうえに計画通りに事が運んだのです。

信じたことに力が宿る

「吉方位旅行、絶対にいいことしかない」

と理屈抜きで信じていました。

なので、起こったことすべてに意味があると思っていたし、それらはすべて必要だから起こっているのだと理解していたんです。

もうポジティブにしかなれない。笑

「これなら間違いない」「心から信じることができる」

そう思えるコトやモノや人のために力を注げば、うまくいくんだとわかりました。

あらためて吉方位旅行とは?

気学やら吉方位旅行についていかがわしいと思う人がいるかもしれませんが、結構理論的なものだった、というのが素直な感想です。

気学や吉方位旅行は、

目の前で起こることをポジティブにとらえる

プロセスを心から楽しむ

その方法を教えてくれました。

やりたいことがあっても、それを達成するプロセスに苦しみ、嫌になり、やめたくなることもあると思います。

でも、起こることをポジティブにとらえ、むしろそのプロセスを楽しむことを目的化することができちゃったら、楽しみながら達成感も味わえます。

吉方位旅行は人生を超楽しくする方法を教えてくれました。

まとめ

すべては自分の捉え方次第で、その捉え方によって世界の見え方が人それぞれ違います。

気学や吉方位旅行というのは、ポジティブに生きるための術です。

なので、あなたが「気学?吉方位?いかがわしいな」と思えば実践してもいい結果は生まれないですし、「面白そうだし信じられる」「信じてみよう」と思えば実践してみると面白いし得るものがあるはず。

なので、興味を持った人にしかオススメしません^ ^

<参考にした本>

気学の基本的なことはこの本を読めばなんとなくわかります。

<参考にしたサイト>

本を買わなくても、ネットでたくさん調べれば大枠はわかると思います。

https://31siori.jp/kitihoui-ryokou-kaiun/#i-13

http://ninestarlab.com/

https://panacee.tesomi.com/houi-list

これ以外にも情報はたくさんあるので、自分が「ここは信頼できそう」と思うサイトを探すのがベストです。

それではまたー!

ABOUTこの記事をかいた人

1980.1.1 東京生まれ YouTubeチャンネル『シンプリィライフ』では、本を参考にしながら無意識の思い込みから自由になる方法をアニメーションで解説しています。本業は古本買取サービス「バリューブックス」のSEOマーケティング担当。