良い会社づくりのための本ですが、恋人や結婚相手との最高のパートナーシップを結ぶためにも有効でした。
この本には、会社がエンパワーメントの力によって目覚め、社員ひとりひとりが「自分の人生を自分の手に取り戻していく」流れが書かれています。
それは、恋人や結婚相手といった「人生のパートナー」と出会い、幸せに過ごしていくための道のりに似ていると感じました。
それではまいりましょう。
恋人・結婚相手と正確な情報を共有する
社員が自律して考え行動するために、持っている力を最大限発揮するために、会社と社員との信頼関係を結ぶことが大切だと書かれています。
そしてそのためには、「社長が意思決定するときに使用するような情報を、タイムリーに全社員と共有する」ことだと。
これって、恋人や結婚相手との関係にも当てはまるのではないでしょうか?
たとえば、、、
・過去の恋愛体験を聞いても、はぐらかされる
・現在の人間関係ややっていることを聞くと、あいまいに答える
・親のことを聞いたり、結婚に対する考え方を聞くと不機嫌になる
自分がされたらどう思う?
「なんか…大事なことはちゃんと話をしてくれないんだなぁ…」と思う人を信じることはできるでしょうかね?
ぼくはできない気がします。
自分がされたくないことは、相手にもしてはいけませんよね。
どんなに言いにくいことでも、そのままの自分でいることを恐れず、相手に合った自分になろうとするのではなく、そのままの自分でいることが、信頼関係を結ぶ第一歩ではないかと。
オープンになり、自分をさらけ出し、その上で嫌われるのであれば、それはその人と合わなかったというだけのことだと考えましょう。
正直に素直になるということには、たとえば「答えないということは、家庭に問題があるのかもしれない…」などという、ありもしない余計な解釈をさせない効果もあります。
さらに、お互いのこれまでの失敗という情報を共有したり、喧嘩をしてしまったときもそこから学び、これからの関係性に活かすことができたなら、最高ですよね。
とにかく、聞かれたことは正直に答えればいいし、聞かれなくても大切だと思う情報は自分から積極的に伝えることが大切です。
恋人・結婚相手との境界線を明確にする
会社として、説得力のあるビジョンを設定すること、目標や個々の役割を明確にすること、行動の根底にある価値観を共有し、「境界線を明確にする」ことが大切であると書かれています。
これも恋人や結婚相手との関係に当てはまりそうですね。
将来どんな関係でいたいのか?そのために自分がやるべきことは何で、どんなことを大切にしながら行動したほうがよいのか?
じっくり話し合い、ルールを決めて、その枠組みのなかでならば相手が自由に行動することを認める。
イメージや価値観を共有できれば、なぜ一緒にいるのかが明確になり、役割が明確になり、より信頼関係が強くなっていきます。
恋人・結婚相手と自立・自律を支援し励まし合うチームになる
情報を共有して自分をさらけだし、将来像を共有してルールを決めて境界線を明確にしたら、管理されることなく自分たちで考え行動していく自律したチームになっていくことを目指します。
常にチームメイトとのより良い関係性づくりを意識して学び、チームメイト同士が、互いに自律できるように支援し合う。
そして、困難に遭遇することを覚悟しておくことが大事だと書かれていました。
これまた恋人や結婚相手との関係に活かせます。
喧嘩をしようが、外で嫌なことがあろうが、すべてふたりの関係性をより良くしていくための学びや教訓に変えてしまいましょう。
依存し合う関係ではなく、お互いが自立・自律しながら生きていけるように、支援したり励ましあったりする関係でいようとしましょう。
ふたりで生きて行く過程には、体の健康のことであったり、お金や生活のことであったり、気持ち・精神的なことであったりと、、困難な出来事は必ずある、という覚悟をしておきましょう。
最高のペアチームをつくろうとすることが、恋人や結婚相手との理想の関係、理想の将来像へと向かう原動力になるでしょう。
まとめ
1.自分をさらけだし(正確な情報の共有)
2.お互いの理想的な将来像を共有し境界線を明確にし
3.自立・自律を支援し励まし合うチームになる(セルフマネージメント・チームになる)
この順番でやっていけば、会社の仕事も結婚も大丈夫ですね。笑
とにかくまず、相手のことを好きになることができれば、自然と自分で考え行動しはじめるのではないかと思います。
会社でも結婚でも、良い関係性をつくろうとすること、失敗から学び、より良くしようと行動することが大切なんですね。
それではー!