【本】「五体不満足」で明るく生きているんだから「すごいじゃん!」という差別

 
乙武さんは有名人なので名前は知っていますが、ぼくはどんな人かよく知りませんでした。
この本、いろいろと騒動がある前に買ったのですが積ん読していたので読んでみた。
 

五体不満足

五体不満足

  • 作者:乙武 洋匡
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 1998-10-16

 

騒動がありどんな人なのか気になったのです。
何が正しいのかよく分からない状態になってしまったネット記事よりかは、本人の過去の本を読んだ方が本当の姿がわかるかと思いまして。
 
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結論

 
ぼく的にざっくりまとめると、、、

 

・ポジティブで無鉄砲な両親
・「生きる力」と「乙武にしかできないこと」を教えてくれた先生たち
・一緒にバカをやった友達

に教えられ、支えられて成長してきた人。

 

そして自分を大切にしながら、「乙武にしかできないこと=障害を持った人間にしかできないこと」を、明るく楽しくやりながら多くの人々に影響を与えながら生きている人。

 

彼は、「他人を認める心の原点は、自分を大切にすることだ」といい、「自分を最も大切にしながら、周りの人にどれだけ優しく生きられるのか?」をテーマに生きている人だとわかりました。
 
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感じたこと

 
今回は本の内容にはあまり触れずに、読んでいて感じたことだけを書きます。

 

ぼくは今回の騒動を見て、「五体不満足で生まれてきて、こんなに明るく生きているだけですごいんだし、そんなに叩かなくてもいいんじゃない?」と正直思ったんです。

 

でも、それは「差別」なんじゃないかとこの本を読みながら考えました。

 

ぼくはとても小さい人間で、人と違う人を見ると、心の中で必ず「普通にしなくちゃいけない」と思ってしまう人間です。何かを感じさせたら相手が「かわいそうだ」と思っている、普通にできない人間なんだとわかりました。

 

でも、この本に出てくる乙武さんを支えてきた両親や先生や友達は、その違いを丸ごと受け入れて、その人のためにどんな行動をすれば良いかを常に考えている。それは、「目の前に困っている人がいるんだから助けるのは当然だ」という「健全な」意識が働いているだけで、差別的ではない清々しさがつめこまれている態度だったのだろうと、彼の文章から読み取れる。

 

素敵な方々に支えられて、今の乙武さんがいるんだなぁ、、、と。

 

 

乙武さんが今回したことが「良い」とか「悪い」とか言うつもりはありません。
ただ、「五体不満足」だから明るく生きているだけですごいんだよ、とすべてを肯定するのは違うなあと。

 

逆に、騒動があったからといって、すべてが否定されるのもおかしい。
彼はその存在と生き方で、世の中に多くのポジティブな気づきと行動を与えたということは、忘れてはいけないハズ。

 

一つの事実によって、その人の全てを決めてはいけない

 

んじゃないか?
ということが本を読んで感じたことです。
 

五体不満足

五体不満足

  • 作者:乙武 洋匡
  • 出版社:講談社
  • 発売日: 1998-10-16

 

 

まとめ

 
この本は、「自分はどうやって生きていくか?」「自分にしかできないことは何か?」を考えるためにとても参考になります。感情的になって大切なものが見えなくなるのはもったいないなと思った次第です。

 

と同時に、今回の騒動を踏まえて「何を言うか?」ではなく「誰が言うか?」で伝わり方が全く変わってしまうんだと言うこともよくわかりました。その人のイメージ次第で、良いこと言っても伝わらないことがあるんだなと。

 

 

「自分はどう生きていくか?」を考えたい人と、「乙武って色々あったけど本当はどんな人なの?」についてメディアに振り回されていない情報を知りたい人にオススメ。なので、555円でお譲りします。送料込みなので実質300円程度。

 

ぼくは「なぜ乙武さんは「明るく生きる力」を持っているのか?」という問いを立てて読みました。その時に気になった箇所にマーカーと付箋が付いています。そこだけ読めば、明るく生きる力の秘密がわかりますよ。
 
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良い読書を!
それではー!

 

ABOUTこの記事をかいた人

東京都北区出身。 これまでの経験と読書遍歴を活かして、現在は動画制作・コミュニティー運営・速読読書会開催・YouTubeチャンネル運営・オンライン講座を通じて、人が自らの才能を発揮し自由に生きるためのサポートをしています。