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コトバヤというお店があります。
コトバヤの店主は、高橋さとみさんという人です。
行くたびに、「ここはいいお店だなぁ」と、思うんです。
お店自体が店主の人柄そのもののようだなと感じたり、店主を感じさせないような雰囲気のときもある、不思議な空間。
つい、コトバヤにきてしまうときがある
ぼくは落ち込んだり辛くなったりするとコトバヤに来てしまいます。
人間関係がうまくいかないとき、気持ちよく仕事ができないとき、ついここに来てしまう。
ひとり掛けのソファに座って、本に囲まれてコーヒーやスイーツで気持ちを落ち着かせて、店主が忙しくなさそうなときに最近の出来事や感じたことなどを話したりする。
自分の中から出したい言葉が話の流れの中で出せないときもあれば、その話をしに来たんだ!と言わんばかりに強引にのっけから話して不自然な感じになるときもあったり。
で、そういうぼくの言葉を、ただ普通に普通のことにしてくれて、結局普通のことになって、ただただ普通に話をする。
時間がなかったり、お客さんがいっぱいきて、話が途中な感じで終わって帰ることもあるけれど。
それでもコトバヤを出るときはいつも、心が軽くなり、「明日からまた自然体でがんばろう」と思う自分になっているんです。
コトバヤにはウソがない
ずいぶん前に「学生時代も、サラリーマン時代も、結婚生活も。これまで自分は自分から逃げてきた。それが辛かった。」という話を店主のさとみさんにしたことがありました。
そのとき、ぼくの心が忘れてしまっていた大きな悲しみを、ぼくよりもわかってくれて悲しんでくれた気がして、おかげで、忘れていた大事なことを思い出し、過去と同じような辛い道に進もうとしている自分を察知することができたことがあります。
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「コトバヤにはウソがないなぁ」と行くたびに思います。
普通の自分でいられるから、とても居心地がいいんです。
コトバヤ内、タカハシハンコ店
そんなコトバヤのなかにある『タカハシハンコ店』。
ケシゴムで作る「ケシゴムハンコ」の受注生産をしているんです。
ひとつひとつ、時間をかけて、丁寧にこだわってつくってくれる。
ハンコにしたい写真を持って行って、料金をお支払いすると、店主の納得がいくまでじっくり時間をかけて作った、世界にたった一つしかないケシゴムハンコが生まれます。(気長に待つというスタンスを忘れないでください)
ちなみに、この写真から、
大野 晃義さんの投稿 2017年4月19日水曜日
こうなりました。
インクを乗せて紙に押すと、さらに素敵。
言葉と文字も、味が出ていい感じ。
大野 晃義さんの投稿 2017年10月8日日曜日
インクが乗らない凹の部分の模様にもこだわって削っている。
細部にも気持ちが入っていて、ハンコ全体が生き生きとしてみえます。
ケシゴムハンコのワークショップ
2018年の5月くらいだったかな?ケシゴムハンコのワークショップがあったので、チャレンジしてみました。
簡単そうに見えて難しい、時間を忘れて没頭できる、とても楽しい作業でした。
タカハシサトミ初の個展「大・ハンコ展」開催中
2019年3月20日~31日の期間、個展が開催されました。
その場でケシゴムハンコをつくってくれたり、自分でケシゴムハンコをつくってみるワークショップがあったり、製作受付もしているようです。
世界にたった一つの、思わず自慢したくなるケシゴムハンコを手に入れたい方は、直接お店を訪ねてみましょう。
それではー!